ペットにはそれぞれお気に入りの寝床があるもの。自分用のベッドだったり、押し入れの奥だったりと、ペットの種類や性格によって多種多様ですが、ここを寝床にしている猫ちゃんは初めて見ました。

 その寝床とはなんと「空気清浄機の吹出口」。機種によってはくぼみがあり、たしかに入りやすそう……ではあるものの、風は出るし、固いし、落ち着いて休めなさそう、というのが正直な感想。

すっぽりと収まるムギちゃん

 「そんな想像は関係ないの、ここはわたしのお気に入り!」と言わんばかりに、気持ちよさそうに眠るのはラガマフィンのムギちゃん(1歳/メス)です。ツイッターに投稿されたムギちゃんの写真には7万件もの「いいね」がつき、多くの方がその寝姿に癒やされているようです。

 飼い主さんに話をうかがうと、この場所はムギちゃんを家に迎え入れた頃からのお気に入りなのだそう。すっぽりと収まっていた小さい身体が今でははみ出るくらいに成長したそうですが、それでもお構いなしに入り込んで眠っているそうです。

 ムギちゃんにとって、空気清浄機の吹出口はよほど居心地が良いのでしょう。一度入ってしまうと少なくとも一時間くらいは動かないのだとか。

吹出口に顔をうずめるムギちゃん

仰向けでくつろぐムギちゃん

 吹出口に入ったばかりの頃は、そんなところで寝て大丈夫かな?と飼い主さんも心配したそうですが、あまりに気持ちよさそうにしているのでそのままにし、今となってはもう日常の風景。ムギちゃんも吹出口に顔をうずめたり、仰向けで入ったりと自由な姿勢でやりたい放題です(笑)。

 猫が成猫になるのは多くの種類で1歳~1歳半と言われていますが、ラガマフィンは成長がゆるやかで、成猫になるまでおおよそ3~4年かかると言われています。これからもすくすくと大きく成長していくと思われますが、いつまでもこの空気清浄機の上で、気持ちよさそうに休むムギちゃんを見ていたいものですね。

<記事化協力>
マリムギ成長日記さん(@mariemugi2)さん

(山口弘剛)