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血筋、能力、人柄――後継者選びの究極の条件とは!? 中国史研究の重鎮・阪倉篤秀氏『中国皇帝の条件 後継者はいかに選ばれたか』本日発売

update:
   
株式会社新潮社
歴史好き、家柄好き、皇室ファン、王朝好き必読の一冊です!



中華世界で強大な権力を持った皇帝たち。その王朝の存続において最優先課題となるのが、後継者の選定です。「二代目で傾き、三代目が潰す」と言いますが、一代目の強烈な個性とエネルギーに対し、二代目、三代目へと権力が円滑に移行するかどうかが、王朝の命運を左右します。
新潮社は、秦の始皇帝から清朝の康熙帝までの皇帝を取り上げ、絶対権力の継承プロセスを検証する阪倉篤秀氏の新刊『中国皇帝の条件 後継者はいかに選ばれたか』(新潮選書)を本日4月24日(木)に発売します。
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中華の絶対権力者であると同時に、一人の親でもある皇帝にとって、皇太子の選定は王朝存亡を賭けた最重要課題でした。強烈な個性を押し通した先代と比較されて苦しむ二代目、甘やかされる三代目など、皇位継承に見られる構造的な困難を乗り越える秘訣を、秦の始皇帝から清の康熙帝まで歴代14人の事例から明らかにします。
著者・阪倉篤秀関西学院大学名誉教授は、中華民族と遊牧民族の対立構造から中国二千年史をたどった著書『長城の中国史 中華vs.遊牧六千キロの攻防』(講談社メチエ)でも知られる中国史研究の第一人者です。

■本書に登場する皇帝(歴史順)

秦 始皇帝嬴政
前漢 高祖劉邦 恵帝劉盈 武帝劉徹
後漢 光武帝劉秀 明帝劉荘(劉陽)
西晋 武帝司馬炎
東晋 元帝司馬睿
隋 文帝楊堅 煬帝楊広
唐 高祖李淵 太宗李世民 玄宗李隆基
宋 太祖趙匡胤 太宗趙匡義 仁宗趙禎 英宗趙曙 神宗趙頊
南宋 高宗趙構
明 洪武帝朱元璋 建文帝朱允炆 永楽帝朱棣
後金 太祖ヌルハチ 太宗ホンタイジ
清 順治帝愛新覚羅福臨 康熙帝愛新覚羅玄燁 雍正帝愛新覚羅胤禛
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■目次より

第一章 我ありてこそ──後継者指名の遅延とそれがもたらすもの
第二章 頼るしかなかった、とはいえ──血縁のありがたさとその反動
第三章 我をおいてほかになし──ともに業をなしとげたものとして
第四章 思いもしていなかったのに──王朝を継続するために
第五章 なにがなんでも我こそが──皇帝即位への意欲とそれがもたらすもの
第六章 父を受け継ぎ飛躍を目指す──父の遺産とイノベーション
第七章 準備万端整えたはずが──早期の後継者指名が崩れた結果

■中国史家・京都大学名誉教授の冨谷至氏も推薦!

「名君の誉れ高い彼らにおいても、その能力が及ばず、失敗に終わったことがある。それは後継者問題であり、後継者の選択が帝政中国の歴史を左右したのである。……〈後継者はいかに選ばれたのか〉を副題にもつ本書は、とり挙げた皇帝にかんして、この後継者の選出、後継者となろうとした経緯、即位した後の行動を解説したものであり、皇帝中心史観でもって中国史を概説することを意図したわけではない。……簡潔、平易な文体で、テンポよくことがらの経緯を説明し、読者を牽きつける。中国史の概要も通史的にそこから得られる。」

■内容紹介

部下、宦官、外戚‥‥誰も信用できない中、決断を迫られる最高権力者の究極の選択とは? 中華の絶対権力者であると同時に、一人の親でもある皇帝にとって、皇太子の選定は王朝存亡を賭けた最重要課題でした。強烈な個性を押し通した先代と比較されて苦しむ二代目、甘やかされる三代目など、皇位継承に見られる構造的な困難を乗り越える秘訣を、「一夫一妻多妾制」が原則の中国皇帝史2000年の人間ドラマから学びます。

■著者紹介:阪倉 篤秀(さかくら あつひで)

1949年京都市生まれ。関西学院大学大学院博士課程修了。関西学院大学教授を経て、現在同大名誉教授。専門は明代史。学校法人関西学院常任理事(2007~16年)。著書に『長城の中国史 中華vs.遊牧 六千キロの攻防』(講談社選書メチエ)、『明王朝中央統治機構の研究』(汲古書院)、編著に『さまざまな角度からの中国論』(晃洋書房)がある。

■書籍データ

【タイトル】中国皇帝の条件 後継者はいかに選ばれたか
【著者名】阪倉 篤秀
【発売日】2025年4月24日
【造本】選書
【本体定価】1980円(税込)
【ISBN】978-4-10-603925-6
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603925/

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