自民党の高市早苗総裁が第104代総理大臣に指名されたのを受け、栃木県にあるテーマパーク・東武ワールドスクウェアの「国会議事堂」に身長7cmの高市首相人形が登場。
細かな遊び心と仕事の速さが「芸が細かい」「クオリティが高い」と話題を集めています。
■ 25分の1スケールの国会議事堂に、身長7cmの高市首相が登場
栃木県日光市にある東武ワールドスクウェアは日本と世界の有名な建築物や遺跡を25分の1スケールで精巧に再現しているテーマパーク。22の国と地域にある102点の建造物を1日で“世界一周”気分を味わうことができます。
さらに各ミニチュアには身長7cmの人形たちを配置して現地の雰囲気を再現。園内合計で14万人の小さな住人たちが25分の1の地球に“暮らして”いる様子をうかがい知ることができます。
そんなユニークな園内の「現代日本エリア」にあるのが「国会議事堂」のミニチュア。その正面入口の前には建物から出てくる政治家と、それを取り囲む報道陣たちの姿が。
ワイドショーの一幕を空中から見下ろすような光景ですが、実はその政治家人形にはちょっとした小ネタが仕込まれています。
実はその時々の首相をモデルにした“首相人形”なのです。
園内で人形を担当しているXアカウント「人形の人@東武ワールドスクウェア」さんは10月22日にXを更新。「東武ワールドスクウェアの国会議事堂も、本日から首相が高市さんになりました」というコメントとともに、ブルーのジャケットとスカートを身に着けた“高市氏人形”をお披露目しました。
首相就任から1日経たずして人形を入れ替える仕事の早さと、「首相人形がタイムリーに変わっている」という遊び心に、投稿は3.2万件を超すいいねを獲得。リプライや引用欄には「細かなところまでクオリティが高い…!」「仕事早すぎる」「芸が細かい」といった驚きの声が寄せられていました。
ミニチュアの直ぐ側に作業に使ったと思われる工具が横たわっているのも、ミニチュアならではのユニークな光景です。
■ 「国会議事堂ならではのネタ」として小泉純一郎氏の時代から実施している取り組み
この歴代首相を人形に反映するという取り組みは「お客様に楽しんで頂けるよう国会議事堂ならではのネタ」として、小泉純一郎氏の時代から開始。それ以来首相が変わるたびに入れ替えを行っているそうです。
高市氏の前に議事堂の前にいたのは、もちろん石破茂氏。人形の入れ替えによりミニチュアから退場かと思いきや、議事堂手前の階段に列をなす「歴代首相」たちに合流します。先頭に立つ小泉氏の色褪せ具合からは、パークが積み重ねてきた歴史を感じずにはいられません。
ただ1つ注意したいのが、観覧エリアから人形までの距離。3.4メートル離れているため「ぜひこの目で首相人形を確かめたいぞ!」と思っても、肉眼だと少し見づらいそう。その場合はインフォメーションでレンタルできる双眼鏡を使うと、よりくっきり見ることができるそうです。
■ ホワイトハウスの大統領一家、エッフェル塔の隠し文字……園内には遊び心がたくさん
そして国会議事堂の首相人形以外にも、園内の展示には小ネタがたくさん。アメリカゾーンにある「ホワイトハウス」には、国会議事堂と同じく代々の大統領ファミリーを展示。現在はトランプ氏一家が並んでいます。
イタリアの「ピサの斜塔」の前では、「倒れてくる塔を受け止める風のポーズ」をとった人形とその様子を撮影している人形の姿。エッフェル塔の本体には「WORLD SQUARE(ワールドスクウェア)」「TOHO EIZO(東宝映像)」といった文字が仕込まれています。
また、バチカンの「サン・ピエトロ大聖堂」には、教皇とバチカン市国を護るスイス衛兵が立っています。
そのほか園内を走るミニチュアの「SL大樹」は、ヘッドマークが本物と同じく手描きされているそう。(※11月23日まではタミヤとのコラボイベントのため専用のヘッドマーク)
人形の人さんは「パーク内には特別なお人形がたくさん設置されています。探しながらの見学も楽しみ方の1つです」と話しています。
随所にこだわりと遊び心が光る東武ワールドスクウェア。筆者も数年ぶりに足を運んでみたくなりました。
東武ワールドスクウェアの国会議事堂も、本日から首相が高市さんになりました😆
石破さんは手前の階段にいる歴代首相(小泉さん以降)の列に移動しました!#東武ワールドスクウェア #国会議事堂 #ミニチュア #人形 pic.twitter.com/BtcmI8Tw6A
— 人形の人@東武ワールドスクウェア (@reptile_insect) October 22, 2025
<記事化協力>
人形の人@東武ワールドスクウェア さん(@reptile_insect)
(ヨシクラミク)



















































