お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんと富澤たけしさんが、東日本大震災から10年を迎える2021年3月11日の深夜25時からニッポン放送「オールナイトニッポン」のパーソナリティを担当することが決定。東日本大震災から10年を迎えての心境、そして今後の10年に向けてのメッセージを生放送で届けます。
サンドウィッチマンのオールナイトニッポンと言えば、東日本大震災から1週間後となる2011年3月18日の深夜に放送。地震直後から地元・宮城へ向けて発信を続けるサンドウィッチマンに急きょニッポン放送からオファーが届き、一夜限りの番組でしたが、当時の心境とお笑いをラジオを通じて届けました。
サンドウィッチマンは、下積み時代の夢に「オールナイトニッポンのパーソナリティ」と書いていたほどのラジオファン。そんな2人が初めてオールナイトニッポンを担当したのが、東日本大震災から1週間後となる2011年3月18日というのは、なにか運命的なものを感じてしまいますね。
当日の生放送では、被災地に寄り添った言葉でスタートすべきか、お笑いを届けるべきか、直前まで悩んでいたという2人。結果、ショートコント「CD屋さん」で入るという、被災地に寄り添いながらもお笑い芸人としての覚悟も届けた一夜限りの放送となりました。
その後、サンドウィッチマンの2人はニッポン放送でレギュラー番組となる「サンドウィッチマンの東北魂」をスタート。毎週に渡って、2人の素朴なトークから被災地の話題や今の状況をユーモアも交えながらお送りしています。
さらに震災から5年となる2016年3月11日には、地元の宮城・東北放送から生放送で「オールナイトニッポンGOLD」をお送りするなど、節目節目でラジオを通じて自分たちの心境を届けてきました。
今回の番組では、レギュラー番組の撮影で宮城・気仙沼市でロケを行っている合間に被災した2人のその日をじっくりと振り返るほか、当日の夜にラジオから流れる情報を頼りに過ごした話や、当時の「オールナイトニッポン」などの音源を交えながら放送する予定。
またゲストには、一緒にチャリティ活動も行う狩野英孝が登場。出身の宮城県栗原市が震度7を記録し、実家の神社が被災した狩野さんから、地元の今についても語られるとのことです。
サンドウィッチマンの伊達さんは「震災から10年の月日を思いながら生放送に挑みますが、笑いのある番組にしていきたいと思います」とコメント。富澤さんは「当日は東北から戻ってきての深夜の生放送なので、寝ないよう頑張ります」と、笑いも交えながら意気込みを語りました。
情報提供：株式会社ニッポン放送
（佐藤圭亮）
