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住友化学グループとT2、化学品の自動運転トラックによる幹線輸送を実証

update:
   
株式会社T2
カーボンニュートラル燃料を用いた環境配慮型輸送にトライ



住友化学株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:水戸 信彰、以下「住友化学」)と住化ロジスティクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高木 国博、以下「SLC」)と株式会社T2(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:森本 成城、以下「T2」)の3社は、2025年7月より、自動運転トラックによる幹線輸送*¹の実証を、関東から関西までの高速道路一部区間で始めます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110471/31/110471-31-c7029ad679e4deaba4dd81d4d1ceb823-3900x2594.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


ドライバー不足が問題化する中で、今回の実証では、住友化学グループが生産する複数の化学品を対象に、T2が開発したレベル2*²自動運転トラックを用いて関東から関西までの高速道路一部区間を幹線輸送することで、安全な輸送や環境への配慮がとりわけ求められる化学業界において、サステナブルな物流オペレーションが構築できるかを検証します。

さらに、本実証では、CO2排出量の削減を目的に、カーボンニュートラルに資する燃料を使用します。2026年度から企業ごとのCO2排出量に枠を設け、企業間で過不足を取引する「排出量取引制度」が本格化するにあたり、自動運転の分野でも、こうした社会の動きにどれだけ対応できるかを確認していきます。

実証概要

- 時期:2025年7月から
- 場所:関東から関西までの高速道路上の一部区間(約500km)にて実施
<行程>住友化学千葉事業所(千葉県袖ケ浦市)→大阪地区 中継拠点
- 役割:・住友化学 積載貨物の提供・SLC 化学品等の輸送オペレーションの提供・T2 全体マネジメント、実験用車両の提供
- 積載:化学品等
- 検証内容(すべての実証はドライバーが乗車し、レベル2相当で実施):
・貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイム検証・想定したオペレーションパターンの有効性検証・カーボンニュートラル燃料を用いた輸送の有効性検証

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110471/31/110471-31-23ee8d0b7230687182720494c67ea6ca-365x289.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
住友化学の化学品製造プラント
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110471/31/110471-31-3ea9bb5b6300b2b4aa8dc8fcff5423c5-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
T2のトラック

3社では、今回の実証の結果を踏まえて、T2が2027年より開始するレベル4*³自動運転トラックの実現に向けて連携を深めていくほか、カーボンニュートラル燃料のうち、廃食油を主な原料とし、次世代の軽油代替燃料として期待される「リニューアブルディーゼル」を使用した輸送も目指していきます。

*¹ 工場で生産された商品を全国の配送拠点に主要な輸送ネットワークを通じて効率的に運ぶこと
*² ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
*³ 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態(参照:国土交通省資料 https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf

コメント

住友化学 常務執行役員 大野 顕司
物流を取り巻く環境はさらに厳しさを増しており、ドライバー不足は喫緊の課題となっています。当社においてもDXを活用した自動化、機械化の検討を進めており、自動運転トラックの活用は将来を見据えた有効な手段と考えています。今回検証に参加することで、とりわけ安全面を重視しながら多種多様な荷姿を持つ化学品への適用可能性を探り、持続可能な物流の実現につなげて行きたいと考えています。

住化ロジスティクス 代表取締役社長 高木 国博
自動運転トラックによる幹線輸送の実証は、ドライバー不足という現在の日本が抱える社会課題の解決に大きく寄与し、物流業界の未来に変革をもたらす挑戦です。当社は「安全・品質重視のサステナブルな物流サービス」を中期経営計画の重要テーマの一つとし、各種取り組みを進めています。今回、T2との実証実験への参画を通じて、取扱いが難しい化学品の安全かつ持続可能な物流の構築を積極的に推進していきます。

T2 代表取締役CEO 森本 成城
住友化学と住化ロジスティクスとともに社会的意義の大きな本実証を実施できますことに心より感謝を申し上げます。将来を見据えた化学品の持続可能な輸送、そしてカーボンニュートラルの実現といった社会課題の解決にT2が少しでも貢献できるよう、今回の実証で確かな道筋をつけてまいりたいと考えています。

各社概要

■住友化学株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋2丁目7番1号 東京日本橋タワー
代表者:社長執行役員 水戸 信彰
設立日:1913年9月22日
事業内容:アグロ&ライフソリューション、ICT&モビリティソリューション、アドバンストメディカルソリューション、エッセンシャル&グリーンマテリアルズ 他
企業サイト URL:https://www.sumitomo-chem.co.jp/

■住化ロジスティクス株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋小網町1-8 茅場町高木ビル
代表者:代表取締役社長 高木 国博
設立日:1966年3月15日
事業内容:化学製品を中心とする調達、生産、販売、静脈物流および物流情報システム開発・運用、物流診断等の物流関連サービスの提供
企業サイト URL:https://www.sumika-logi.co.jp/

■株式会社T2
本社所在地:東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル1階
代表者:代表取締役 CEO 森本 成城
設立日:2022年8月30日
事業内容:自動運転システムの開発、レベル4 自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業、その他関連サービス事業
企業サイト URL:https://t2.auto/

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