「もしかして、フツーの人っておなか空いてる時以外おなか空いてないの?」
そんな衝撃の(?)問いかけとともに投稿された1枚の比較イラストが、Xで大きな共感と笑いを呼んでいます。投稿したのは漫画家の百万さん。本人いわく「デブ」と「フツーの人」の、食に対する意識の決定的な違いを描いたものでした。
イラストでは「デブ」の場合、満腹以外の状態なら常に「食べたい」「もう食べられる」と食欲センサーが発動中。一方で「フツーの人」は「小腹が空いた」「腹ぺこ」といった一部のタイミングでしか“食”を意識していません。
かくいう筆者も「デブ」よりの食意識。特に在宅で仕事をしているとすぐに何かしら食べ物を探し、お腹の状態は常に「もう食べられる」以上をキープしています。これってフツーじゃなかったのか……!
■ 「もういいや」は存在しない感情 常に「もう食べられる」状態
そんな食意識の違いを見事に可視化した今回のイラスト。投稿の経緯について聞くと「「『もうお腹いっぱいだからいいや』と言って残す友人を見たのが最初の気づきだった気がします。『もう食べられない』はわかるけど、『もういいや』は存在しない感情だったので……」と百万さん。
自身の両親も同じタイプだったため、この感覚で違和感なく育ったそうですが、高校・大学で友人たちと食事をする中で発見があったといいます。
百万さんは現在、完全在宅で執筆を続ける専業漫画家。食べ物がすぐ手に取れる環境なので、スナックなどはあえて買わないようにしているなど、気を付けている部分もあるそうですが、「満腹でない限りはいつでも“もう食べられる”です」と常時スタンバイ状態。
そこから「食後から“むしろ食べたい”までは、3時間くらいですかね。自制して“めっちゃお腹空いた”までは耐えます」とのことでした。一言一句わかりすぎる……。
■ 投稿に寄せられる共感の嵐 「この世はデブでできている!」
この投稿には「起きた瞬間から寝る瞬間までいつでもハンバーグ食える」「昼ごはん食べながら夜ごはんのこと考えてる」など、“デブあるある”の共感コメントが続々。これには百万さんも思わず「共感が多すぎて、この世はデブでできている!と安心しました」と笑います。
一方で、「フツーの人」の意見も新鮮だったとのこと。「体感したことのない世界なので興味深かった」と語るなど、反響を通じて更なる発見もあったようです。
「お腹が空いた時しか食べない」という人にとっては信じられない世界でしょう。しかし、常に食べたい側からすれば、「食を意識しない時間がある」ことの方がミステリーです。
今回のイラストを見れば、自分がどちらのタイプかすぐにわかるはず。あなたの意識は「フツーの人」? それとも「デブ」?
もしかして、フツーの人っておなか空いてる時以外おなか空いてないの?(構文テイスト)
大人の自制心で食べてないだけで、こっちはいつでも食べる体勢は整ってるんですけど…。 pic.twitter.com/tDM9fQqciX— 百万 (@hyakumanga) September 30, 2025
<記事化協力>
百万さん(@hyakumanga)
(山口弘剛)