全国にビジネスホテルを展開する東横INN(東横イン)は6月16日、一部の海外宿泊予約サイトを通じた予約に関して、宿泊者に不利益となるトラブルが相次いでいるとして、利用者に注意を呼びかけた。
同社によれば、提携サイトに提供している空室枠が、一部エージェントによってAgodaなどの海外予約サイト上で転売されており、その過程で予約情報の伝達に不備が生じているという。
実際にあったトラブルとして、予約がホテル側に通知されておらず、到着時に部屋の確保がされていなかったというケースや、予約した部屋のタイプや宿泊日が誤って伝達されていたケースなどがあるとしている。
さらに、予約完了からホテル側への通知までに数日かかる場合があり、予約が確認できない問題も報告。
価格面でも問題があり、本来ホテルが設定している金額よりも大幅に高額で販売されていたり、キャンセル不可の条件で販売されているケースもあるとのこと。
東横INNでは、こうした一部海外予約サイト経由の予約について、ホテル側では手続き上、予約の確認・変更・キャンセル対応が行えないと説明。特にクレジットカードによる事前決済が行われている場合でも、ホテルでの処理ができないため、予約内容に関するすべての問い合わせは、利用者自身が予約したサイトを通じて行うよう呼びかけている。
同社は「お客さまにはご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません」と謝罪の意を示しつつ、「何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」と理解を求めている。
<参考・引用>
東横INN「【注意喚起】一部の海外予約サイト(Agoda等)ご利用時のご注意事項」(6月16日発表)