
「わたしには、未来の記憶があるの」。初めて会った日、不思議な少女はまっすぐ僕の目を見つめてそう言った--。ノベルゲーム「白昼夢の青写真」、小説『天才少女は重力場で踊る』が話題を呼んだ超新星・緒乃ワサビ氏による、過去最高の切なさを放つ最新作『記憶の鍵盤』を6月25日に新潮社より刊行いたします。
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■今作のテーマはひと夏の三角関係
ピアノの音を失い、家計を支えるためアルバイトに明け暮れる高校三年生の茂住歩人(もずみ・あると)。友達の少ない歩人の心の拠り所は、想いを寄せる同級生・橘絵莉(たちばな・えり)と、いつもの場所で話す二人だけの時間。しかし、高校最後の文化祭を迎えた日、未来の記憶を持つという不思議な少女・天音沙里(あまね・さり)との出会いによって、歩人の運命は大きく動き出していく。未来と過去が交差する三角関係を描く、ひと夏の青春がここに。■ノベルゲームの発売も決定!
大きな話題を呼んだノベルゲーム「白昼夢の青写真」の企画・原作・シナリオを担当した本作の著者・緒乃ワサビ氏。本作『記憶の鍵盤』もゲームブランド〈Laplacian〉によってノベルゲームの発売が決定いたしました。小説では味わえない別の結末も楽しめますので、是非こちらにもご注目ください。そして、今回のノベルゲームで主演声優を務めた、結川あさきさんと鬼頭明里さんのお二方に推薦コメントをいただきました。
何かと真剣に向き合うのは、過去も未来もいつだって苦しい。
――結川あさきさん
(声優/『逃げ上手の若君』北条時行役・『トラぺジウム』東ゆう役等)
友情と恋心の狭間で揺れる少女たち
眩しくて、痛くて、でも愛おしい。そんな一冊です。
――鬼頭明里さん
(声優/『鬼滅の刃』竈門禰豆子役・『ウマ娘 プリティダービー』セイウンスカイ役等)
そして著者である緒乃ワサビ氏のコメントも到着です!
悪気なく生きていても、後悔は増えていくじゃないですか。
もう一回チャンスがあれば、もっとうまくやれるのになぁ。
でも大抵のことは取り返しがつかない。
だからといって部屋に閉じこもっている訳にもいかないし、
次の後悔に怯え続けている訳にもいかない。
不完全な人間は結局、後悔と共存していくしかない。
過去の自分を許さないと覚悟するほうが、綺麗事で誤魔化すよりは遙かにマシ。
未来のほうをチラチラ見ずに自分の過ちと向き合う時間も、大人には必要なのかもしれない。
高校最後の夏に、そんなことに気づく少年少女のお話です。
読んで後悔させません!
よろしくどうぞ!
緒乃ワサビ
■冒頭試し読みを特別に公開!
さらに本日6月13日(金)より、歩人が不思議な少女と出会い、物語が大きく動き始める冒頭約30頁を特別に無料配信いたします。特別試し読みはこちら
■書き下ろしショートストーリーが特定の店舗限定で配布決定!
本作の刊行を記念して、特定の店舗限定でショートストーリーの配布が決定いたしました。全部で4種類。本編を読み終わった後に読むと一層楽しめる内容となっています。※特典は無くなり次第終了となります。特典の在庫状況等、詳細は各販売店へお問い合わせください。
【ときわ書房(通販含む)】
タイトル:この左手にできること
https://tokiwabooks.raku-uru.jp/item-detail/1804944
【書泉グランデ(通販含む)】
タイトル:広東麺
https://shosen.tokyo/?mode=srh&cid=&keyword=%B5%AD%B2%B1%A4%CE%B8%B0%C8%D7
【メロンブックス(通販含む)】
タイトル:極秘会議
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2990144
【ゲーマーズ(通販含む)】
タイトル:奥手な二人
https://www.gamers.co.jp/pn/%E3%80%90%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%80%91%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%AE%E9%8D%B5%E7%9B%A4/pd/10800237/?srsltid=AfmBOooI4sxoJSoRT_LN49jYwezVDtLIh_6ELCAmLPA7_R0wS-wm60kx
■内容紹介
あの日、不思議な少女は僕の目を見つめてこう言った。「わたしには、未来の記憶があるの。」ピアノの音を失い、弟の才能に影を落としながらも懸命に生きる高校三年生の茂住歩人(もずみ・あると)。想いを寄せる同級生との関係は曖昧なまま、未来の記憶を持つという不思議な少女の導きが、歩人の運命を大きく動かし始める。未来と過去が絡み合う三角関係のゆくえは──。切なくて儚いひと夏の青春がここに。■著者紹介:緒乃ワサビ(オノ・ワサビ)
1988(昭和63)年、神奈川県生れ。早稲田大学先進理工学部卒。大学在学中にイラスト制作会社を創業。2016(平成28)年からビジュアルノベル開発に業態変更し、ゲームブランド〈Laplacian〉を立ち上げる。企画・原作・シナリオを担当した「白昼夢の青写真」は、英語、中国語にも翻訳され、国内のみならず、海外にも多くのファンを持つ。小説家としては、『天才少女は重力場で踊る』がデビュー作となる。■書籍データ
【タイトル】記憶の鍵盤【著者名】緒乃ワサビ
【発売日】6月25日
【造本】文庫
【定価】737円(税込)
【ISBN】978-4-10-180306-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/180306/