女子高生たちのゆるやかキャンプ&アウトドアライフを描く、あfろさん原作のアニメ「ゆるキャン△」。アニメでナレーションを務める声優の大塚明夫さんがソロキャンプをするスピンオフ動画「あきキャン」が2020年4月1日にYouTubeで公開されました。

 高校の「野外活動サークル(略称:野クル)」部員である各務原なでしこ、大垣千明、犬山あおいと、ソロキャンプが趣味の志摩リン、その友人の斉藤恵那が、各自思い思いのキャンプ&アウトドアライフを送る「ゆるキャン△」。2018年1月にテレビアニメ化され、2020年1月にはコミックス表紙カバー裏などに描かれたショートコミックを題材にしたショートアニメ「へやキャン△」のほか、実写ドラマも放送されました。2021年1月からはシーズン2の放送も決定しています。

 そのスピンオフとして2020年4月1日、突如TVアニメ「ゆるキャン△」シリーズ公式Twitterアカウント(@yurucamp_anime)が「焚き火は男の特等席だ。「ゆるキャン△」シリーズの新番組「あきキャン△」制作決定」とツイート。アニメでナレーションを務める大塚明夫さんのソロキャンプを描いた動画の配信を予告したのです。

 公式サイトを含め、いわゆる「エイプリルフール」ネタだったのですが、8時、12時、15時に分けて全3話の動画をYouTubeで公開。本格的な声優動画となっていたのでした。

 第1話では、志摩リンの祖父が乗っているようなバイクで、山梨県笛吹市にやってきた大塚さん。作中でリンが乗っているスクーター(ヤマハ・ビーノ)に試乗して周辺を散策します。動画の終わりには、犬山あおいを演じる豊崎愛生さんが木立の中を歩く「愛生(あき)キャン△」と題した写真も。

 4月1日の12時(正午)に公開された第2話では、往年のプロレスラー豊登がよくやっていた、腕を交差させて脇から「カポン、カポン」と音をさせる懐かしのムーブで登場した大塚さん。原作・アニメの第1話で、リンとなでしこの出会いの場(なでしこが寝ていたのは、近くの本栖湖有料トイレのベンチ)となった、本栖湖の浩庵キャンプ場(山梨県南巨摩郡身延町)でのソロキャンプを始める様子が描かれます。

 原作・アニメでのリン同様、自然の着火剤である松ぼっくりを採集し、テントを設営。使い込まれた焚き火台(原作で千明が入手したのと同じ形)で焚き火を始めます。

 最終回となる第3話では、豆をミルで挽いてコーヒーを入れたり、キャンプめしを作る様子。トマトの包み焼きや、スキレットでステーキを堪能します。

 この「あきキャン△」は、2020年4月30日までの期間限定公開。動画の最後にある、豊崎愛生さんのキャンプ写真「愛生キャン△」にも注目です。

<出典・引用>
YouTubeフリューチャンネル「あきキャン△
※画像はYouTube「あきキャン△」動画のスクリーンショットです。

(咲村珠樹)