
株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、「保育の質向上」等を目的にした、“保育士の目線”を動画化した取り組み『まなざしプロジェクト』を、幼保連携型認定こども園「YMCAいずみ保育園」(横浜市泉区)にて実施しましたので、お知らせいたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-3829746c24e966fb4e118a2ae177b15d-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<全体映像|ウェアラブルカメラを装着した保育士と園児の様子>
近年、保育現場に求められるニーズの多様性は広がりつづけており、それに的確に応えるために保育士の専門性向上や組織的な保育の質向上が急務となっています。特に保育所や認定こども園では多様な背景をもつ利用家庭も増え、支援強化のために保育士間の連携や情報共有がこれまで以上に重要視されているわけですが、価値観の多様化は当然ながら保育士の間でも広がっており、経験則に頼った連携や人材育成では安定的な人材確保に結びつかないことから、体系的な学び合いの仕組みづくりが課題となっています。
こうした背景を踏まえ、『まなざしプロジェクト』は、保育士の"目線"を動画として記録・共有することで、暗黙知として扱われてきた保育スキルや配慮点を「見える化」し、組織全体での学び合いを促進する新たなアプローチとして注目されています。
今回、幼保連携型認定こども園「YMCAいずみ保育園」(定員120名)において、リーダー保育士と補助保育士の2つの視点を同時に撮影し、両者の連携の実態や、それぞれの役割における気づきを全職員で共有することで、保育の質向上と職員の相互理解促進を図りました。
■『まなざしプロジェクト』に参加した保育士の声
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-48b103ab3eb5a78de33e6d223512e1ee-2000x1125.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]<全体映像|ウェアラブルカメラを装着した保育士と園児の様子>
<ウェアラブルカメラを装着した保育士の感想>
*4・5歳児クラス保育士:T氏、補助保育士:K氏
Q.保育者同士の情報共有や振り返りにおいて、「目線動画」は議論を活発にさせる材料になると感じましたか?
- T氏|動画を見ながら保育を振り返ると、皆で見ているモノが同じなので意見が伝わりやすかった。
- K氏|映像を通して、保育者の動きや子どもの様子が客観的に見ることが出来たため、情報共有や振り返りがしやすかった。
Q.撮影した目線動画の活用方法について、アイデアを自由にご記入ください。
- T氏|普段自分が見ることのできない補助保育士の動きや関わりを見ることができたのはとても勉強になった。事前にもっと流れを組み立てておくことで、個別配慮が必要な子どもにさらに選択肢を持たせてあげられると思った。
- K氏|日々のバタバタした保育の中で、それぞれの職員の動きや把握の仕方に気づくことができた。自分が子どもたちをフォローしている間、活動をリードする職員がどのように子どもたちと接し、活動につなげているのかが分かった。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-759da4086cd28fca2d222e3db4c34297-1999x1126.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<ウェアラブルカメラを装着した保育士の目線カメラ>
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-f5c99fe461102985ea82777733f937b3-1999x1126.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<ウェアラブルカメラを装着した保育士の目線カメラ>
<目線動画によるフィードバック会に参加した保育士の感想>
Q.他職員の目線動画を見て、どのような気づきがありましたか?
- 記憶では忘れてしまうこともあるが動画だと子どもの細かな発言や行動がはっきり残っていて振り返りもしやすいと思った。
- 保育者の行動をお互いに知ることが出来る方法(着眼点)が面白いと思った。
- 職員間の連携の大切さや、言語化して伝えることの難しさを感じた。また、補助保育者の大変さや、配慮が行き届いていることを感じ、改めて感謝したいと思った。
- リーダー保育士が、子どもの人数確認・保育全体の誘導・職員間連携など、一度にいくつものタスクを同時進行していることが具体的に理解できた。
- 幼児クラスの保育を普段見る機会が無いため、声掛けの仕方や職員間の共有など、これからの自分の保育に取り入れたい部分がたくさんあり、刺激になった。
- リーダー保育士の行動に目が行きがちだったが、補助保育士間の連携が、保育を円滑に進めていくためにいかに重要かということが分かった。
- 子どもとの接し方において自分の引き出しが一つ増えた。人数確認の方法にも、自分がおこなっている方法に工夫が必要だと感じることができた。
- 職員同士の声掛け・共有が大切だと強く思った。
- 経験の浅い職員に対してどう伝えて良いか、どうしたら育っていくのかと考えることもあり、他職員の目線動画は分かりやすく、人材教育に良いと思った。それぞれの立場や役割の理解を深めるのに効果的と思った。
- 動画の中で確認すべきポイントを示してくれたのが良かった。「阿吽の呼吸」だけでない、情報共有の仕方が必要と感じた。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-ee4c358ea1e169ba8f09d1f9fddf0ac1-1999x1184.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<目線動画によるフィードバック会に参加した保育士の様子>
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-c142dc528646dd58af52c580e47fc979-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<目線動画によるフィードバック会に参加した保育士の様子>
