漫画「進撃の巨人」に登場する終尾の巨人となったエレンをハンガーで表現したのは、家族ぐるみで創作活動を行っている「ハンドメイドかぞく」さん。作品は主にSNSで公開されています。
今回の「エレン・ハンガー」は投稿者さんの妻(以下、お母さん)が主に作った作品。この作品は7万件を超えるいいねを集め、「天才」と多くの人から絶賛されています。
「お母さんがまた変なもの作りました!」とエレン・ハンガーの完成を報告したハンドメイドかぞくさん。「もうそれにしか見えない!目が光るギミックまである!」と写真付きで紹介しています。体の部分をハンガーで表現するという見事な発想やアイデアを取り入れたファンアート作品に感嘆の一言です。
エレン・ハンガーは、まずお母さんが「終尾の巨人を作りたい!」と発案。どういう風に作るか夫婦で相談している中で、投稿者さんが「ハンガーをつなげて作るのは?」と提案したところ、お母さんが自宅にある子ども用の10連ハンガーを思い出し、「これやー!!」となって始動した作品とのこと。
10連ハンガーを土台にして、100円ショップで購入した針金で骨組みを作り、石粉粘土で頭部や骨を作っていったといいます。その後、目の部分をくりぬいてレジンで埋め、クリスマス用のLEDライトを頭の中に仕込み、目が光るように工夫。髪の毛はエクステを貼っているそうです。
完成までに1週間ほどかかったエレン・ハンガー。こだわりは、「10連ハンガーの機能を損なわないようにする」こと。そのため終尾の巨人のあばら骨の部分は、そのまま10連ハンガーで表現。ただ、見た瞬間に伝わるよう、エレンの頭の大きさや首と腕の骨の長さなどのバランスを非常に注意して作ったのだとか。
たしかに、造形が施されているのはハンガーの1連目だけで、10連ハンガーの原型をほぼとどめているのに、終尾の巨人の迫力が伝わってきます。さらに髪の毛の部分は、エクステで約3ミリ幅の毛束を大量に作って、1束ずつ頭に貼り付けていくという地道で大変な作業をおこなったそうです。
苦労の末、エレン・ハンガーが完成した時は「最高!!」と歓喜。ちなみに実際にハンガーとして使用すると、服をかければかけるほどあばら骨の部分が隠れてしまい、「終尾の巨人感が薄れてしまう」という意外な弱点も。これには投稿者さんも笑っていました。
お母さんがまた変なもの作りました!
今回はエレン・ハンガー
もうそれにしか見えない!
目が光るギミックまである!#進撃の巨人#始祖の巨人#終尾の巨人#エレン pic.twitter.com/kk8Si7exe8— ハンドメイドかぞく (@handmade_kazoku) December 10, 2023
<記事化協力>
ハンドメイドかぞくさん(@handmade_kazoku)
(佐藤圭亮)