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世界最高峰のデータ分析コンペティション「RecSys Challenge 2025」で世界第3位入賞

update:
株式会社NTTドコモ


 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ACM(Association for Computing Machinery)が主催する推薦システム分野における世界最高峰の国際会議RecSysにて開催されたデータ分析コンペティション「RecSys Challenge 2025※1(以下、本コンペティション)」において、世界第3位に入賞しました。本コンペティションは、グローバル企業が実際に直面するビジネス課題に対してデータサイエンスや企画学習などの技術を用いた解決策を提案し、その精度を競うもので、ドコモのデータ分析技術がビジネス課題の解決に対し高いレベルで適用することのレベルの高さを客観的に証明するものとなります。本コンペティションは、2025年3月10日~6月30日まで開催され、416チームが参加しました。授賞式および提案手法の発表は、2025年9月22日~26日にチェコ共和国の首都プラハで開催された
「RecSys Conference 2025」で行われました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118641/585/118641-585-cd3fa53ea57f08c5ef00ca5da942cc8f-578x444.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118641/585/118641-585-dfea398214b219a56472350b4ccd6d07-582x443.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 

 「RecSys Challenge 2025」のテーマは、AIモデルの開発や維持にかかるコストの増大という現代的な問題解決のために、ECサイトでの商品購入予測や休眠予測などの各種ユースケースにおいて、AIモデルを開発する際に共通して利用できるユーザの購買行動プロファイルである「Universal Behavioral Profiles(UBP)」を構築することでした。
 この課題に対し、ドコモはユーザの購入頻度や間隔などの統計情報から作成したユーザの購買特徴量と、ユーザと商品や商品同士の複雑な関係性を捉えるグラフ型AIモデルとを組み合わせるハイブリッド手法を考案しました。それにより単独では捉えきれない情報を相互に補完し、より多角的で正確なユーザ行動プロファイルを表現することで、公開された3つの課題および非公開の3つの課題すべてにおいて、単独のアプローチを上回る性能向上を達成し、その有効性を示しました。

 また、ドコモは2025年8月に開催されたデータマイニングの世界最高峰のデータ分析コンペティションである「KDD CUP 2025※2」においても、2部門で特別賞を受賞しました。画像素材に対する正しい回答を生成するというテーマにおいて、画像系生成AIモデルを改造し、画像検索やテキスト検索など外部情報を精緻に活用することで誤った回答を防ぐ仕組みを取り入れ、4つある質問課題のうち特に2つの質問課題に対して高い精度を達成しました。
 本コンペティションおよび「KDD CUP 2025」での提案内容の解説は「ドコモ開発者ブログ※3」にて2025年12月頃に公開予定です。

 多数のデータサイエンティストを擁するドコモは、社内外のパートナーとの協業を通じ、ドコモならではのビッグデータを活用することで、広告ターゲティングのための顧客理解エンジン「docomo
Sense(R)※4」の開発、社内サービス横断の大規模コンテンツレコメンドエンジン開発※5、店頭とWebにおけるAIレコメンドの取り組み※6、国内外のDOOH広告配信事業への活用※7※8など、さまざまなビジネス課題解決に向けた活動を行っています。今回の「RecSys Challenge 2025」および「KDD
CUP 2025」で認められた世界最高レベルの課題設計力とビッグデータ分析技術をさらに発展させ、ビッグデータを活用した最先端AI技術を開発・改善することで、お客さま一人一人へのサービス体験の向上や感動の創出を推進してまいります。

今回受賞したテーマの詳細は、こちらをご確認ください。

※1コンピュータサイエンス分野の国際会議ACM(Association for Computing Machinery)の人間とコンピュータのインタラクション(HCI: Human-Computer Interaction)の研究分野の分科会SIGCHI(Special Interest Group on Computer-Human Interaction)が主催する国際学術会議RecSys Conference 2025で開催されるデータ分析コンペティション
※2 コンピュータサイエンス分野の国際学会 ACM(Association for Computing Machinery)のデータサイエンス分野の分科会 SIGKDD(Special Interest Group on Knowledge Discovery and Data Mining)が主催する国際学術会議 KDD で開催されるデータ分析コンペティション
※3 https://nttdocomo-developers.jp/
※4 https://ssw.web.docomo.ne.jp/marketing/strengths/sense/
※5 NTTドコモ・テクニカル・ジャーナルVOL.33 NO.1
「サービス横断データおよびユーザ興味関心データを活用した大規模コンテンツレコメンドエンジンの開発」
※6 NTTドコモ・テクニカル・ジャーナルVOL.31 NO.4
「さまざまな分野でお客さまをサポートするAI 店頭とWebにおけるAIレコメンド改善」
※7 https://corp.liveboard.co.jp/
※8 2024年7月29日株式会社NTTドコモ報道発表
「ベトナムで位置情報データを使ったDOOH広告配信事業を営む合弁会社「Vie BOARD」の設立に合意」

*「docomo Sense」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

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