
株式会社テラ・ラボ(本社:愛知県春日井市、代表取締役 松浦孝英)は、滑走路不要な垂直離発着型長距離固定翼無人航空機「テラ・ドルフィンVTOL」の性能評価を行うための飛行試験を行ってきました。
日本国内では、大型固定翼機の長期間の飛行試験場の確保が難しく、また飛行試験場の近隣等への安全性を考慮したとしても飛行試験中の事故等のリスクがあるため、国外に飛行試験場所を確保し、2025年1月~3月にかけて、これまで累計50時間の機体の性能評価試験を行いました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34117/57/34117-57-de093bc34e4c764a489364cc200b745c-1477x1108.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
写真は2025年3月28日の飛行試験の様子、2025年1月からはじめた飛行試験は、累計50時間を超えた
日本国内において、日本国内でカテゴリーII(目視外飛行等)を実現するには、最大離陸重量25kg以上のドローンは通常より厳しい規制があり「機体を整備することにより 100 時間以上の飛行に耐え得る耐久性を有すること」とされています。テラ・ラボは、2025年5月には累計100時間を完遂する見込みです。
テラ・ラボが開発を進める固定翼型無人航空機「テラ・ドルフィン(翼長4m)」はMPPモデル(Multi Purpose Platforms、多目的プラットフォーム型無人航空機)として開発されており、制御装置、推進装置や観測装置を選べるなど多様な用途に対応ができます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34117/57/34117-57-b63a573cb87d2fe6c04934fd15cb394b-3264x1869.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
県営名古屋空港ターミナルビル3階「テララボ災害対策オペレーションセンター」に展示されている同型機
固定翼の無人航空機長距離飛行ができる特性があることで着目はされていたものの、離発着時には滑走路が必要とされ、運用上に課題となっていました。そこで、長距離飛行ができる特性を活かしつつ、滑走路不要な垂直離発着を可能とする「テラ・ドルフィンVTOL」を実装化を目指してきました。
テラ・ドルフィンは、「2019-2021度、地域復興実用化開発等促進事業補助金(福島県)」を活用し、プロトタイプによる飛行試験を実施。「2023-2024年度、新あいち創造研究開発補助金(愛知県)」を活用し、垂直離発着可能な固定翼機として機体の量産化に向けて、機体の性能評価試験を行ってきました。
今後は、日本国内においてカテゴリーII(目視外飛行等)の実証実験を行い、早期実装化を目指します。
■機体スペック
全長:2900mm
全幅:4300mm
全高:975mm
機体重量:40kg
巡航速度:70-150km/h
■飛行試験(機体の性能評価試験)
期間:2025年1月~3月
場所:国外(未公表)
■会社情報
株式会社テラ・ラボ
業種:情報通信
本社:愛知県春日井市不二ガ丘3-28
電話:050-3138-1612
代表:松浦 孝英
設立:2014年03月
URL:https://terra-labo.jp