日本の住宅にとって深刻な脅威の一つがシロアリです。特に築年数が古くなるにつれ、その被害に遭うリスクは高まります。シロアリ被害は建物の強度低下にも繋がるため、事前に予防したい害虫被害です。
住まいの悩みに向き合うBEST株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:大澤 竜、以下当社)は、20年以上にわたり生活の「困った」を解決してきました。当社が運営するライフメディア「害虫害獣コンシェルジュ」では、害虫と害獣に関する正確かつ有益な情報を日々発信しています。
今回当社では、シロアリ駆除業者に依頼した経験がある方を対象に独自アンケート(有効回答数:100人)を実施。調査結果によるとシロアリ被害は築11~30年を超えた住宅に多いことが判明しました。新築時に施工されたシロアリ駆除・予防に使用される薬剤の効果持続期間が5年とされていることに加え、経年劣化により住宅の外壁や床下などにひび割れや隙間からシロアリが侵入しやすくなることも被害が多くなる理由といえるでしょう。
本プレスリリースでは、シロアリ被害に気づいたきっかけや被害場所、駆除費用の実態などをご紹介します。年末の大掃除シーズンを迎えるにあたり、ご自宅やお庭の潜在的なシロアリ被害に目を向け、安心して暮らせる住環境を守るための一助としてご活用ください。
【調査概要】
調査対象:全国のシロアリ駆除を業者に依頼した経験のある方
調査期間:2025年9月17日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:100人
築11~30年でシロアリ駆除を行った人が半数以上
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調査結果ではシロアリ駆除を行ったタイミングの築年数について「11~20年」(33%)、「21~30年」(26%)と築11~30年の間にシロアリ駆除を行った人が半数以上を占めました。
木造の新築住宅は、地面から1メートル以内の部分への防蟻処理をしなければならないと建築基準法で義務付けられており、築年数が増えるにつれてその効果も薄れてきます。防蟻処理の薬剤効果は通常5年で消失するため、その後に再度防蟻処理を行わなかった場合はシロアリ被害にあう確率が上がります。また、経年劣化による外壁や床下などのひび割れや隙間も外部からシロアリが侵入しやすくなり被害が拡大する要因となるでしょう。
シロアリ被害に気づいたきっかけの7割強は“羽アリを見た”
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141031/18/141031-18-3cf664b8721bf9dcf28659be9f09ad0e-1920x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
シロアリ被害に気づいたきっかけは「羽アリを見た」(71%)と、羽が生えた状態のシロアリを実際に目にしたタイミングで被害に気づく人がもっとも多い結果となりました。
羽が生えた状態のシロアリ(以下羽アリ)は、巣の中のシロアリの個体数が増えすぎて手狭になると、新たな巣で繁殖行動を行うために「女王アリ(メス)」と「王アリ(オス)」として発生して巣の外へ飛び立ちます。羽アリを見かけたときにはすでに住宅がシロアリに浸食されている可能性が高いため、見かけた場合は早急にシロアリ駆除業者へ相談したほうが良いでしょう。
また、築年数が経つと住宅の劣化と勘違いしてしまうこともありますが、床が軋んだり扉が閉まりにくくなったりするなどの「住宅のゆがみ」(17%)や「屋根や壁からの雨漏り」(8%)もシロアリ被害に気づくきっかけとしてあげられています。
住宅の広さはあまり関係しない?
