犬や猫と戯れるのは、飼い主にとって極上のひととき。でも、一緒に遊べない忙しい場合というのもあります。

 代表的な例では食事時で、家にいる家族がご飯を食べていると、遊んでほしい側は待ちぼうけとなり、不満を募らせることも。どうしても自分と遊んで欲しくて、渾身の「かわいい」攻撃でアピールする犬さんもいるようです。

 お食事中の飼い主さん家族に対し、渾身の「かわいい」で構ってアピールをしているのは、ぽんたくん。2歳になる、マルチーズとポメラニアンのミックス犬です。

 普段から飼い主さんの愛情を全身に受け、かわいがられ遊んでもらっているぽんたくん。それでも、飼い主さんご家族が食事中の場合は話が別です。

 お食事中、ぽんたくんはどうしているかというと、すぐそばで飼い主さんご家族を見ているのですが、だんだん「構ってほしい欲」が募ってきてしまうみたい。自分のチャームポイントである「かわいさ」を最大限活用したアピールを始めました。

飼い主さんに「構って」アピールするぽんたくん(ぽんたさん提供)

 飼い主さんによると、これは「ほぼ毎回こんな感じです」とのこと。かわいいパワー全開で迫ってくるため、つい「かわいさに根負けしてしまいます」と、大体ぽんたくんの勝利に終わってしまうんだとか。

かわいさ全開でアピール(ぽんたさん提供)

 このアピールについて「ご飯よりも自分が勝ってることを自覚しているみたいです」と分析している飼い主さん。ぽんたくんにしてみれば「ほら、ご飯よりボクと遊ぶ方が楽しいでしょ?だって、こんなにかわいいんだもん!」と、してやったりの感じなのかもしれません。

ぽんたくんのアピール(ぽんたさん提供)

 自分のかわいさを自覚し、戦略的にアピールしているように感じられるぽんたくん。この小悪魔的なテクニック、自分で編み出したのならば、なかなかの知能犯かもしれませんね。

<記事化協力>
ぽんたさん(@p_190224)

(咲村珠樹)