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日本におけるイノベーションの活性化:RippleがWeb3 Salonと提携し、次世代デジタル資産スタートアップを支援

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一般社団法人Asia Web3 Alliance日本


アジアにおけるブロックチェーン技術の革新を加速させる大きな一歩として、RippleはWeb3 Salonプロジェクトと提携しました。このプロジェクトは、日本貿易振興機構(JETRO)の支援を受け、アジアの有力なWeb3スタートアップの支援体制かつ戦略的推進団体であるAsia Web3 Alliance Japanによって運営されています。

このたび発表された新たな提携は、日本のデジタル資産エコシステムの発展に向けた双方の強い意志・責任ある姿勢を示しています。日本は、優れた技術人材を有し、堅固な規制枠組みが整備されていることから、金融サービスやトークン化資産における取り組みの関心が高まっています。

成長が期待される分野において活躍する起業家や開発者を後押し
パートナーシップの一環として、RippleはXRP Ledger(XRPL)上で開発を行う日本国内のスタートアップ企業を対象に、1プロジェクトあたり最大20万ドル(約3,100万円)の希薄化しない助成金(non-dilutive grant)を提供する方針を明らかにしました。この取り組みは、Rippleが新たに立ち上げたXRPL Japan and Korea Fund(XRPL日本・韓国基金)の一環であり、同社が掲げる10億XRP規模の支援プログラムに基づいて実施されるものです。助成金は今後1年間にわたり提供され、XRPL上で構築されるプロジェクトの中でも、特に分散型金融(DeFi)現実資産のトークン化(RWA)、デジタル決済ソリューションの分野において注力している設立間もないスタートアップが対象となります。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159007/4/159007-4-48f1ae5297fc32a2a9bd71c6f0ed80d7-1600x902.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


助成金の対象者は、将来性のあるビジネス、技術的な先進性、そしてRippleの投資戦略との整合性を基準に選定されます。助成金の提供プロセスはRippleが直接管理し、戦略的なインパクトと持続的な支援を確保します。資金支援に加え、選ばれたスタートアップは、Rippleのグローバルパートナー、専門家、顧客との広範なネットワークにもアクセスできるようになり、成長を後押しする強力なエコシステムの一員となります。助成金の応募資格や詳細については、XRPL Grants公式サイトをご確認ください。
インフラとコミュニティの構築を共に
Rippleが資金面での支援とエコシステムの連携を提供する一方で、Web3 Salonは創業者支援を主導します。具体的には、育成支援やワークショップの開催、創業者が事業を拡大させるためのサポートや市場参入戦略の強化、さらには規制当局や投資家との面会機会の提供など、きめ細やかな支援を展開していきます。
この取り組みは単なる助成金プログラムに留まらず、官民双方の関係者が対話を深めるための協議の場として設計されています。育成支援からオープンなラウンドテーブルまで、多様な形式で意見交換を行い、従来の金融システムと急速に進化するブロックチェーンの世界とのギャップを解消することを目指しています。
躍動の1年:2026年3月までに予定されている4つのイベント
RippleとWeb3 Salonは、認知度の向上と勢いの加速を図るため、現在から2026年3月までに計4回の大規模なコミュニティイベントを共同開催します。これらのイベントでは、注目のスタートアップを紹介するとともに、政策動向を探り、創業者や規制当局、企業リーダーが一堂に会する場を提供します。

イベントのアジェンダは以下の通りです。
- 日本を代表するブロックチェーン人材が集結するするスタートアップピッチコンテスト
- 国内外の業界リーダーによるパネルディスカッションや対話形式のトークセッション
- 投資家とのネットワーキングセッションおよびエコシステム紹介
- トークン化、コンプライアンス、国際展開などをテーマにした教育プログラム

各イベントは、個々のスタートアップの成長のみならず、エコシステム全体の加速を目的として設計されています。

日本のデジタル時代の幕開け

日本は長年にわたり、規制の明確さと消費者保護の面で世界の先進国として知られてきました。しかし、その高度に構築された環境は、新興スタートアップや最先端技術にとっては障壁となることもあります。RippleとWeb3 Salonは協力し合い、こうした障壁を取り除きつつ、複雑ではあるものの将来性豊かな日本のWeb3市場を、スタートアップが円滑に進めるよう支援することを目指しています。

「日本は、Web3やブロックチェーンの導入において最も刺激的であり、同時に挑戦的な市場の一つです」と、Asia Web3 Alliance Japanの代表であるヒンザ・アセフ氏は述べています。「今回のRippleとの提携を通じて、先見性のある起業家たちを支援し、グローバルなイノベーションと日本のテクノロジー分野との橋渡しを強化していきたいと考えています。
また、日本貿易振興機構(JETRO)の支援のもと、より多くのフィンテック系スタートアップとの連携を深め、ブロックチェーン技術を活用して彼らの事業拡大を後押ししていく所存です。」

Rippleの開発者支援部門であるRippleXのシニアディレクター、Christina Chan氏は次のように語っています。「Rippleは、Web3 Salonと連携し、日本の活気あるスタートアップ・エコシステムに新たな可能性をもたらすことを誇りに思います。私たちはこのパートナーシップを通じて、イノベーションを加速させ、次世代のリーダーたちを支援したいと考えています。今回の提携は、単なる勢いを示すものではなく、国際的な連携と制度基盤の整備を視野に入れた、実質的かつ本格的な取り組みであることを示しています。アジアで最も先進的な経済国の一つである日本において、公的機関、民間企業、そして現場の開発者が一体となった協働により、大きな社会的・経済的な影響をもたらす可能性を示しています。」

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