人間はいついかなるときでも、猫に従うしかないのでしょうか。風呂蓋を猫に占拠されてしまった飼い主さんの投稿が、Xで話題を集めています。

 投稿された画像に写っているのは、大人1人がやっと入れるくらいの隙間を残して閉じられた蓋と、そのうえで悠々とくつろいでいる猫ちゃんです。

 画像の猫ちゃんは「こいも」ちゃん。茶トラのふわふわ被毛が可愛らしい、8歳の女の子です。

 こいもちゃんのくつろぎ方や表情を見る限り、今回が初めての占拠ではない様子。飼い主さんに伺ってみると「定番です」と返ってきました。

 どうやら飼い主さん宅では、こいもちゃんによるお風呂場占拠は、毎年の恒例行事のようです。

 確かにお湯が張られたお風呂の蓋の上は、あたたかそうですもんね。筆者も体重が10分の1以下になったら、同じことをやりたいです。

 しかしそれにしても、こいもちゃんはどのようにしてお風呂の蓋を占拠したのでしょうか。

 「誰かの湯上がりのタイミングを出待ちして、開門と同時に滑り込んで居座ります。その後、次の誰かが入るときにこういう状況になることがあります」(飼い主さん)

 なるほど、猫の機動力をもってすれば、人間など恐るるに足らず……といったところなのですね。

 しかし猫よりもちょっぴり賢いのが人間というもの。機動力では負けても、頭脳では負けていません。

 飼い主さんは風呂蓋の上においてある敷きタオルを、蓋の中央から端へと移動させることで、見事こいもちゃんの誘導に成功!風呂蓋と入浴スペースを奪還できたようです。飼い主さんも「これが叡智である」と投稿しています。人間万歳!

こいもちゃんの誘導に成功

飼い主さんを癒やす「猫見風呂」

 その後はこいもちゃんを風呂蓋の上にのせたまま、飼い主さんは湯船へ。「この季節の猫見風呂は日々の癒やしです」と、こいもちゃんとのまったり入浴タイムを楽しんだようです。

<記事化協力>
こいもちゃん(@koimo77)

(ヨシクラミク)