1990年3月21日に日本テレビ系で放送されたスペシャルアニメ「雲のように風のように」が、ついにBlu-rayソフト化。オリジナルネガからHDスキャンした高画質動画となって、2021年1月20日にリリースされます。
第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した、酒見賢一さんのデビュー作「後宮小説」を原作とするアニメ「雲のように風のように」。中国を思わせる架空の国の歴史書を題材にして描いた歴史小説、という奇想天外かつ大河ドラマを思わせる壮大な物語で、本放送時は本編にCMを挟まないという、劇場で見るような異例の形で放送されました。
総監督を務めたのは、世界初のOVA「ダロス」などを手掛け、押井守監督の師匠でもある故・鳥海永行さん。キャラクターデザインと作画監督は「魔女の宅急便」「海がきこえる」「崖の上のポニョ」「コクリコ坂から」などのスタジオジブリ作品で、キャラクターデザインや作画監督を務めた近藤勝也さんです。
舞台は、古代中国を思わせる素乾国。腹英34年(1607年)に第17代皇帝が急死したことにより、新たな皇帝の擁立を巡って宮廷内に陰謀の渦巻く中、宮女(新皇帝の花嫁候補)に応募した銀河(声:佐野量子さん)と、コリューンこと後の第18代皇帝・双槐樹(声:二代目市川笑也さん)との交流や、その後の戦乱で素乾国が滅亡していくさまを描きます。
Blu-ray化にあたり、オリジナルネガからHDスキャンしてテレシネ化を実施。1990年のテレビ放送時より、はるかに高画質になっています。
封入特典として8ページのブックレット(DVD版ブックレットをリサイズ・再編集したもの)、そして先着購入特典として、制作当時のセル画と背景画を1枚に印刷したA4プリント3枚セットが用意されます。
YouTubeチャンネルには、SDリマスター版とHDリマスター版の違いを比較できるPR動画も公開。「雲のように風のように」Blu-rayは、税抜4800円で2021年1月20日発売予定です。
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情報提供:株式会社バップ
(咲村珠樹)