動物病院の診察台の上で、透明な容器に入ったまま硬直してしまったのは、ジャンガリアンハムスターのきなこちゃん。「オワタ……」と言わんばかりの表情をみせています。

 当時、きなこちゃんは少し食欲が落ちていた為、飼い主さんと共に動物病院を訪れていました。

 実は病院で診察を受けるのはこの時が初めて。きなこちゃんの順番になり、診察用の透明のケースに移し替えられると、極度の緊張からピタッと動きを止めてしまいました。

ピタッと固まってしまったきなこちゃん

 初めて見る先生に、見慣れない道具。怖がってしまうのも無理はないですよね。病院独特の雰囲気に、「一体これからどうなるの?」と戸惑いを隠せない様子のきなこちゃん。目を大きく見開いていることからも、内心ドキドキしていることが良く伝わってきます。

 心配でたまらないであろうきなこちゃんの姿に、「こういう時だけでもいいから言葉が通じればいいのになと思いました」と、飼い主さん。病気や怪我を治すためなんだよ、と伝えたくても伝えられない。ペットを飼ったことがある方なら、この気持ちがよくわかるのではないでしょうか。

 そんな飼い主さんの気持ちが伝わったのか、この後は徐々に動くようになり、診察も無事に終了。食欲も戻り、以前の元気を取り戻したそうです。

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(山口弘剛)