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総務省が実施している住宅・土地統計調査によると、一戸建ての平均延べ面積は126.32平米とされ、2階建てを標準とすると建築面積はおよそ63平米が目安となります。
今回の調査では、シロアリ被害を経験した住宅のうち「40~60平米未満」がもっとも多く26%を占めました。全体で見ても「60平米未満」の住宅が54%と過半数を占め、「60平米以上」の46%を上回り、平均よりも狭い住宅で被害が多い傾向が見られました。この背景には、敷地が限られることで隣家や塀、植栽との距離が近くなり、湿気がこもりやすい環境条件が影響している可能性が考えられます。ただし、広い住宅でもシロアリ被害は発生しているため、建物の規模にかかわらず定期的な点検と対策が重要です。
湿気がこもりやすい環境でシロアリ被害が起きやすいことは、被害場所に関する調査結果にも表れています。
シロアリ被害にあった場所は“床下”が最多の結果に
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シロアリ被害を経験した場所として、「床下」(50%)が全体の半数を占め、もっとも多い結果となりました。
これは日本の住宅のシロアリ被害で多い「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」が、乾燥を避け高湿度な環境を好むという生態的特性が反映しているものと考えられます。また、床下に次いで湿気が溜まりやすい「浴室・洗面所」(33%)の被害が多いことも、日本の住宅におけるシロアリ被害が湿気と密接に関係していることを裏付けています。
シロアリ駆除にかかった総費用は11~20万円が多い
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シロアリ駆除にかかった総費用については「11~20万円」(40%)と回答した人がもっとも多い結果となりました。シロアリ駆除は主にバリア工法(専用薬剤の散布)が用いられますが、被害の程度によっては作業のために床下に潜るための「床下開口」といった工事が必要になる場合があります。シロアリ被害に気づいた時点では既に被害が進行しているケースが多く、今回の調査結果からも費用が一定規模に及ぶ傾向にあることがわかります。
シロアリ駆除後に再度被害にあうことも
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シロアリ駆除を行った回答者の68%が駆除後に被害が出ていないと回答した一方で、残りの32%は駆除作業後に再度シロアリ被害に遭った経験があることが判明しました。
シロアリ駆除業者の再被害に対する保証期間は一般的に5年とされており、この保証期間を過ぎて再被害に遭った場合はさらなる駆除費用が発生してしまいます。再発リスクを回避して大切な住宅を守るためには、どのような対策ができるのでしょうか。
シロアリ被害を防ぐ日常的な対策
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シロアリ駆除後に自分で行う対策について尋ねたところ、「対策は行っていない」と回答した人が32%いるものの、全体的に対策意識が向上したことが明らかになりました。
実施された対策としては、シロアリが好む湿潤環境を防ぐ「水漏れや雨漏りの定期チェック」(40%)や、シロアリの餌や住処となる「段ボールや木材を置かない」(33%)が上位を占めました。シロアリの駆除経験を通して、シロアリが好む環境を作らないという意識が高まっていることがわかります。
【まとめ】シロアリ被害を防ぐには“日常的な対策”を
今回の独自アンケートにより、シロアリ被害は住宅の広さとの関連性は低く、築11~30年の住宅で多く発生していることが明らかになりました。
シロアリ駆除を依頼したきっかけは「羽アリを見かけたこと」がもっとも多く、発見時にはすでに被害が進行しているケースが多いと考えられます。また、被害場所については湿気を好むシロアリの生態的特徴を反映し「床下」や「浴室・洗面所」が多いという結果となりました。
駆除費用は11万円~20万円が最多を占める結果となり、決して安価な支出ではありません。しかし、シロアリ被害を放置すると住宅の構造に重大なダメージを与え、さらに高額な修繕費用が発生するリスクがあります。
シロアリ被害を未然に防ぐためには、住宅周辺にシロアリが好む環境を自ら作らないように日常的な対策を心がけ、被害発見後は被害が拡大する前にプロに駆除を依頼することが大切です。年末の大掃除にあわせて、床下や外壁などにシロアリ被害の兆候がないか確認してみてはいかがでしょうか。
「自宅にシロアリが棲みついているかも?」と不安を感じた場合は、プロへの依頼をおすすめします。「害虫害獣コンシェルジュ」は、豊富な経験と確かな技術をもとに、あなたに代わって徹底的にシロアリを駆除します。シロアリ被害にお困りの際は、ぜひご相談ください。
【BEST株式会社について】
会社名:BEST株式会社
代表:大澤 竜
所在地:神奈川県横浜市
設立:2004年
事業概要:ライフメディア事業
URL:https://best24.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
BEST株式会社:マーケティング部
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