
従業員エンゲージメント改革を支援する株式会社U-ZERO(代表取締役社長:三村 真宗、所在地:東京都港区、以下 U-ZERO)は、企業で働く会社員を対象とした調査に加え、日本CHRO協会と共同で、企業の人事部門の社員を対象とした「従業員エンゲージメントに関する調査」を実施しました。
昨今、企業において従業員エンゲージメントの重要性が高まる中、社員の声をどのように経営に活かし、組織全体の風通しを良くしていくかが、多くの企業にとって重要な課題となっています。そこでU-ZEROは、従業員エンゲージメントの実態を明らかにするため、「社員の声」「組織の壁」「フィードバック」の3つの要素にフォーカスし、一般社員および企業の人事部門を対象に調査を実施しました。
【社員の声】「社員の声が経営層に届いていない」-取り組みはあるが、反映や信頼には課題
社員の声の取り入れ状況について聞いたところ、4割の企業が何らかの方法で社員の声を取り入れようとしていることが分かりました。しかし、「社員の声が経営層に届いているか」という問いに対しては、64%が「届いていない」と回答。また、「経営層を信頼している」と答えた人も全体の37%にとどまりました。社員の声を集める仕組みはあるものの、それを経営に反映させたり、経営層への信頼につなげたりする点では、依然として改善の余地があることがうかがえます。
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【組織の壁】 「組織の壁」を感じている人が多く、業務効率も損なわれているが、対策はとられていない
組織の壁を感じている人は全体の67%にのぼり、さらに78%が「業務効率に悪影響を与えている」と回答しました。このことから、組織の壁が大きな課題の一つであることが明らかになりました。しかし、「組織の壁」を解消するための具体的な施策を実施している企業は全体の3割にとどまり、多くの企業が課題を認識しつつも、実際の対策には至っていない現状が分かります。
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【フィードバック】フィードバックが活発だと答えた割合は約半数 フィードバックが活発だと「成長実感率」「働きがい」「心理的安全性」が高まるという結果に
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自分が働く組織におけるフィードバックの状況について聞いたところ、「活発である」と回答した人は全体の47%と、約半数にとどまりました。
さらに、フィードバックが活発な組織とそうでない組織を比較すると、フィードバックが活発な組織では、「自身の成長を実感している」割合が2.1倍、「働きがいがあると感じる」割合が1.9倍、「精神的に安心して働ける」割合が2.0倍と、フィードバックが活発でない組織に比べ、いずれの項目でも高い結果となりました。
また、フィードバックが活発な組織では、人材の定着率や業績成長率が高い傾向にあることに加え、不正や不祥事に気付いた際に社員が声を上げやすいという、不正防止の側面も持ち合わせていることが分かりました。
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【アンケート概要】
サンプル数:314 調査対象:入社して1年以上、社会人経験のある20~50代の男女
調査期間:2024年12月26日~12月27日 調査方法:インターネットリサーチ
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がございます
従業員の声を経営に取り入れる重要性は認識されているものの、実際の反映には課題が残る
一方、一般社員ではなく人事部門を対象にエンゲージメントをテーマに調査を実施しました。その結果、従業員の声を経営に取り入れることの重要性について、「重要だと思う」と回答した人は98%、経営層にもその認識があると回答した割合は86%と高い数字が出ており、人事部門や経営層でも重要性が認識されていることが分かります。しかし、実際に従業員の声を反映できていると答えた人はわずか半数の54%にとどまり、重要性は認識されているものの、実際の反映には課題があることが分かりました。
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フィードバック文化の効果は高く評価されているが、実施状況には改善の余地あり
同様に、フィードバック文化に関する質問を行った結果、エンゲージメント向上に対するフィードバックの効果を「そう思う」と回答した人は96%にのぼり、多くの人事担当者がフィードバック文化を取り入れたいと考えていることが分かりました。しかし、自社でのフィードバック実施状況については、実際に実施していると回答したのはわずか42%にとどまり、実施状況には改善の余地があることが明らかになりました。
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【アンケート概要】
サンプル数:218 調査対象:日本CHRO協会の会員であり、人事担当者、人事責任者
調査期間:2025年1月7日~28日 調査方法:インターネットリサーチ
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がございます
■株式会社U-ZEROについて
株式会社U-ZEROは、「Unhappyな働く人をゼロにする」、「Unengagedな人材をゼロにする」、「Uncertainな未来をゼロにする」ことを目的に、三村真宗が2024年に設立したスタートアップ企業です。企業と組織におけるネガティブな要素をゼロにすることを通じて、すべての働くヒトが幸せでやりがいのあるコーポレートカルチャーへの変革、「従業員エンゲージメント改革」を実現することを使命としています。AIを活用したSaaS型サービスやコンサルティングサービスなど、幅広いソリューションを順次提供予定です。詳細については以下のサイトをご覧ください。
https://www.u-zero.com/