三井倉庫ホールディングス株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：古賀 博文、以下、「当社」）は、経済産業省が東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構と共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）」において、「DX注目企業2025」に選定され、5月30日にDX銘柄2025選定企業発表会が執り行われました。
「DX注目企業2025」とは
東京証券取引所に上場している企業が調査対象となり、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業が「DX銘柄2025」として選出されます。DX銘柄の調査対象企業のうち、企業価値貢献部分において注目すべき取り組みを行っている企業が、「DX銘柄2025」に準ずるものとして「DX注目企業2025」として選出されます※¹。
※¹ 経済産業省プレスリリース：「DX銘柄2025」「DX注目企業2025」「DXプラチナ企業2025-2027」を選定しました
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三井倉庫グループ（以下、「当社グループ」）は、2021年に「三井倉庫グループDX戦略」を策定して以来、SCMにおけるデジタル化や見える化を通じて社会価値を創出することを目指し、当社グループ内にとどまらず、異業種も含めた外部企業との共創にも積極的に取り組んでいます。この度の選出は、こうした取り組みの社会的意義や革新性、将来性が評価されたものと捉えています。
【当社グループのDX推進の取り組み例】
１.IoTを導入したヘルスケア・ワンストップ物流サービス
当社グループでは、再生医療等製品を含む医薬品サプライチェーンにおいて、IoTを活用したシステムの導入によって、国内から海外までを包括した、常温・保冷・超低温・極低温(-150℃)までの幅広い温度帯に対応可能な「ワンストップ物流サービス」を提供しています。当該サービスによって、あらゆる原材料・中間体・製品において、求められる温度環境での安全かつ確実な流通を実現しております。また、BCP対策に有効な拠点の提案や凍結品への製造サービスを可能とすることで、様々なニーズに応じた医薬品物流サービスを提供しています。
２.LVLで収集した物流データをSustainaLinkで活用
当社グループは、SCMプラットフォームサービスとしてLogistics Value Link（LVL）を開発し、モノの動きや所在情報をデジタルで蓄積・管理・活用および、情報伝達のデジタル化による業務効率化を支援しています。LVLで収集したデータをもとに、製品単位での物流CO2の排出量算定から排出量削減の提案までの一気通貫のサービスを提供しているSustainaLink（サステナリンク）※²を活用することで、お客さまのサプライチェーンをとりまく課題に対して多角的なソリューションの提供を実現しています。
※² 三井倉庫グループのSustainaLink ウェブサイト
当社グループはこれからもDXを推進し、デジタル物流企業として当社グループのビジョンである「いつもも、いざも、これからも。共創する物流ソリューションパートナー」を実現することを通じて、お客様の事業の発展に貢献してまいります。
