合同出版株式会社は、電子書籍『痩せてない私って価値がないの？ 摂食障害から回復するまでの10年』(椎葉あさひ 著、鈴木眞理 監修)を 2025年5月30日より配信開始いたします。
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高校２年生の夏休み。
ある日、ふと体重計に乗ると、４キロ痩せていた著者の椎葉あさひさん。
このひょんな出来事から、体重を減らすことにのめり込んでいきます。
食べているものが何キロカロリーなのか気になりはじめ、次第にカロリー計算せずに食事をすることができなくなりました。
「痩せてないと私じゃないみたい…これ以上、太ったらどうしよう…」
心も体もボロボロになるまで痩せ続け、体重が32kgになってもなお痩せることを止められませんでした。
摂食障害の症状、過食と拒食をくり返す日々のこと、家族との関係、学校生活、薬や通院での治療など、摂食障害から抜け出すまでの10年を漫画で描きました。
【当事者の家族やサポートする人が症状を知るための専門家による解説あり】
「第１章 はじめりはささいなこと」の「やめ時がわからない」より
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もくじ
第１章 はじまりはささいなこと
２つ上の姉と私
ささいなきっかけ
やめ時がわからない
まだ35kg
頭の中は痩せることでいっぱい
言わなきゃよかった
気づかれないけど、気づいてほしい
限界だった32kg
【解説１】親子・家庭環境と摂食障害
第２章 拒食治療
はじめての精神科・心療内科
食事日記
おかゆだけじゃ物足りない
修学旅行
体重増加のためのルール
うまく伝えられない
【解説２】完璧主義と摂食障害
第３章 過食へ移行
悩みはいつも対人関係
太った私に価値はない？
太った自分を受け入れられない
高すぎる理想
食べたことをなかったことにしたい
【解説３】自己肯定感／愛着と摂食障害
第４章 過食から抜け出すために
無意味だとわかっていても
飲み会と下剤
当事者研究会との出会い
愛情を受け取れない
私の見落とし
母の思いを知る
母と祖母の関係
下剤乱用と排便困難
１人で抱え込むのをやめた
【解説４】自己理解と寛解
寛解して
母との関係
おわりに
あとがき
監修者より
著者情報
著：椎葉あさひ（しいば・あさひ）
高校２年生の頃に体重が減ったことをきっかけに体重が32kgになる。
大学に入学してから過食に移行し、体重は50kgまで増加した。大学在学中は下剤乱用と食事制限で44～46kgをいったりきたり。大学卒業後の体重は38～45kgの変動をくり返し、仕事が続かず落ち着かない日々を過ごした。
自分が過去になりたいと思っていた漫画家という夢を昇華するために描き始めた摂食障害のコミックエッセイが電子書籍化。
現在は、摂食障害の症状は出ておらず寛解の状態にある。
監修：鈴木眞理（すずき・まり）
内科医／一般社団法人 日本摂食障害協会理事長
2002年政策研究大学院大学保健管理センター教授、2020年跡見学園女子大学心理学部臨床心理学科特任教授、2025年３月退職。ストレスと脳内ホルモンに興味をもち、摂食障害の治療と研究に従事。1987年から内科で摂食障害外来を開設し、2020年までの登録患者は1500例を超える。厚生労働省中枢性摂食異常症研究班で疫学調査、プライマリケア指針作成、骨粗鬆症など病態生理、グレリンの臨床応用、在宅経静脈性高カロリー栄養法の導入、家族の心理教育に関する研究をおこなう。2002年から家族会を主催。
著書に『乙女心と拒食症ーやせは心の安全地帯』（インターメディカル、1999年）、『内科医にできる摂食障害の診断と治療』（三輪書店、2001年）、『Primary care note 摂食障害』（日本医事新報社、2008年）、『摂食障害：見る読むクリニックーDVDとテキストでまなぶ』（星和書店、2014年）など多数。
書誌情報
『痩せてない私って価値がないの？ 摂食障害から回復するまでの10年』
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b663165.html
椎葉 あさひ【著】
鈴木 眞理【監修・解説】
□定価＝本体1,500円＋税
□192ページ
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