引っ越し先を探す時、ワクワクしながら眺める不動産情報サイト。もしもその中に、決して触れてはいけない情報が紛れ込んでいたら……?そんな想像を具現化したような無料ブラウザゲーム「ゆうひ不動産」が公開されました。
公式Xによると、本作は「普通の不動産サイトを探索するブラウザ向けフィクションコンテンツ」。ジャンプスケア(大きな音や画像で驚かせる演出)はなく、プレイ時間は約1時間ほどとのこと。ミステリーやゲームが大好物の筆者も早速、「ゆうひ不動産」のサイトにアクセスしてみました。
■ リアルすぎる「物件情報」に潜む異変
「ゆうひ不動産」は架空の都市「夕陽市」にて、不動産業を営む株式会社。「地域に根差し30年」とあるように、地元密着型のスタイルで、着実に業績を伸ばしてきた優良企業……といったところでしょうか。
サイトにアクセスすると、トップページには「コーポ朝霧」「メゾン白波」「グランドール夕陽」といった、いかにも実在しそうな名称の賃貸物件が並んでいます。
物件の外観写真や室内の詳細写真、家賃や間取りまで掲載されており、その作り込みは本物の不動産サイトと見紛うほど。
しかし、何気なく物件をチェックしていると……そのうちのいくつかが明らかな「異変」をはらんでいることに気が付きます。
その違和感から導き出された言葉を、トップページの「物件検索」に入力することで、物語が進行。サイト内にさらなる異変が発生し、「ゆうひ不動産」の実態が徐々に明らかになっていく……という内容です。
■ サイト自体が“侵食”されていく恐怖
謎を解き進めるにつれ、物件や会社概要の文章が少し変わっていたり、特定のページレイアウトが傾いていたり……といった、不穏な変化が続々と起こります。
完全に切り離されているはずのこちら側の世界までもが、じわじわと侵食されていくような感覚は、とにかく不快(褒め言葉)。これこそが本作の醍醐味です。
ブラウザ上で完結するシステムゆえにヒントが少なく、次に何をすればよいのかわからず手詰まりになることもありますが、サイトの隅々まで探索し、隠された真相に辿り着いた時のカタルシスは、やはり得も言われぬものがあります。
近年流行している「没入型ホラー」や、ゲームと現実の境界を曖昧にする「メタフィクション」の要素を含んだ、新たな体験型ホラーの形と言えるでしょう。
ボリュームは1時間程度とコンパクトながら、その密度とリアリティは一見の価値あり。Cookie保存による進行状況の保持に対応しているのもうれしいポイントです。
PCやスマホのブラウザから無料でアクセスできるので、あなたも「ゆうひ不動産」の正体をその目で確かめてみてはいかがでしょうか。ふと気付いた時には、もう逃れられなくなっている……かもしれません。
【ゆうひ不動産|公開】
普通の不動産サイトを探索する
ブラウザ向けフィクションコンテンツです。※フィクション/ジャンプスケアなし/配信OK
プレイ時間:約1時間▶︎ https://t.co/6om7GjGBf5#インディーゲーム #ホラーゲーム #ミステリーゲーム #探索ゲーム #ARG pic.twitter.com/0z0gzfUHtM
— ゆうひ不動産 (@yuhifudosan) January 4, 2026
<参考・引用>
ゆうひ不動産(@yuhifudosan)
ゆうひ不動産公式HP
(山口弘剛)











































