リクエスト株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役：甲畑 智康）は、自社で開発した「問題設定思考(R)」と「組織行動科学(R)」を基盤に、910社以上の企業でイノベーション支援の実績を持つ企業です。このたび、AIを活用した人的資本経営の先駆けである「XR HRD(R)研究センター」との共同プロジェクトを通じて、新しいリーダー育成プログラム「人的資本向上プログラム」を発表しました。本プログラムは、これまでの一般的なリーダー研修の枠を超え、実際の経験から「気づき」を得ることで成長を促す、革新的なアプローチを採用しています。
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背景と課題
現代の企業では、リーダー育成が極めて重要な経営課題とされています。しかし、従来のリーダー訓練では、「理想の状態」や「正しい状態」「あるべき状態」を考え、その状態を実現する計画作成に重きが置かれてきました。この方法は、論理的思考や計画立案能力に優れた一部の社員には効果的でしたが、全体の2～10％にしか実行可能性がなく、大多数の社員には適用が困難でした。
なぜ、大多数の社員がこの方法を実行できないのか。それは、経験や実感を伴わない理論や知識だけが与えられた状態では、具体的な行動に落とし込むための「イメージ」が欠如しているからです。例えば、問題解決の「あるべき状態」を描く際、過去の経験に基づく具体的な実例がない場合、計画は単なる作文に留まり、実行に繋がりません。また、中堅社員が「知識はある」と自己評価していても、それが行動に結びつかない場合、新しい経験や発見を阻害する要因となります。
当社の研究（黒字の製造業とエンジニアリング企業22社、約2,700名の行動データを基にした分析）では、実務で得た具体的な経験を通じて「気づき」を得ることが、実行可能なリーダーシップ育成に最も効果的であることが判明しました。この「気づき」が、個人の行動を変え、チーム全体の成長を促すきっかけとなります。
特に、リーダー育成の対象となる「ふつうの社員」には、以下のような特徴が見られます。
- 自分の立場や価値観から物事を考えがちで、他者の視点や状況を考慮しない。
- 知識やハウツーを即時的に求め、それを得ると行動や思考ができると錯覚する。
- 自分に不足している部分が分かっても、それを補う行動を取ろうとしない。
- 他者の成功事例を自分に置き換えて学習することができない。
- 一度上手くいった方法を「形式」として繰り返し、状況に応じた柔軟な対応が難しい。
- 物事を点や断片で捉え、全体のつながりや背景を考えない（立ち止まって経験を振り返ることがない）。
- 背景を考えず、条件設定や文脈を読むことができず、表面的な解釈に終始する。
- 問題が起きた際、自動的に他者のせいにし、自分の責任を認めない。
- 発言が上から目線になりやすく、チームの連携を妨げることがある。
- 批判や不満は上手でも、自ら行動しようとしない（目指す状態を描けず、実行計画が立てられない）。
- これらの行動をしている自覚がなく、指摘されても「自分はそうではない」と認識する。
これらの特徴の根本的な原因として、「自分が動ける指示を受けて動くことが習慣化」しており、自分の立場を超えた視点を持つことができない点が挙げられます。このような状況に対し、「気づき」を通じて行動や思考の枠組みを変えることが必要不可欠です。本プログラムでは、この「気づき」を得るプロセスを重視し、社員の行動を変えるための具体的な支援を行います。
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プログラムの特徴
経験を基にした学びの設計
実務で得た経験を振り返り、自ら「気づき」を得ることで、社員が自発的に成長を目指します。否定や指摘は避け、前向きな発見を通じて、自然な学びの環境を提供します。
実行可能な段階的プロセス
テーマ設定、分解、実行、アウトプットといったプロセスを段階的に支援します。一人ひとりが無理なく実行できる仕組みを採用し、着実な成果を目指します。
継続的なモチベーションの引き出し
社員が自ら調べ、課題解決に取り組む動機を引き出すことで、長期的な成長を促進します。経験から得た「気づき」を基に、現場での実行力を高めます。
Request Co., Ltd.
代表取締役 甲畑智康
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XR HRD(R)研究センター
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本社：〒160-0022
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- 担当者: リクエスト株式会社 XR HRD(R)AI運営事務局
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