
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/751/11454-751-9eac17a3c40f53f429e6d6802d7278cc-741x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。
2022年11月~2024年12月に「河北新報」朝刊に掲載された記事をベースに、報じていなかった事実経緯を盛り込んで新たに構成した一冊。
【目次】
プロローグ第一章 疑惑の救急車
第二章 集中報道の舞台裏
第三章 録音データの衝撃
第四章 創生しない地方
第五章 雑魚と呼ばれた議員たち
第六章 官民連携の落とし穴
第七章 自治の行方
エピローグ
おわりに
【著者略歴】
横山 勲(よこやま つとむ)河北新報編集部記者。1988年青森県出身。河北新報社入社後、報道部、盛岡総局、福島総局を経て現職。執筆に加わった連載「止まった刻 検証・大川小事故」は2018年度新聞協会賞受賞。取材班として携わった連載「原発漂流」を含む特集「東日本大震災10年」は2021年度新聞協会賞受賞。自ら中心となって取材執筆した「『企業版ふるさと納税』の寄付金還流疑惑に関する一連の報道」は第29回新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞した。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/751/11454-751-d0f3156986ba12f934018b8fae458ce0-741x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
書籍情報タイトル:『過疎ビジネス』
著者:横山勲
発売日:2025年7月17日(木)※電子版も同日発売
定価:1,100円(10%税込)
頁数:280
判型:新書判
ISBN:978-4-08-721373-7
集英社新書
書籍の詳細はこちら
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/751/11454-751-4b2eb65e2bf56112ded8e0b4c2a9a169-360x360.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(c)集英社
レーベル発刊25周年を迎えた「集英社新書」について
“知の水先案内人”をキャッチフレーズに、1999年12月に発刊されたレーベル。大量に流れ込む情報の海を泳ぎ渡るための「知識に裏付けされた知恵」を提供=案内する「真の意味での実用書」をコンセプトとする。旬な人物やタイムリーな話題を掘り下げる一方で、集英社ならではのエンターテインメント性と「知」を接続する企画にも挑戦し、幅広い世代が手に取りやすい新書を目指します。