おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

『進撃』実写にリヴァイ不在理由として囁かれる「身長・体重一致するのは出川しかいないから」説について

先日、実写映画『進撃の巨人』の配役発表が世間を大いに賑わせていました。その際、最も注目を集めたのが原作マンガやアニメで人気の「リヴァイ」役について。

発表によると、実写映画では「リヴァイ」という役は登場せず、代わりに似た設定の新キャラクター「“人類最強の男”シキシマ」の存在が明らかになりました。

  • 【関連:実写『進撃の巨人』出演者発表でネット民が大胆配役予想!―石原さとみオリキャラ説も】

    実写映画『進撃の巨人』公式サイトより

    「今回リヴァイというキャラクターは登場させず、何故あえて似た設定の新キャラクターを登場させるのか?」――発表直後からネットでは大いに話題になっていました。

    一応公式からは理由も発表されていますが、詳細な理由を気にする人は多く、推察する声がネットのあちらこちらで上がっていました。

    ▼公式からの発表文
    原作でも人気のキャラクター、「エレン」「ミカサ」「アルミン」「サシャ」「ジャン」「ハンジ」などが登場するほか、新たに生み出されたキャラクターも多数登場する。これは、原作者・諌山創氏や監督、脚本家が実写映画版のストーリーを構築する際に、原作キャラクターの魅力を持った人物には同名を付けつつ、物語に相応しい映画版キャラクターへの“ハイブリット化”を目指した結果である。

    理由の一つとして目立ったのは、「リヴァイ」体型の現実性について。
    『進撃の巨人』の設定では、リヴァイの身長は160cm、体重65kg。そして今回新キャラクターであり、ポスト「リヴァイ」ではと目されるシキシマ役の長谷川さんは183cm。身長だけでもかなり差があることが分かります。
    もし別の俳優をキャスティングするにしても、身長・体重だけで選ぶならば現実的なのは、ぽっちゃりさんか、マッチョなボディビルダー体型の人が有力になってしまいます。しかし原作などでのリヴァイの見た目は超スレンダーかつイケメン。
    現実的に考えるとあまりに難しい条件ゆえ、今回はリヴァイに雰囲気の近い長谷川さんを選び、そしてわざわざ新キャラクター扱いにしたのではないかと考える人が多いようです。

    しかし、一部ではこんな意見もネットで囁かれていました。
    実は昨年、リヴァイと身長・体重が一致する芸能人がいるとしてネットで大きく話題になることがありました。それがタレントの出川哲朗さん。
    配役発表直後の、「リヴァイ不在」「シキシマって誰?」とネット上で大騒ぎになっている頃、一部の人からは前述の影響をうけ「一致するのが出川じゃなー」や「リヴァイがヤヴァイになる」と勝手に理由の一つに扱われていました。
    でも?出川さんの所属するマセキ芸能社の最新プロフィールを見てみると?なんと体重74kg!!健やかに成長しておられるようで……。

    マセキ芸能社の最新プロフィール

    というわけで、一致もしくは近い身長・体重の芸人はいないか軽く調べてみました!あくまで話のネタ程度にご覧下さい。
    (俳優さんやモデルさんは身長・体重非公開が多いので、ともに公開データの多い芸人に絞って調べています。)

    ▼身長体重一致
    ・身長160cm/体重65kg―浮世亭三吾(三吾・美ユル

    ▼体重一致で身長が近い人
    ・身長155cm/体重65kg―近藤春菜(ハリセンボン

    ▼身長一致で体重が近い人
    ・身長160cm/体重60kg―増田英彦(ますだおかだ
    ・身長160cm/体重63kg―宮川花子(宮川大助・花子
    ・身長160cm/体重70kg―オール阪神(オール阪神・巨人

    ウェブに公開されるデータを軽く集めただけでこの5人が出てきました。
    完全一致しているのは、松竹芸能所属の親子漫才コンビ『三吾・美ユル』の浮世亭三吾師匠。でも年齢が65歳と若干お高めなので、リヴァイの年頃には合いません。
    とすると、身長・性別が一致し、体重・年齢ともにかろうじて近い、増田英彦さんが一番近いことになりそうですね。

    ともかく、リヴァイを実際の人間に当てはめるのはイメージも考えると容易ではなさそう。今回、実写版に登場しないのは納得かもしれません。

    ■実写映画『進撃の巨人』概要
    ▼時期
    2015年夏 前後編2部作公開予定

    ▼キャスト
    エレン 【三浦春馬】
    ―「自由」を求める者―

    シキシマ 【長谷川博己】 ※映画版 新キャラクター
    ―人類「最強」の男―

    ミカサ 【水原希子】
    ―戦場を舞う女神―

    アルミン 【本郷奏多】
    ―心優しき賢者―

    ジャン 【三浦貴大】
    ―反逆の刃―

    サシャ 【桜庭ななみ】
    ―飢えた狙撃手―

    サンナギ 【松尾諭】 ※映画版 新キャラクター
    ―慈愛深き豪傑―

    フクシ 【渡部秀】 ※映画版 新キャラクター
    ―悲しみの守護星―

    ヒアナ 【水崎綾女】 ※映画版 新キャラクター
    ―勇猛なる母性―

    リル 【武田梨奈】 ※映画版 新キャラクター
    ―愛に生きる本能―

    ソウダ 【ピエール瀧】 ※映画版 新キャラクター
    ―嘆きの先導者―

    ハンジ 【石原さとみ】
    ―暴走する無邪気―

    クバル 【國村隼】 ※映画版 新キャラクター
    ―「闇」を統べる者―

    あわせて読みたい関連記事
  • ルフィにフリーレン……もしアニメキャラがマックに寄ったら?米マクドナルドがネタ連投
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    ルフィにフリーレン……もしアニメキャラがマックに寄ったら?米マクドナルドがネタ連…

