アニメ「バーテンダー 神のグラス」の世界観がコンセプトの「BARTENDER’S BAR HIBIYA」が、東京ミッドタウン日比谷に出現。5月30日~6月5日の期間限定でオープンしています。
オープン直前にはオープニングイベントが開催。ヒロインの来島美和役を演じる声優の南條愛乃さんが登壇し、カクテルトークに花を咲かせました。
アニメ「バーテンダー 神のグラス」は、城アラキさんが原作。「神のグラス」を作ると言われる天才バーテンダーの佐々倉溜が主人公で、バーに訪れる客や彼を取り巻く個性豊かな人物たちの人間ドラマが描かれています。現在、テレビ東京系列で毎週水曜日の24時に放送中です。
バーの外観は木製のおしゃれで落ち着くデザイン。入り口の前にはメニュー表が置かれています。今回のバーではアニメに登場した「アレキサンダー」や「ブラッディシーザー」などのカクテルが飲める他、「マティーニ」や「モヒート」などのスタンダードなカクテルもラインナップ。
「おつまみオリーブの盛り合わせ」や「ドライフルーツ盛り合わせ」などのフードメニューもあり、それぞれすべて税込500円で味わうことができます。
■ 佐々倉溜がオススメのカクテルを選んでくれる「あなたのカクテル診断」公開
オープニングイベントでは最初に、サントリー株式会社HOSグローバル推進部課長の吉井千晴さんが登壇。「BARTENDER’S BAR HIBIYA」の概要を説明します。
「BARTENDER’S BAR HIBIYA」では普段バーに行かない人も気軽に楽しめるように、イベントサイトで作品の主人公である佐々倉溜がその時の気持ちやシチュエーションに合わせてピッタリのカクテルをすすめてくれる「あなたのカクテル診断」というコンテンツを公開。オススメされたカクテルは、もちろん実際に注文することが可能です。
注文したカクテルを作るのは、プロのバーテンダー。アニメの世界に浸りながら本格的なカクテルを楽しめるとのこと。
最後に吉井さんは作品の「お客さまが扉を押して入ってきた時より、出ていかれる時の方がほんの少しだけ幸福になっている」というセリフを引用。一人でも多くの方に、今回のバーが癒やしの時間となることを願っていました。
■ 南條さん「作品がきっかけでバーにハマった」
続いてゲストの南條愛乃さんが登壇。南條さんは来島美和を演じたことがきっかけで、バーに行ってみたそうです。すると行く前は大人の男女がしっとりと飲んでいて敷居が高く「私にはまだ早い」と思っていたのだとか。
しかし、実際に足を運ぶと、バーテンダーの方が気さくに話しかけてくれてお酒も美味しく、落ち着ける場所だということを知り、今ではハマって度々行くようになったそうです。
ここでゲストバーテンダーとして「The Okura Tokyo」の中野賢二さんが登場。「お酒が飲みたくなってきた」と言う南條さんにカクテルを振る舞います。
ちなみに中野さんは、オリジナルカクテル「梅雅」(ウメミヤビ)が「サントリー ザ・カクテルアワード 2023」を受賞するほどの実力派バーテンダーです。
「梅雅」は樽由来のバニラを想わせる芳しい香りと、華やかで重厚な味わいが特徴のサントリー梅酒「山崎蒸溜所貯蔵梅酒」をベースに使用。クレームドカシスやポートワインの豊かな果実味、カルヴァドスのフルーティーな熟成感を楽しめる一杯となっています。
なお「梅雅」はスペシャルカクテルとして、「BARTENDER’S BAR HIBIYA」でも味わえます。オープン初日の5月30日に提供され、次に提供されるのは最終日の6月5日のみ。価格は税込1000円です。
中野さんが作るカクテルが「梅雅」だと知らされると、南條さんは「やった~!」と顔をほころばせます。バーの魅力の1つは作っている過程が見られること。「自分のための一杯を作ってくださっていることが凄く嬉しい」と語ります。
楽しくお酒トークをしているうちに「梅雅」が完成。南條さんはゴクリと一口飲むと、「爽やかな感じと甘みが凄く美味しいです」と絶賛していました。
「BARTENDER’S BAR HIBIYA」では「梅雅」の他にも、もう1種類スペシャルカクテルを用意。それはアニメの8話に登場した「ライオンシティ」というカクテル。価格は「梅雅」と同じく、税込1000円で、5月31日と6月1日のみ提供されます。
最後に南條さんは「バーはハードルが高い」と思っている人にぜひ来店してほしいとコメント。さらに作品に登場するカクテルも楽しめるので、「バーテンダー 神のグラス」のファンの人にも遊びに来てほしいと呼び掛けていました。
「BARTENDER’S BAR HIBIYA」の営業期間は、5月30日~6月5日まで。営業時間は平日が16時~22時、土日は13時~22時までとなっています。
取材協力:サントリー株式会社
(取材・撮影:佐藤圭亮)