■『まなざしプロジェクト』に寄せるコメント
<幼保連携型認定こども園 YMCAいずみ保育園 園長 森 由美子 氏>まなざしプロジェクトのお話を伺い、率直に新しいスタイルの園内研修になると感じました。映像で振り返ると反省となる部分が表面化しやすいのですが、良い部分や共有したい部分を捉える機会にしましょう!との言葉通り、職員が自分事と捉えられる編集となっており、保育者の動きや言葉に共感しながら活発な意見交換ができました。お互いの働きに感謝し、今後の保育に活かせる有意義な時間となりました。ありがとうございました。
<幼保連携型認定こども園 YMCAいずみ保育園 主任 力丸 雄司 氏>
今回の「まなざしプロジェクト」を通し、子どもたちが表情や仕草でどれだけ豊かに思いを伝えているかを改めて実感しました。全職員で視線を共有することでリードする側の思いや工夫、フォローする側の配慮や苦労などをダイレクトに感じることができ、園全体で支援を考えるきっかけとなったことも大きな収穫でした。座学では得られない学びを得られた貴重な体験に感謝しています。
<事業責任者|末廣 剛(子ねくとラボ所長/Advanced Marketer(公益社団法人日本マーケティング協会公認)/心理カウンセラー)>
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-31e8fe95b6010b599cfc0e21a1ee3d6b-388x426.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
当プロジェクトとして初めての幼保連携認定型こども園での実施となりました。今回は同クラス内のリーダー保育士と補助保育士の“目線”を同時撮影し、フィードバック会にてその視点を共有し合っていただきましたが、保育に関する活発な議論のほか、先生方同士が互いのありがたみを再認識し合うなど、常日頃から心理的安全性のある組織運営を実践されていることが強く伝わってきました。様々な保育ニーズが混在する環境の中で、全ての先生方が保育に対して真剣に取り組んでいる、とても魅力的な認定こども園でした。YMCAいずみ保育園のみなさま、ありがとうございました。
■『まなざしプロジェクト』概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/43389/table/161_1_480883a621f666f3a2f2781bc1da47ba.jpg?v=202510070147 ]■『まなざしプロジェクト』とは
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-1aad00b8c156e0dd74991b255b7dd6ad-2809x1562.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]少子化や保育ニーズの多様化を背景に、持続可能で質の高い保育を実践することが昨今保育現場に求められており、子どもたちの健全な心身の育成に向けて、保育士の技術力と保育施設全体の組織力向上が今大きな手掛かりとなっております。
『まなざしプロジェクト』は、保育中の”保育士の目線”をウェアラブルカメラを使用して映像化し、それをもとに保育士間での保育の振り返りや連携・技術のフィードバックを行う、保育の「質」と「魅力」を高める活動としてスタートしました。個々の保育士が持つ魅力やスキルを客観性のある”目線映像”を通して共有し合うことで円滑な人材育成・人材確保を助け、さらに具体性のある振り返りにより保育の質向上を支えます。
<『まなざしプロジェクト』フロー>
- 保育士にウェアラブルカメラを装着
- 撮影した動画を編集
- 編集した動画データを観ながら保育士同士での学び合い(職員間レビュー、園内研修、ドキュメンテーションへの活用)を実施。採用活動、人材育成ツールとしての応用も予定。
■『まなざしプロジェクト』協力保育施設募集!
子ねくとラボでは、『まなざしプロジェクト』にご協力いただける認可保育園・幼稚園・こども園を数園限定で現在募集しています(※応募状況により、急遽終了する場合もございます。ご了承ください)。「職員の目線を動画化してみたい!」、「園内研修に活用できるか試してみたい!」といった保育施設様に、撮影・動画編集・園内研修のご支援をいたします。お気軽にお問い合わせください。▼お問い合わせ
子ねくとラボ事業部:seminar-info@g-asuka.jp
■「子ねくとラボ」について
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43389/161/43389-161-6860d7ad315219dffa61c7b166b4c415-602x349.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。
事業名 :子ねくとラボ
事業責任者 :末廣 剛
・選ばれる園づくりコンサルタント
・Advanced Marketer(公益社団法人日本マーケティング協会公認)
・心理カウンセラー
URL :https://konnect-labo.jp/
サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス
・保育施設向け研修&巡回サービス
・保育専門実証実験 コーディネートサービス
・スタートアップ支援サービス
■会社概要
会社名 :株式会社 明日香設立 :1994年8月30日
代表取締役:萩野 吉俗
所在地 :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F
事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)
■自治体と連携した子育て支援事業
(児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)
■保育に関わる人材の派遣・紹介(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)
■居宅訪問型子育て支援
(ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、自治体の委託業務)
■臨時保育室の設置・運営(イベント時保育サービス)
■保育に関わる人材の教育(研修会、講演会、各種セミナーの開催)
■新規保育事業の開発及びコンサルティング
URL :https://www.g-asuka.co.jp/