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朝日新聞社が2024年度新聞協会賞と新聞技術賞を同時受賞

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株式会社朝日新聞社
「自民党派閥の裏金問題をめぐる一連のスクープと関連報道」と「朝日・道新による統合編集システムの共同開発」に高い評価



 株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:角田克)は、日本新聞協会による2024年度の新聞協会賞と新聞技術賞を同時受賞しました。優れた報道に贈られる新聞協会賞には、昨年12月から本社が報じてきた「自民党派閥の裏金問題をめぐる一連のスクープと関連報道」が選ばれました。新聞にかかわる優れた技術を顕彰する新聞技術賞には、「朝日・道新による統合編集システムの共同開発」が選ばれました。新聞協会賞の受賞は2年ぶり、新聞技術賞の受賞は2年連続です。
■朝日新聞デジタル: https://www.asahi.com/articles/ASS931HGCS93UTIL019M.html
■朝日新聞社コーポレートサイト: https://www.asahi.com/corporate/info/15412226
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9214/1710/9214-1710-cfdf26028424be47590cc90ca8245784-594x631.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2023年12月1日付朝刊1面
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9214/1710/9214-1710-7bfa788e21346a553da62929efcbb10c-648x320.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
総合編集システムの運用とデータフロー

■2024年度新聞協会賞:「自民党派閥の裏金問題をめぐる一連のスクープと関連報道」
<受賞した理由(日本新聞協会より)>
 朝日新聞社は、自民党安倍派が政治資金パーティーで組織的に巨額の裏金を作り、所属議員に還流していた事実を2023年12月1日付朝刊で特報した。
 他の派閥でも同様の裏金作りが行われていたことや、有力政治家の裏金受領などを次々と明らかにするとともに、政治とカネを巡る構造を多角的に掘り下げた。一連の報道は、裏金問題の解明を終始リードし社会に強いインパクトを与えた。
 自民党の派閥解体や政治資金規正法の改正など政治の流れに大きな影響を及ぼし、権力監視の役割を果たした報道として高く評価され、新聞協会賞に値する。
<受賞者代表のコメント>
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9214/1710/9214-1710-23fcd706035421ff9e9ef6b5c9e68dc8-2077x2309.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東京本社編集局社会部次長 板橋洋佳
 裏金を得る。政治資金規正法を踏みにじる。政治責任から目を背ける――。編集局の総力をあげて解明を目指したのは、自民党派閥による「アンフェアの極み」でした。
 私たちは捜査関係者や議員、秘書、献金する企業幹部らを日夜訪ね歩きましたが、沈黙を守る人も多く、取材は容易なものではありませんでした。支えにしたのは、この問題を世に問うべきだという取材班の思いと、読者のみなさまからの励ましです。
 ただ、謎や危惧も残されています。裏金作りは誰が、いつ、どのように始め、何に使われたのか。規正法の改正後も、同じような構図が再び起きるのではないか。
 私たちの取材力をさらに磨き、「政治とカネ」の問題を追い続けます。



 
■2024年度新聞技術賞:「朝日・道新による統合編集システムの共同開発」
<受賞した理由(日本新聞協会より)>
 朝日新聞社と北海道新聞社は、デジタルと紙面の素材を一元的に作成・配信できる統合編集システムを富士通株式会社と共同開発した。
 多メディア型の情報基盤を目指したシステムは、出稿予定の共有から動画を含めた素材編集、紙面・デジタルへの送出、アーカイブ管理までのシームレスな操作環境を実現した。社内連絡機能を充実させてペーパーレス運用を達成するとともに、AI(人工知能)による見出し・要約の作成機能を設けるなど業務の効率化に大きく貢献した。クラウドの活用により機器管理コストを大幅に削減し、ブラウザーのみで利用できることで 多様な働き方への対応も可能にした。
 全国紙とブロック紙が自社専用の仕様を可能な限り廃して共通化を追求したシステムは、他社への展開も期待でき、新聞界のDX化を推進する技術開発として 高く評価され、新聞技術賞に値する。
<受賞者代表コメント>
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9214/1710/9214-1710-d60deae7edcf1e1a7d1be3180b960425-1834x2151.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
統合編集システムプロジェクト   サブマネジャー 黒田周作
 統合編集システムは新聞社がコンテンツを作成するために使う基幹システムです。新聞紙面だけでなくデジタルメディアにもコンテンツを発信しやすいシステムを目指し、朝日新聞社と北海道新聞社が共同で開発しました。また、多くの新聞社が利用できる汎用性を追求し、長く業界の共通課題だったペーパーレス運用も実現しました。他にも、デジタル向けの動画への対応、朝日新聞社が開発した自動要約AI「TSUNA」との連携などの先進的な取り組みを評価していただいたのであれば光栄です。
 朝日新聞社と北海道新聞社はこれからも協力関係を維持し、統合編集システムの普及を通じて業界の発展に貢献していきたいと考えております。
 今回のプロジェクトをともに歩んでくださった北海道新聞社はもちろん、システム開発パートナーの富士通株式会社のみなさまにも多大なるご協力をいただきました。この場をお借りして感謝を申し上げます。



(参考資料)
■新聞協会賞/新聞技術賞/新聞経営賞とは?
新聞協会賞は、日本新聞協会が年1回、優れた報道の担い手に贈る賞です。日本新聞協会が新聞全体の信用と権威を高める活動を促進するため1957年に創設しました。編集、技術、経営・業務の3分野で顕著な功績をあげた新聞人を顕彰しています。2020年度に新聞協会賞(旧編集部門)、新聞技術賞(旧技術部門)、新聞経営賞(旧経営・業務部門)の三つに再編されました。

<朝日新聞社のこれまでの受賞歴>
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9214/1710/9214-1710-04614c3bb8ee984ee26ab1e7fe1fc6aa-1126x1548.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


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