コロンとした見た目がかわいらしい、手まり寿司の写真がツイッターで話題。まぐろやイカ、お肉やしいたけなどさまざまなネタが乗ったお寿司がズラッと並ぶ様子を見ると、思わずお腹が鳴ってしまいそうですが……あれ?左側にチラッと写っている指がなんだか大きいような……?

 そう、この手まり寿司、実は粘土で出来たミニチュア作品なんです。ひとつひとつが爪の先ほどの大きさしかないにも関わらず、そのリアルな出来栄えにはただただ驚くばかり。どう見ても本物の手まり寿司にしか見えません……!

 作品を制作したのは、ミニチュア作家のこるはさん。過去には牡蠣やほやをはじめとする海の幸をテーマにした作品を多く手掛けており、特に手まり寿司は作る工程が楽しく、年に数回作っているというお気に入りのモチーフです。

こるはさんが過去に制作した手まり寿司

過去の作品もとてもおいしそうです

 回数を重ねながら、より本物の手まり寿司に近付けること、美味しそうに見せることにこだわっている、という宣言の通り、その出来栄えは一見しただけではとても粘土で出来ているとは、ましてやミニチュアだとは思えないほど。

 12種類の異なるお寿司が並ぶ、その中でも特にお気に入りはレンコンのお寿司。これは今作のために新たにラインナップに加えたお寿司ですが、その完成度は他の寿司ネタに引けを取りません。添えられた小ネギも良いアクセントになっています。

 そんな新しい試みも加わった作品の出来栄えについては「気になるところはありますが、美味しそうには出来たかなと思います」と、こるはさん自身も納得の様子。実際に食べることが出来ないのが、本当に悔やまれますよね……!

 ツイッターへの投稿には「えぇぇぇ!これ粘土なんですか!?」「ただでさえ小さくてかわいい手まり寿司がミニチュアになっているなんて!」と、絶賛の声が多数。作品を見た多くの方を驚かせています。

 こるはさんの普段の作品はWEBショップにて販売を行っており、今作も日時未定ながら出品を行う予定。また、11月に開催されるミニチュアアート展2022においても、オンラインにて販売予定とのことです。

<記事化協力>
こるはさん(@kasuga_maru)

(山口弘剛)