  • 全長2メートルの「車力の巨人クッション」
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    車力の巨人に食べられたい人必見!「Pococha x 進撃の巨人」コラボで全長2…

  • 「巨人の3D」ゲーム画面
    ゲーム, コラム・レビュー・取材

    全身網タイツの変態が空中を駆ける「巨人の3D」 Appleが8回も却下した問題作…

  • クリスマス用のLEDライトを頭の中に仕込み、目が光るように工夫
    インターネット, おもしろ

    ハンガーで終尾の巨人を表現 エレン・ハンガーに「天才!」の声

  • 噛みつく恐竜のおもちゃを魔改造!車力の巨人に変貌したおもちゃに驚愕
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    噛みつくおもちゃを「車力の巨人」に魔改造 完成度高すぎて子ども怖がる事態に

  • 進撃の巨人空容器回収ボックス
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「進撃の巨人」の容器回収BOX 作者出身地・大分県日田市に期間限定で設置

  • 進撃の巨人(34)
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「進撃の巨人」最終巻で異世界転生!?朝日新聞に作者描き下ろし予告

  • 「進撃の巨人」のゆかりの地を巡るシャトルバスツアーが開催
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    「進撃の巨人ゆかりの地」巡るバスツアー 作者の出身地・大分県日田市で開催

  • 「進撃の巨人」と横浜ランドマークタワーがコラボイベント開催
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    「進撃の巨人」と横浜ランドマークタワーがコラボイベント開催

  • アニメ/マンガ, ニュース・話題

    社会現象を巻き起こした「進撃の巨人」が完結 4月に最終回・最終巻は6月発売

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 欧州連合の旗(写真ACより)
    インターネット, 社会・物議

    EU、ネット上での児童性被害対策を強化 日本企業にも影響広がる可能性

  • ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応
    ゲーム, ニュース・話題

    ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

  • ロッテ「雪見だいふく」が立体パズル化 メガハウスが11月下旬に新商品
    商品・物販, 経済

    ロッテ「雪見だいふく」が立体パズル化 メガハウスが11月下旬に新商品

  • 100tハンマー
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    伝説のコンビを追体験 40周年「シティーハンター大原画展」上野で12月28日まで…

  • 韓国発の人気激辛「ブルダック」がじゃがりこに 1年4か月かけた再現度に注目
    商品・物販, 経済

    韓国発の人気激辛「ブルダック」がじゃがりこに 1年4か月かけた再現度に注目

  • 鈴木福×あの W 主演、「惡の華」が2026年4月にドラマ化 ディズニープラスで独占配信
    アニメ/マンガ, 放送・配信

    鈴木福×あの W 主演、「惡の華」が2026年4月にドラマ化 ディズニープラスで…

  • トピックス

    1. 善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      宮城県女川町が11月26日、公式Xで発信した「クマ出没情報」が、後に「生成AIによるフェイク画像」に…
    2. 派手なピンクに「マヂでアゲ」……道端に突如現れた「ギャルすぎる工事看板」が話題

      派手なピンクに「マヂでアゲ」……道端に突如現れた「ギャルすぎる工事看板」が話題

      「とても茨城県」というつぶやきとともに、Xに投稿された一枚の写真。そこには、一般的な工事現場のイメー…
    3. この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      学生時代、入りたくても入れない「聖域」のような場所だった職員室。その風景を再現し、自由に探索できる展…

    編集部おすすめ

    1. ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      バーチャルタレント事務所「ホロライブプロダクション」を展開するカバー株式会社は公式Xにて11月25日、同社のバーチャル空間プロジェクト「ホロ…
    2. エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      ロッテは自社商品の各ブランドサイトで、アレンジレシピを公開しています。その中に「パイの実」をエビチリソースと卵で炒め合わせた「チリ玉パイの実…
    3. 100tハンマー

      伝説のコンビを追体験 40周年「シティーハンター大原画展」上野で12月28日まで開催

      「シティーハンター」連載開始40周年を記念した原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~」が、11月2…
    4. 宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      11月22日午前、X(旧Twitter)のトレンドに「宙組公演特別メニュー」が一時浮上し、ファンの間で大きな話題となりました。きっかけとなっ…
    5. ミラノで開催「IQOS Curious X Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      ミラノで開催IQOS X SELETTI「Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      フィリップ モリスが、イタリアでイベント「Sensorium Worlds」を開催。今回は、この壮大なイベントの模様とともに「IQOS To…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト