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「サントリーグリーン水素ビジョン」を発表

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サントリーホールディングス株式会社
― 「やまなしモデルP2Gシステム」を活用し、2027年以降国内で初めてグリーン水素の製造から販売までを一気通貫で取り組む ―



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42435/1306/42435-1306-c06ab469c725f8635552dbf12e9d813c-2000x1415.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


サントリーホールディングス(株)は、2025年内に予定されている「やまなしモデルP2Gシステム」の稼働を前に、当グループの水素利活用の中長期計画「サントリーグリーン水素ビジョン」を6月11日(水)に発表しました。

水素を我が国における脱炭素社会実現に向けた重要なエネルギー源と位置づけた「水素基本戦略」が2017年に発表されて以降、官民連携での水素供給網の構築が積極的に進められています。サントリーグループでも、山梨県ならびに技術開発参画企業9社※1とともに、国内最大となる16メガワット規模の水素製造設備「やまなしモデルP2Gシステム」を建設※2し、自社拠点であるサントリー天然水 南アルプス白州工場・サントリー白州蒸溜所(以下、天然水白州工場・白州蒸溜所)への水素導入に取り組んでいます( https://www.suntory.co.jp/news/article/14225.htmlhttps://www.suntory.co.jp/news/article/14542.html )。
※1 東レ(株)、東京電力ホールディングス(株)、東京電力エナジーパートナー(株)、カナデビア(株)、シーメンス・エナジー(株)、(株)加地テック、三浦工業(株)、ニチコン(株)、(株)やまなしハイドロジェンカンパニー
※2 日本政府が立ち上げた「グリーンイノベーション基金事業」におけるNEDOの採択を受け活動(再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造プロジェクト、2021年8月採択決定)

今回発表する「サントリーグリーン水素ビジョン」では、水素社会の実現に向けたサントリーグループの水素に関する取り組みを包括的に整理しました。
■サントリーグリーン水素ビジョン
1)サントリーグループが水素に取り組む狙い
◆「水と生きる SUNTORY」として水から生まれるエネルギーにチャレンジ
・コーポレートメッセージ「水と生きる SUNTORY」を掲げるサントリーグループとして、「水から生まれ、水に還る」水素の製造から物流・販売までバリューチェーン全体を担う。グリーン水素ならではの価値の創造と訴求によって、世の中への普及を図り、水素社会の実現に向けて貢献する。

◆豊富な再エネと水資源を活用したグリーン水素の「地産地消モデル」の創出
・再生可能エネルギーの供給余力があり水資源にも恵まれた山梨県において、「やまなしモデルP2Gシステム」でグリーン水素を製造し、自社での利活用だけでなく、県内産業への供給・販売までを一気通貫で取り組む。グリーン水素における内陸地域での地産地消モデルを新たに構築する。

2)サントリーグループの取り組み概要
〈フェーズ1:2025年〉
・「やまなしモデルP2Gシステム」で製造したグリーン水素の自社拠点での利活用を始める。
-天然水白州工場で水素ボイラーを稼働させ、熱殺菌工程に利用する。
-白州蒸溜所における水素によるウイスキーの「直火蒸溜」を検討する。

〈フェーズ2:2027年以降〉
・協業パートナーと共に、国内で初めてグリーン水素の製造から販売までを一気通貫で取り組む。
-山梨県、(株)やまなしハイドロジェンカンパニーと共に、「やまなしモデルP2Gシステム」でグリーン水素を製造する。
-(株)巴商会と共にグリーン水素の販売・物流に取り組む。販売先は山梨県内(地産地消)および東京都の両輪で検討する。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42435/1306/42435-1306-77e2941e51f8bcf63b1f319885f4a593-2000x1125.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


3)その他水素利活用の展望
・その他自社の国内外生産拠点における水素利活用も積極的に検討する。
-「中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議」の枠組みを通じた官民連携を推進し、将来的に知多蒸溜所の熱源への水素利用を目指す( https://www.suntory.co.jp/news/article/14702.html )。
-高砂工場での水素利用に向けた検討を開始。2030年代前半の導入を目指す。
・グループ内の多彩な事業ポートフォリオを活かし、水素を使った新ビジネス展開の可能性を積極的に探索する。
サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」をパーパスとし、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきました。気候変動に対しては、2050年までにバリューチェーン全体で、温室効果ガス(GHG)排出の実質ゼロを目指しています。今回のビジョンの公表を皮切りに、自社拠点での水素利活用を拡大し、脱炭素化を一層推進します。
これからも、水素の利活用をはじめ、さらなる省エネ技術の積極導入や再生可能エネルギーの活用等によってGHG排出量の削減を進め、グループ一丸となってサステナビリティ経営に取り組んでいきます。

●サントリーホールディングス(株)常務執行役員 
サステナビリティ経営推進本部長 藤原 正明 コメント
「水から生まれ、水に還る」エネルギーである水素は、「環境ビジョン2050」に掲げるカーボンニュートラルの実現に向けて不可欠な要素です。「水と生きる SUNTORY」をコーポレートメッセージに掲げるサントリーにとって、水素への取り組みはごく自然なことでした。「水」への新たな関わりとして、水素というエネルギーの可能性を大いに活かし拡げていくことによって、水素社会の実現に貢献していきたいと思います。

▼サントリーグループのサステナビリティ
https://www.suntory.co.jp/company/csr/

以上

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