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AICX協会、AI時代の人事変革をリードする「人事AI変革推進委員会」を設立

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一般社団法人AICX協会
生成AIは採用する時代へ。人事・組織は再定義のフェーズに



生成AI技術を活用したAIエージェントの社会実装を推進し、顧客体験(CX)の変革を目指す一般社団法人AICX(AI Customer Experience)協会(東京都、代表理事:小栗 伸、小澤 健祐、以下、AICX協会)は、AI技術の急速な進化と社会実装が進む現代において、企業の人事・組織戦略の変革を推進するため、「人事AI変革推進委員会」(以下「本委員会」)を設立したことをお知らせいたします。

本委員会は、AI時代における組織のあり方、人材に求められるスキル、そして人事部門の新たな役割を再定義し、産業界全体の持続的な発展に貢献することを目的としています。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155740/18/155740-18-04b963c1be6624664b9eb8f882816c47-1200x630.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


設立の背景
生成AIはすでに「導入するか否か」ではなく、「どう活用し、組織と人材を進化させるか」が問われるフェーズに入りました。特に人事部門は、採用・人材開発・評価といった実務の枠を超え、AIとの協働を前提とした新たな組織設計、スキル定義、企業文化づくりの中核を担う役割が期待されています。

このような時代の転換点において、以下の課題認識が本委員会設立の背景にあります。
- AIの発展に伴い、従来の組織構造や業務プロセスが大きく変化し、人間にしかできないソフトスキル、特に「問いの設定力」の重要性が増している。
- IT部門だけでなく、人事部門(HR)・組織開発部門(OD)も生成AI活用推進の一翼を担う重要性が高まっている。
- AIと人間が真に協働する未来の実現に向けて、人事部門が果たすべき役割が根本から問われている。

これらの課題に対し、技術を扱う部門と、人材・組織を扱う部門とがそれぞれの知見を持ち寄り、対話と連携を深めながら共に変革を推進していく必要があります。さらに、理論と実践の「分断」を超えなければ、AIエージェントの真の社会実装は実現しないという強い危機感が、本委員会設立の原動力となりました。
本委員会の目的
本委員会は、以下の4つの目的を掲げ活動を推進します。
1. AI時代の組織のあり方の研究
AIエージェントと共存する未来を見据え、最適な組織構造や労働環境のモデルを提示・提言します。

2. AI時代に必要なスキルの明確化
「問いの設定力」「AIとの協働思考力」などAI時代に真に求められるスキルセットを特定し、効果的なリスキリング戦略を提言します。

3. 人事の役割の再定義
AIの導入・活用フェーズにおける人事部門の戦略的関与を促進し、新たな役割と機能を示します。

4. 産業界全体への貢献
調査研究の成果や実践的なガイドライン、レポートを広く発信し、日本企業の変革を支援します。
主な活動内容
1. 調査・研究
・国内外企業のAI導入に伴う組織変革事例の収集・分析
・人材開発・リスキリングに関する現状と課題の調査
・AI活用の倫理・ガバナンスに関する人事部門の役割研究
・AI時代に適応した組織構造の設計、新たな働き方のモデルの検討

2. レポート・提言書の作成
・白書の発行
AI時代のCHROの役割、採用、人材開発、組織設計、目標管理など、人事の各機能がどう変わるべきかを網羅的に提言する白書を発行します。

3. ワークショップ・セミナーの開催
・人事・経営層向けの勉強会、パネルディスカッションの開催
・AI活用先進企業のケーススタディ共有セッションの実施
委員会構成(敬称略)
本委員会は、以下の委員により構成されています。
●委員長
 鳥潟 幸志氏(株式会社グロービス マネジング・ディレクター / グロービス経営大学院 教員)

●委員(五十音順)
 飯田 悠司氏(株式会社リーディングマーク 代表取締役)
 石原 直子氏(株式会社エクサウィザーズ はたらくAI&DX研究所 所長)
 衣川 洋佑氏(株式会社baton 代表取締役)
 後藤 宗明氏(一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 代表理事)
 小村 亮氏(一般社団法人 生成AI活用普及協会 業務執行理事/事務局長)
 園田 亜斗夢氏(株式会社Lightblue 代表取締役)
 永島 寛之氏(元ニトリホールディングス 理事 / 組織開発室室長、中央大学 客員研究員)
 藤村 大輔氏(株式会社テックビズ / HRBIZ 責任者)
 森田 徹氏(Thinkings株式会社 新規事業開発責任者)
 吉崎 亮介氏(株式会社和談代表、株式会社キカガク 創業者)

