デザフェス、コミケ、コミティアといったイベントあるあるのひとつとして「ブース内に複数の人がいると、誰が作者で誰が売り子か分からない」ことがしばしば。

 そんな悩みを一発で解決してくれるアイテムがツイッターで話題。投稿された動画には、首から下げたタグ型のネックレスに、「作者」と「売り子」の文字が虹色に煌々と輝く様子が映っています。その名も「ゲーミングタグ」。 

 作品を作ったのは、電子工作×アクセサリーをテーマに、光る装飾品や雑貨といったものづくりをしている夫婦ユニット「すいラボ」さん。

 元々は昨年11月に開催された「デザインフェスタ56」にて新作として販売したもので、今回新たに制作した4種類のタグのうちの2つがこの「作者」「売り子」のタグです。

ゲーミングタグ

 光るアクセサリーを作る上で「自分の気持ちだったり、状態だったりを、文字として光らせたらとても強いアピールになるのではないか」と考えたことが、そもそものコンセプトであったゲーミングタグ。

 普段用として身に付けるよりも、イベント等でアピールすることで使われるケースが多いだろうという仮説や、自身もイベント出展時に、お客さんが売り子と作者を間違えるケースに何度か遭遇したという実体験から、今作のアイデアを閃いたとのこと。

 このゲーミングタグは本体と文字盤が別々になっており、取り換えによる表示文字の変更が可能。プレートに磁石が内蔵されているので、交換も容易で、パチンとくっつく装着時の気持ち良さは、すいラボさんが特に工夫したと語るポイントです。

文字盤は全8種類

 「売り子」「作者」のほか、プログラマーにはお馴染みの「HELLO WORLD」や「充電中」「パワー!」「ERROR」など、文字盤は全8種類。

 販売価格はイベント限定価格で本体(タグ1枚付き)5500円(税込み)、文字盤1枚1500円(税込み)。5月20日、21日に開催される「デザインフェスタ57」や7月22日、23日に開催される「博物ふぇすてぃばる2023」にて販売されます。

 また、通販サイト「BASE」でも販売を行っていましたが、現在は完売中。後日、期間を設けて受注販売を行う予定であるとのこと。詳細は改めて「すいラボ」ツイッターアカウントでアナウンスを行うそうです。

<記事化協力>
すいラボ デザインフェスタ57(F-288 西1F)さん(@suilab_mochi

(山口弘剛)