仮想通貨のNFTを通して作り手とファンを繋ぐプラットフォーム「Kollektion」(コレクション)に、新しく漫画作品を取り扱うカテゴリーのα版が登場。その第1弾の取り組みとして、「ヤングマガジン」で12月27日から新連載の「code:ノストラ」がNFT化されています。
また、12月27日から2022年1月3日まで、東京メトロ新宿駅と表参道駅で全ページ(一部、過激なシーンにはマスキングあり)が立ち読みできる屋外広告を掲出。実際に購入したい場合は広告に掲載されているQRコードから購入ページへアクセスできる仕組みとなっています。
「code:ノストラ」は原作が「サイコメトラーEIJI」や「シバトラ」などの安童夕馬さん、漫画が「きんぼし」や「二瘤駱駝」などの明石英之さんによる未来犯罪と命の重さを巡る本格電脳アクション作品。
人生を「一発大逆転したい!」と思いながらも、いつも損をしてしまう主人公の神矢迅が、大きな犯罪に巻き込まれてピストルで頭を撃たれてしまうところから物語は始まります。
重傷を負ってしまった迅ですが、病院で「オメガブレイン」というものを移植されて一命を取りとめます。そして目を覚ますと、驚くべきチート能力を手にしているのでした。
原作者の安童さんはNFTについて、「知識はあったし可能性も感じていた」と言い、漫画の新連載を「NFTで……」という発想も構想にはあったとのこと。しかし、ヤングマガジンの新連載の漫画でいきなり白羽の矢が立つとは思っていなかったため、どんな風にビジネスに繋がっていくのか「ワクワクしている」とコメントしています。
漫画がNFTになることについては、薄利多売が基本だった漫画の世界に「新しいビジネススキームを持ち込むことに繋がる」と好印象の様子。「漫画村のような著作権侵害のリスクから解放される可能性も秘めている」「まだ手探りですが、漫画@NFTにはいろいろな方向性からアプローチしていきたいですね」と語っています。
情報提供:KLKTN Limited
(佐藤圭亮)