
TAOKE ENERGY株式会社(以下、TAOKE ENERGY)は、埼玉県和光市にNTTアノードエナジー株式会社(以下、NTTアノードエナジー)の系統用蓄電所「埼玉和光蓄電所」を建設し、2025年1月より商用運転を開始しました。
■「埼玉和光蓄電所」について
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103834/5/103834-5-b5d996e5e798f3716b12af326ae77d93-852x469.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/103834/table/5_1_4757f4556e5cf18643697f33f3755e22.jpg?v=202506300746 ]
■系統用蓄電所投資のカギはサプライヤーの選定
再生可能エネルギーの普及に伴い、系統用蓄電所投資に注目が集まっていますが、入札実績を持つ企業はごくわずかで、全体的な入札量が不足しています。このような市場環境において、早期連系を実現して市場に参入することで、事業者はより高い収益を得ることが可能となるでしょう。
そこで重要になるのがサプライヤーの選定です。技術的な不備により市場参入要件を満たせないケースがあり、一次調整力に対応できないサプライヤーや、蓄電池システムの安定性が不十分でインバランス料金リスクがあるケースも見られます。さらに、海外サプライヤーの場合は、日本国内でのアフターサービス体制が不完備で、故障時の迅速な対応が困難となることから、目に見えないコストが増大し、収益性を損なう懸念もあります。
■TAOKE ENERGYの一貫したソリューション
これらの課題に対し、TAOKE ENERGYは自社の競争力と強みを活かし、柔軟に対応しています。インテグレーターとして、完備された上下流のサプライチェーンを通じて、システムのインテグレーションからアフターサービスまでワンストップで一貫したサービスを提供。出荷前にEMSを含めた各設備及びシステムの全体テストを行い、殆どの問題を現場到着前にクリアして、納品後の調整と試運転時間を大幅に短縮し、早期連系・収益向上につなげています。
また、TAOKE ENERGYは九州事務所の設立により、故障対応や定期点検の際に必要なスペアパーツを備蓄しており、より迅速で柔軟なメンテナンス・緊急対応が可能となり、地域全体での安定したサポートを実現できます。2024年7月には、NTT アノードエナジーにTAOKE ENERGYのサプライチェーン工場を見学してもらい、高い評価を頂いたことをきっかけに、現在北海道でももう一件の蓄電所案件を着実に推進しております。
■技術的強み:安全と安定を融合した蓄電池システム
TAOKE ENERGYはCATL※1社との強固なパートナーシップに基づき、高安全性・最新蓄電池を採用し、自社開発した二重化EMSシステムを組み合わせ、安全性と安定性を兼ね備えた蓄電池システムをご提供します。CATL社は世界No.1※2の出荷量を誇るメーカーで、安全性の高い技術を採用しており、長寿命で高い安全性を持った製品が特長です。一方、TAOKE ENERGYが自社開発した二重化EMSシステムは、制御能力を倍増させることで、信頼性が高く、蓄電池システムの長期安定稼働を支えます。
この両者の組み合わせにより、TAOKE ENERGYは、高度な統合制御技術を備えた信頼性の高い蓄電システムを提供し、ペナルティリスクを効果的に回避しつつ、市場退出リスクも最小限に抑えることが可能となります。
■今後の展望
現在、TAOKE ENERGYは50件の系統用蓄電所開発実績があります。そのうち6件は納品済案件で、2件は連系済案件です。なお、NTTアノードエナジーの埼玉和光蓄電所が最も早く運用を開始しました。
将来に向けて、系統用蓄電所事業の発展をより一層推進するため、TAOKE ENERGYは開発・販売と投資の二本柱の戦略を採用します。販売モデルには、「蓄電所完成後販売」と「土地権利買収後の建設」の二種類があります。投資モデルには、自社投資、共同投資、ファンド組成の三つを用意しています。
TAOKE ENERGYは、系統用蓄電所事業の発展に全力で取り組み、カーボンニュートラルという社会共通の目標の実現に貢献してまいります。
※1:Contemporary Amperex Technology Co., Limited
※2:SNE Researchの調査より