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ベトナム天然資源環境省と日本環境省共催の政府イベントに登壇し、JCMの制度設計に向けたベトナムのカーボンクレジット創出PJを紹介

update:
グリーンカーボン
東南アジアで展開しているAWD技術を活用し、今後成長するベトナムの炭素市場を支援



ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、ベトナム農業環境省(MAE)と日本の環境省共催、2025年7月22日にベトナムハノイで開催された「ベトナムにおけるJCM(2国間クレジット制度※1)の制度準備及び炭素市場の活性化に向けたフォーラム(以下、本イベント)」に、カーボンクレジットデベロッパーとして登壇したことをお知らせします。
本イベントは、ベトナムの低炭素開発に向けた投資やJCMの枠組みのもと、二国間協力を強化するための重要な場であり、両国の政府高官および業界リーダーが出席しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/183/117956-183-76c22f654d53cbbe27ec3254839de0f5-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


〇ベトナムHP:URL
https://green-carbon.vn/

〇「AWD Project Report:Vietnam 2024」のダウンロードはこちら
https://green-carbon.co.jp/report/

◆本イベント概要

本イベントには、ベトナム農業環境省(MAE)、日本環境省、および農業、畜産、エネルギー、交通などの排出削減を要請されている業種の企業が参加し、またJCMプロジェクトに関わる多数の企業/政府関連の幹部が出席しました。

イベント名:ベトナムにおけるJCMの制度準備及び炭素市場の活性化に向けたフォーラム
日時:2025年7月22日(火)日本時間(GMT+9)10:30~18:45
共催:ベトナム天然資源環境省、在ベトナム日本国特命全権大使 伊藤 直樹氏

[表: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/183_1_c89612585ac8d28dfa97b520aeb46ee2.jpg?v=202508010346 ]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/183/117956-183-2cc24c80a8406af8e1c602729f6a234d-624x416.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
◯全体集合写真

◆本イベントへの参加背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広い分野でのプロジェクトを展開しています。各地域の自然資源の特性に適したカーボンクレジット創出プロジェクトの開発を行うとともに、衛星データを活用した適地選定とモニタリングにより、効率的かつ透明性の高いプロジェクト運営を実現しています。

特にベトナムにおいて、Green CarbonはAWD(間断灌漑)※2技術を用いた稲作からのメタン排出削減に注力しています。2024年8月に現地事務所を設立して以来、同社は全国で強力なパートナーシップを築き、22省の当局と覚書(MOU)を締結して、AWDの展開と関連イニシアチブを加速させています。

また、ベトナムは2013年に日本とJCMに参加して以来、低炭素開発において著しい進展を遂げています。これまでに15件の方法論が承認され、14件のプロジェクトがこのメカニズムのもとで正式に登録されています。日本政府からの3,500万ドルを超える財政支援により、約35,000トンのカーボンクレジットが発行されました。この協力は2030年まで延長されており、日本は農業、エネルギー、交通、畜産、CCS/CCUSなどの分野でベトナム企業の気候変動対策を拡大し続ける予定です。
上記背景や今後の日本ベトナム間の取り組み発展に向け、Green Carbonはベトナムにおいてもフィリピン同様に農業由来のJCM方法論の承認を目指しています。

2025年2月初旬、日本・フィリピン間において、JCMの方法論「水田の水管理方法変更(AWD導入)によるメタンガス排出削減」が承認されました。この流れを踏まえ、Green Carbonはフィリピンの州省庁と連携し、JCMプロジェクトを大量に組成し、ほぼ全てのプロジェクトが大企業の投資対象として予約、完売しております。この事からJCMプロジェクトにより、大量に安定してカーボンクレジットを創出できるプロジェクトは大手の脱短炭素を推進する企業のニーズが高い事がわかります。
このような背景から、ベトナムにおける農業由来のJCM方法論の承認を促進するため、Green Carbonが農業分野の代表として本イベントに参加しました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/183/117956-183-2abac2e36e38dabb5e1e13d1e24db78d-624x403.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
〇本イベント会場の様子

◆本イベントの詳細及びGreenCarbonの登壇内容

本イベントでは、ベトナムが国内のカーボンクレジット市場立ち上げに向け、急速に準備を進めていることが強調され、2028年のパイロットフェーズ終了後、2029年には本格運用が開始される予定です。この準備期間中には、ベトナムの財務省がカーボンクレジットの価格設定や取引メカニズム、市場で取り扱う商品に関する規則を最終決定する予定です。

