目覚まし時計のアラームが鳴ってもなかなか起きられない……朝、起きることを苦手とする方は多いと思いますが、そんな時は目覚まし時計を止めにくく工夫してみると良いかもしれません。

 自分専用の目覚まし時計を開発したツイッターユーザーのマサハル電機 ツバサさん(@7_62nato7_62)。見るからに大きな音が鳴りそう&解除しにくそうなごてごてしいビジュアルがインパクト抜群です。

 もちろん効果のほども絶大なもの。爆音のベルに加え、耳に残るチャイム音がけたたましく鳴りわたり、どんなに熟睡していても飛び起きてしまうこと間違いなしでしょう。

 さらに音を止めるには「鍵をさし、ひねる」「乱数生成された8桁の数字を見ながらキーパッドで打ち込む」といった5つの手順をこなさなくてはなりません。公開されている動画を見てみると、作った本人でさえアラーム解除に35秒ほどを要していました。

威力もさることながら見た目のインパクトも抜群

 「僕は超が付くほどに朝が苦手で、非常に寝坊が多いです。なんと、先日大手企業の最終面接にも寝坊したばかりです。笑」

 開発の経緯についてこのように話すマサハル電機 ツバサさん。多趣味で忙しい毎日を送っており、寝る間を惜しんででも活動時間を長くしたいと考え、この常軌を逸しているとも言える音量レベルの目覚ましを制作。強制的に脳みそをたたき起こすという手段を取ったのだそう。

あえて大量の基盤を乗せた仕様に

 ごてごてしいビジュアルにもこだわりが。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシン「デロリアン」の内装をイメージし、むき出しの基盤や回路が印象的な「男のロマンたっぷり」な見た目は、あえてこのようにしたのだとか。

 なおこの目覚まし時計、現時点では未完で、最終段階ではあと5つのスイッチが追加で付き、さらに計算問題に正解しなければ停止しないようにする予定とのこと。

 いくら朝目覚めるのが苦手とはいえ、ここまでくるとやり過ぎな気もしますが……工業大学生であるマサハル電機 ツバサさんの探求心を突き動かしてやまない理由が「ロマン」という言葉に集約されているのでしょう。

 ちなみにこの目覚まし時計を使い始めてからは、毎日時間通りに起きることに成功しているそうですよ。

<記事化協力>
マサハル電機 ツバサさん(@7_62nato7_62)

(山口弘剛)