遊び心ある商品ばかりを生み出しているアート&デザインスタジオ「ekōD Works」は、「レジ袋のような見た目のエコバッグ」を考案。クレーンゲーム向けプライズメーカーのZOEと「THEコンビニライクエコバッグ」を共同開発し、10月末から順次ゲームセンターへの導入を開始しました。種類はブルー・グリーン・オレンジの全3種。

 2020年春までは当たり前のように見られたコンビニやスーパーのレジ袋ですが、夏以降のレジ袋有料化をきっかけにオシャレなエコバッグが街なかに溢れ、レジ袋をぶら下げて自宅に帰る人たちの姿は、いつの間にか「かつて見た懐かしい光景」になりつつあります。

 「コンビニやスーパーでの店頭販売や雑誌の付録、イベントでの配布キャンペーンなど、エコバッグは様々な形で急速に普及しましたが、どれもこれも同じように小洒落たものばかり」「『多様性とはなんぞや』『レジ袋有料化の条項にエコバッグはオシャレなものにしなければならないみたいな一文でも付帯しているのかな』と、プンスカしたのは私だけかもしれません」と語るのは、ekōD Works代表の福澤貴之さん。

 「そこで私達は、これまでの光景を継承しつつも時流に乗って繰り返し使用することのできる、見た目がレジ袋なエコバッグを考案しました」と、開発に至った経緯を説明しています。

 開発にあたっては、誰しもが既視感を抱くような「どこかで見たことのあるレジ袋っぽさ」を重視し、ベロ(持ち手と持ち手の間の突起)のある形状や、どことなくコンビニ感のあるロゴマークの再現などにこだわったとのこと。

 福澤さんは「レジ袋を持ち歩く景色を未来へと継承していきたい同士の皆々様他、これ見よがしにオシャレなエコバッグを持ち歩くのも時代に流されている感があってなんだかなぁと思っているような皆様はぜひ、このレジ袋のような装いのエコバッグを日常生活に取り入れてみて下さい!」と力強く訴えています。

情報提供:ekōD Works

(佐藤圭亮)