また、企業が最大で排出枠の30%をカーボンクレジットで相殺(カーボンオフセット)できる可能性があり、これによりベトナムでのカーボンクレジット創出プロジェクトへの需要が大きく高まることが見込まれます。直近の法的整備としては、決定232/QĐ-TTgおよび政令第119/2025/NĐ-CPが、国内外のカーボンクレジット取引のための強固な基盤を提供しており、ベトナムがグローバルな炭素市場の基準に歩調を合わせていく姿勢を示しています。

こうしたロードマップに基づき、JCMは、ベトナムのカーボンマーケット整備や、2029年に導入予定の排出量取引制度(ETS)の実装において、今後も重要な役割を果たすことが期待されます。これにより、同国の市場が国際基準と整合した形で運営されることが確実に進められていきます。
上記背景を踏まえ、本イベントで、Green Carbonのアジア地域ディレクターのLong Borareaksmeyが稲作からのメタン排出を削減するためのAWD灌漑技術を適用したGreen Carbonの主力プロジェクトを発表しました。AWDは、従来の湛水栽培と比較してメタン排出量を最大50%削減し、同時に米の収穫量を約5%増加させ、生産コストを削減することが示されています。これにより、農家は年間1ヘクタールあたり推定150ドルの収入増加が見込まれる点を紹介しました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/183/117956-183-eb628b78350f9e136518a1572c7756f6-624x416.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
◯Green Carbonアジア地域ディレクターLong Borareaksmey氏のプレゼンテーションの様子

◆今後の展望

Green Carbonの本イベントへの参加は、ベトナムの国別削減目標(NDCs)と世界の脱炭素アジェンダに沿った、透明で科学に基づいた気候変動ソリューションを推進するというGreen Carbonのコミットメントを再確認するものです。本イベントは、2026年に開始される日本のGX-ETS (グリーントランスフォーメーション排出量取引制度)を含む国際的な枠組みとベトナムの炭素市場への準備を連携させる上での画期的な機会となりました。
Green Carbonは現在、ベトナム北部、中部、南部の農業研究機関とMOUを締結し、メタン排出量を監視し、地域固有の持続可能な農業慣行を開発しています。また、ベトナム国立農業大学(VNUA)および農業遺伝学研究所(AGI)と協力し、休耕期間中に大豆などの豆類を間作する土壌炭素貯留プロジェクトを推進し、土壌炭素貯留を共同実証しています。
ベトナムが国内炭素市場の立ち上げに向けて動く中、Green Carbonは、測定可能で公平な気候変動の恩恵を確実にするため、実践的なソリューション、確かな方法論、および透明なモニタリングを通じて、農家、企業、政策立案者を支援していきます。
※1:JCM(二国間クレジット制度) JCM(Joint Crediting Mechanism)は、日本政府のイニシアチブであり、ベトナムを含む開発途上国との二国間協力を促進し、日本からの財政的・技術的支援を通じて、低炭素技術、製品、サービス、インフラへの投資を奨励するものです。この協力は、各国の国別削減目標(NDC)に沿った温室効果ガス排出量の削減に貢献することを目指します。

※2:AWD(間断灌漑) AWDは、水田で継続的な湛水を維持する代わりに、水を断続的に供給する灌漑技術です。監視された水位に基づいて、灌漑サイクルと灌漑サイクルの間に土壌を数日間乾燥させることで、メタン生成微生物を活発化させる嫌気性条件を制限し、メタン排出を抑制します。このアプローチは、温室効果ガス排出量を削減するだけでなく、水の使用量も大幅に削減するのに役立ちます。
◆Green Carbon 株式会社
代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立    :2019年12月
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL    : https://green-carbon.co.jp/


◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED
略称    :GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD
代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
設立    :2024年8月
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事
URL    :https://green-carbon.vn/


◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約85,000t)に拡大しています。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。


◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
Linkedin :https://www.linkedin.com/company/green-carbon-inc/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61557429326458
X    :https://mobile.x.com/GreenCarbon2019
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/greencarbon2019
Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCYO4WnGOHDaVB1ikxheZasA
note  :https://note.com/green_carbon/


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