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韓国を代表するブロックチェーン・インフラ企業であるDSRV(代表取締役:キム・ジユン、以下DSRV)は、シンガポールを拠点とするステーブルコイン・プラットフォーム運営企業StraitsX(CEO:テンウェイ・リウ)と、戦略的業務提携(MOU)を締結したと6月2日に発表しました。今回の提携は、単なる技術協力を超え、各国の金融規制に準拠した形での実生活への決済連携、そしてグローバルなリテール決済ネットワークの形成に向けた包括的な協業を目指すものです。
DSRVとStraitsXは、法定通貨に裏付けられたステーブルコインの発行および償還に関する技術を共同で開発するとともに、国境を越えたリテール決済インフラの構築を目指します。また、各国の規制当局との政策整合性を確保しながら、実用的かつ持続可能な決済エコシステムの実現に向けた多角的な連携を進めてまいります。
StraitsXは、シンガポール・ドル(SGD)、米ドル(USD)、インドネシアルピア(IDR)に連動するステーブルコイン(XSGD、XUSD、XIDR)を発行するデジタル決済インフラ企業です。これらのコインは、それぞれの法定通貨と1:1で連動しており、イーサリアムやポリゴンを含む7つのブロックチェーンネットワーク上で運用されています。同社は2020年、シンガポール金融管理局(MAS)の規制サンドボックス制度を通じてXSGDの発行を開始し、その後、MASより主要決済機関(MPI)のライセンスを取得しました。現在はアリペイプラスやグラブ(Grab)との提携を通じて、シンガポール国内および国際的な決済領域において、ステーブルコインを活用したソリューションの拡大を進めています。たとえば、韓国のNAVER Pay、Kakao Pay、Tossなどの主要なキャッシュレス決済アプリを通じて、シンガポールのGrab Pay加盟店での決済が可能となり、その際の清算はStraitsX発行のXSGDで行われます。
StraitsXのテンウェイ・リウCEOは次のように述べています。「今回の提携は、アジアにおけるステーブルコイン決済インフラの発展を加速させるとともに、規制に適合したエコシステムの拡大に向けた重要な第一歩です。DSRVとの協業は、グローバルな決済ソリューションに革新をもたらすものと確信しています。」
DSRVのキム・ジユン代表は、次のようにコメントしました。「単なる技術力だけでなく、規制との整合性を備えたインフラの重要性が高まる中、DSRVは、アジアのステーブルコインエコシステムにおける中核的存在として成長していきます。今後も、規制対応を前提としたインフラ構築に注力し、持続可能なグローバル決済エコシステムの連結点となるべく、協業を一層強化してまいります。」