委員長コメント 鳥潟 幸志氏
生成AIは、私たちの働き方や組織の可能性を大きく広げてくれる歴史的な好機だと感じています。ただ、そのポテンシャルを最大限に引き出すには、技術、組織、そして人の間にある「分断」を乗り越える必要があります。AIと人間がそれぞれの強みを活かし合う、創造的な未来を構想したい。そんな想いから、本委員会は生まれました。

AIが答えを出す時代だからこそ、「本質的な問いを設定する力」や「AIの提案を的確に判断する力」といった人間ならではの価値が、ますます重要になるでしょう。私は委員長として、素晴らしい委員の皆様の知見を繋ぐ「触媒」となり、皆様が変革の第一歩を安心して踏み出せるような「羅針盤」となる知見をお届けしたいと考えています。白書の発行やイベントでの対話を通じて、理論と実践を丁寧につないでいきます。

本委員会の活動が、業界の垣根を越えた対話と共創の温かいプラットフォームとなることを願っています。皆様と、ワクワクするような次の時代の働き方を共に創り出せることを、心から楽しみにしています。
AICX協会 代表理事コメント 小澤 健祐
「生成AIを導入する」時代は終わりました。これからは「生成AIを採用する」時代です。

私たちが目指しているのは、AIという革新的な技術を、単なる効率化ツールとしてではなく『人間ならではの知性や創造性を解放する技術』として捉え直すこと。そして、AIエージェントのような高度なソリューションを組織に迎え入れるためには、表面的な導入に留まらず、「組織全体をアップデートする」ような根本的な組織設計の見直しが不可欠です。これは「IT部門が主役」であると同時に、未来の人材戦略を描き、組織文化を醸成する「人事部門こそが主役」となるべきテーマなのです。

AIが情報収集や定型業務を担うことで、人間はより本質的な「問い」を深掘りし、そこに新たな「意味」を見出し、未来を形作る「判断」を下す必要があります。これら人間固有の能力を、AIとの協働によってどこまでも拡張していくことこそが、私たちの目指す未来の姿です。

本委員会は、AIと人間が互いの強みを活かし、より創造的なシナジーを生み出せる社会の実現に向け、人事・組織の最前線から、「明日から使える」実践的な知見と具体的なアクションプランを提示してまいります。この活動を通じて、日本企業の競争力を飛躍的に高め、ひいては社会全体の持続的な発展に貢献することを目指します。
カンファレンス登壇決定
本委員会は、2025年6月25日(水)~27日(金)に開催される、日本最大のバックオフィス向け展示会「第23回総務・人事・経理Week(東京・春)」内のカンファレンスイベント「HR Tech Vision 2025」への企画協力を行います。あわせて、同企画内のセッションにて委員会メンバーが登壇し、生成AI時代における人事の可能性と実践的な取り組みについて議論を行う予定です。登壇テーマおよびスケジュールの詳細は、後日プレスリリース等でご案内いたします。

また、AICX協会が主催する2025年7月9日(水)~11日(金)に開催するカンファレンス「AI Agent Day 2025 Summer」においても、Day 2のテーマである〈組織〉セッションにて委員会メンバーが登壇し、議論を行います。
カンファレンス 申込みはこちら
一般社団法人AICX協会
一般社団法人AICX協会(AI Customer Experience Consortium)は、「分断を超え、体験を変える」をミッションにAIエージェントの社会実装を通じて、革新的な顧客体験を最適化する業界団体として設立されました。

当協会は、AIエージェントの社会実装を通した顧客接点の包括的な変革を目指し、さまざまな活動を展開してまいります。

・生成AI技術の実践的な応用を促進する教育・研修プログラムの提供
・顧客データ統合プラットフォームの構築
・普及支援、業界標準の策定を通じた健全な市場形成
・企業間連携の推進やカンファレンス・セミナーの開催

これらの取り組みを通じて、組織や業界の垣根を超えた統合的なアプローチを実現し、顧客一人ひとりに価値ある、一貫性のある体験を提供できる社会の実現を目指してまいります。

公式サイト:https://aicx.jp/

お問い合わせ
一般社団法人AICX協会 広報 
E-mail:support@aicx.jp

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