映画「トイ・ストーリー」などで知られるアズブロ社のキャラクター「ミスターポテトヘッド(Mr.ポテトヘッド)」のライセンス契約を結ぶ株式会社セガトイズは、ブランド名を「ポテトヘッド」に変更すると発表しました。商品やキャラクター名としての「ミスターポテトヘッド」や「ミセスポテトヘッド」は、そのまま残ります。

 アメリカのおもちゃメーカー、ハズブロのキャラクター「ミスターポテトヘッド」は、ジョージ・ラーナー(George Lerner)氏のデザインによる、ジャガイモ(ポテト)に顔と手足の付いたキャラクター。元々は福笑いのように、顔のパーツなどが交換可能なおもちゃとして誕生しました。

 1952年におもちゃとして正式に発売され、以来70年近くにわたってアメリカなど世界各地で人気となったミスターポテトヘッド。アニメ「トイ・ストーリー」で映画デビューも果たしました。

 今回のブランド名変更は、ハズブロ社が2021年2月25日に「ポテトヘッド」へブランド名を変更する発表をしたことによるものです。

 これまでにも時代の変化に合わせた価値観や遊び方を取り入れ、キャラクターを進化させてきたミスターポテトヘッド。今回も時代や価値観の変化に合わせるため、さらにブランドの持つ多様なキャラクターの価値観を反映するために、ブランド名から「ミスター」をなくし「ポテトヘッド」に変更されることになりました。

 この変更はブランド名のみで、商品やキャラクターとしての「ミスター(Mr.)ポテトヘッド」や「ミセス(Mrs.)ポテトヘッド」の名前はそのまま。今後も同じ名前で商品展開されます。

 これからも「ポテトヘッド」のキャラクターたちは、境界のない想像力豊かで創造的な遊びをさらに提供していくとしています。また、子どもたちが伝統的な社会や性別の規範に限定されることなく、自らの個性や世界を描けるようにしたいとの考えを示しています。

<参考>
ハズブロ プレスリリース
株式会社セガトイズ プレスリリース

(咲村珠樹)