大日本印刷株式会社（本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP）は、特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク（NPO法人 J-Win）が主催する「2025 J-Winダイバーシティ・アワード」＊1の「経営者アワード」と「リーダー・アワード」を受賞しました。
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【2つの個人賞の受賞について】
2008年に始まった「J-Winダイバーシティ・アワード」は、ダイバーシティ＆インクルージョン（多様性と包摂：D&I）に取り組む先進的な企業を表彰することで、日本企業におけるD&I推進を加速することを目的としています。個人賞は、各企業のD&I推進に顕著な貢献をした人を表彰するもので、以下の2種類があり、今回DNPはダブル受賞を果たしました。
○経営者アワード：D&Iを経営戦略として位置づけ、全社に展開し、企業の成長に導いた経営トップを対象とする賞です。
DNPはグループ全体にD&Iを浸透・定着させるため、本社に「ダイバーシティ＆インクルージョン推進室」を設置し、各事業部門・グループ会社の「D&I推進委員会・事務局」と連携して、具体的な活動を加速させています。2020年にはD&I推進のトップコミットメントとして「ダイバーシティ宣言」を発して推進を強化しており、今回こうした取り組みが評価されて、代表取締役社長・北島義斉が本賞を受賞しました。
○リーダー・アワード：女性活躍推進を含むD&I推進において、チャレンジ精神と実行力を発揮して、現状の課題を解決し、新風を巻き起こした個人を対象とする賞です。
今回、ダイバーシティ＆インクルージョン推進室長として長年DNPのD&Iを牽引した根本和子が本賞を受賞しました。2021年には、ダイバーシティ経営の一環で、社員が主体的に参加できる「ダイバーシティウィーク」＊2を立ち上げ、その後、社員が互いの多様性を尊重し、当事者として多様な強みを掛け合わせる組織づくりを目的として、毎年グループを挙げて開催しています。また、社外においてもJ-Winでは豊富なネットワークを築き、得た知見をもとに後進育成の取り組みに積極的に参加。そして印刷工業会のダイバーシティ推進部会（旧女性活躍推進部会）の部会長として、業界全体でのD&I推進にも尽力。本人は今年1月に他界しましたが、こうした実績が高く評価され、今回の受賞に至りました。
■受賞の理由（J-Winより）
○経営者アワード 代表取締役社長 北島義斉
「第三の創業」＊3として多様な人々が共生する社会に新たな価値を提供するためには、D&Iは不可欠というトップメッセージを発信し続けている。常にD&I推進に真摯に向き合い、新たな取り組みを積極的に取り入れ、未来のあたりまえの実現を目指している。D&I推進への強い思いと変革し続ける実行力を評価。
○リーダー・アワード ダイバーシティ＆インクルージョン推進室 室長 根本和子
客観的な根拠に基づいてD&I推進の必要性を説き、経営層との強い連携のもと、グループ全体への浸透と組織全体の意識改革を促進し、同社のD&I推進の発展に寄与した。また、メンターとして、ロールモデルとして、社内外の後輩に仕事を通して成長することの意味を伝え支援してきた。D&I推進における卓越したリーダーシップと情熱を持って取り組んできた姿勢、これまでの多大なる貢献を評価。
【DNPのD＆I推進について】
DNPは、持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らしの実現に向けて、新しい価値の創出に努めており、その重要な基盤である社員に対する「人への投資」を加速しています。そのなかで、一人ひとりのあらゆる違いを尊重し、その違いを強みとして掛け合わせて価値を創出するD&Iを重要な経営戦略の一つと位置づけ、多様な活動を継続的に推進しています。「ダイバーシティ経営中期ビジョン」を掲げ、社員の誰もが意見を言いやすい職場風土をつくり、「対話と協働」を推進して、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える価値を創出しています。
こうしたDNPの取り組みに対する「J-Winダイバーシティ・アワード」の受賞歴は以下の通りです。
○2020年 企業賞「ベーシック部門」 アチーブメント 準大賞
個人賞「リーダー・アワード」 常務取締役 宮間三奈子
○2023年 企業賞 「アドバンス部門」 準大賞
個人賞「リーダー・アワード」 代表取締役副社長 宮健司
○2024年 企業賞 「アドバンス部門」 大賞
＊1 J-Winダイバーシティ・アワードについて → https://j-win5.jp/category/cat11_jwin/
＊2 ダイバーシティウィーク → https://www.dnp.co.jp/news/detail/10160766_1587.html
＊3 第三の創業について：1876年に創業して出版印刷を中心に事業を展開してきたDNPは、戦後の厳しい時代に、印刷技術を応用・発展させて事業領域を拡大する「拡印刷」を推進した時期を「第二の創業」と位置付けている。現在は環境・社会・経済の変化が一層激しく、DNP自身が「より良い未来」をつくり出すため、持続可能なより良い社会・より心豊かな暮らしの実現に向けた価値創出に取り組んでおり、その企業活動を「第三の創業」と位置付けている。
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