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DeepL、欧州初のDGX GB200搭載NVIDIA DGX SuperPODの運用を開始 – 強力な生成AI機能とユーザー体験の向上により、言語AIの進化を加速 –

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DeepL
DeepLの言語AIプラットフォームは、これまで194日かかっていたインターネット全体の翻訳処理を、わずか18.5日で可能に



フランス、パリ ー 2025年6月11日 ー 言語AIの世界的な先進企業であるDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市、CEO:ヤロスワフ・クテロフスキー、以下DeepL)は本日、DGX GB200システムを搭載したNVIDIA DGX SuperPODの運用を開始したことを発表しました。この革新的なコンピューティングプラットフォームにより、DeepLはインターネット全体の翻訳処理を、従来の194日からわずか18.5日へと大幅に短縮することが可能となり、研究開発および製品力の飛躍的な向上を実現します。今回の導入は、DGX GB200システムを搭載したDGX SuperPODとしては欧州初(※1)となるもので、スウェーデンにあるDeepLのパートナー企業EcoDataCenterにて稼働を開始しています。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112534/38/112534-38-9ceca4dccd58b5c6e3285a44cd737874-3000x2000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像提供:NVIDIA


研究とイノベーションの推進

DeepLは、新たに構築されたクラスタを活用し、研究開発体制を一層強化します。これにより、生成AIを活用した革新的な機能の実装が可能となり、言語AIプラットフォームとしての製品ラインアップを大幅に拡充します。この先進的なインフラにより、モデルのトレーニング手法も刷新され、ユーザーにとってよりインタラクティブな体験の提供が実現します。

短期的には、翻訳の品質・スピード・ニュアンスの理解の向上に加え、インタラクティブ性の強化や生成AI機能の導入など、即時的な改善が期待されます。

さらに将来的には、DeepLにおけるマルチモーダルモデルの標準化を目指します。長期的なビジョンとしては、生成AIの可能性をさらに追求し、ユーザー一人ひとりに最適化されたパーソナライズ機能の強化を進めてまいります。これにより、すべてのユーザーにとって唯一無二の体験を提供することを目指します。

技術革新の加速

今回の導入により、DeepLの言語AIプラットフォームにおける新たなモデルのトレーニングや革新的な機能開発に必要な計算能力が大幅に強化されます。液冷式のラックスケールデザインを採用し、数万基規模のGPUに対応可能なNVIDIA DGX SuperPOD(DGX GB200システム搭載)を活用することで、先進的な生成AIアプリケーションに不可欠な高性能AIモデルの運用が可能となります。

これは、DeepLにとって3度目となるNVIDIA DGX SuperPODの導入であり、従来のフラッグシップスーパーコンピューター「DeepL Mercury」を凌駕する性能を誇ります。

卓越した翻訳品質の実現へ

今回導入された新たなラックにより、DeepLの翻訳はこれまで以上に高速かつ高精度になります。新しいクラスタがもたらす主な進化は以下の通りです:
- 現在194日かかるインターネット全体の翻訳処理が、わずか18.5日で完了可能に。
- オックスフォード英語辞典の全訳にかかる時間が、39秒から2秒へと大幅に短縮。
- 世界最長の小説とされるマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の翻訳時間が、0.95秒から0.09秒に。
- 総合的には、従来比で30倍のテキスト出力が可能に。


DeepLの創業者兼CEOであるヤロスワフ・クテロフスキーは次のように述べています。
「DeepLは、研究開発への揺るぎないコミットメントを誇りとしており、それが常に競合を上回るソリューションの提供につながっています。今回の導入は、言語AI分野における当社のリーダーシップをさらに確固たるものにするものです。最先端の技術を研究基盤に取り入れることで、既存の製品力を高めるだけでなく、新たな製品の可能性も広がります。AIの進化はかつてないスピードで進んでおり、こうした技術革新を自社のテックスタックに統合することは、今後の成長に不可欠です。」

NVIDIAのDGXシステム担当バイスプレジデントであるチャーリー・ボイル氏は次のように述べています。
「ヨーロッパが競争力を維持し、イノベーションを推進し、産業横断的な複雑な課題に対応していくためには、強固なAIインフラの整備が不可欠です。DeepLは、私たちの最新AIインフラの性能と効率性を活用することで、言語AI分野におけるブレークスルーを加速させ、ヨーロッパをはじめとする世界中のユーザーに革新的な体験を提供していくことでしょう。」

(※1) 自社調べ、2024年6月現在、IT業界において

DeepLについて
DeepLは、世界中のビジネスにおける言語の障壁を取り除くことを使命としています。DeepLの言語AIプラットフォームは、228のグローバル市場で20万社以上の顧客と数百万人の個人から信頼を得ており、テキストと音声の自然な翻訳と人間が行ったような文章の推敲を実現しています。企業のセキュリティを念頭に置いて設計され、言語向けに特別にチューニングされたDeepLのAIソリューションを世界中の企業が活用し、ビジネスコミュニケーションの変革、市場の拡大、生産性の向上を実現しています。CEOのヤロスワフ"ヤレック"・クテロフスキーによって2017年に設立されたDeepLは、現在1,000人以上の情熱的な従業員を擁し、Benchmark、IVP、Index Venturesなどの世界的に有名な投資家の支援を受けています。

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