
グローバルHRプラットフォームを提供する Remote(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ)は、分散型チームに特化した新しい人事情報システム『 Remote HRIS 』を正式リリースしました。この新機能は、一般的なHRシステムのように海外雇用へ「後付け」で対応するのではなく、グローバルな雇用・人事管理を本質的に支援するために設計・開発されたものです。現地法への確実な準拠、AIを活用した柔軟性の高いワークフロー、直感的な操作性といった特長を備え、従来のツールでは対応が難しかった分散型チームの管理課題を解決します。今回のアップデートにより、Remoteのプラットフォームは採用からオンボーディング、給与計算、評価、退職まで、グローバル人材のライフサイクル全体を一元的に管理できるエンドツーエンドのソリューションへと進化しました。現在の分散型チームに求められる運用性に加え、将来的な組織拡大にも柔軟に対応します。
グローバル人材活用のニーズは、すでに「次のステージ」へ
新型コロナウイルスによって働き方が一変してから5年、Remoteの「グローバルワークフォースレポート(2024年版)」によると、71%の企業がすでに国境を越えた採用を実施していることが明らかになりました。この流れは単なる一時的なトレンドではなく、生産性向上と人材確保に加えて、法令遵守・効率性・柔軟なスケーリングを実現する組織設計への進化を意味しています。企業は今、複数の法域にまたがる人事・給与・コンプライアンス業務を、安全かつ効率的に運用することを求められています。
Remote HRIS の主な特長
Remote HRISは、グローバルチームに必要な人事業務をシームレスに連携させ、以下のような価値を提供します:
- 一貫したグローバル人事プロセスの実現: 採用からオンボーディング、給与処理、パフォーマンス評価、退職に至るまでを、AIを活用したインテリジェントなワークフローで一元管理。
- 給与処理と完全統合されたHRIS: HRISとグローバル給与処理、EOR(Employer of Record)をネイティブに統合。各国の従業員に対して、正確かつ一貫した給与支払いを実現し、監査対応も容易に。
- 高度なコンプライアンス管理機能: 「Compliance Watchtower」が法令の変更をリアルタイムで監視し、リスクを最小化。複数国にまたがる雇用にも安心して対応可能。
- 柔軟なシステム連携と拡張性: SlackやGoogle Workspaceなどの主要ツールに加え、Zapier(5,000以上のアプリ)との連携やRemote APIによるカスタマイズも可能。手作業や二重入力を削減。
Remote Perform:グローバルチームのための新しい評価ツール
新機能『 Remote Perform 』は、グローバルチームにおけるパフォーマンスマネジメントを効率化・高度化する専用ツールです。従来の評価サイクルは時間がかかり、特に多拠点・大規模組織では非効率でした。Remote Performはこれを刷新し、柔軟なレビューサイクル、360度フィードバック、個人用キャリアジャーナルなどを通じて、場所を問わずパフォーマンス向上と組織的成長を支援します。Slackとの統合により、既存のワークフローへの自然な組み込みが可能で、チーム内のフィードバック文化の定着にも貢献します。
導入企業の声:Globl.Contact社
「私たちはRemoteの活用により、わずかな期間で27か国に事業を拡大できました。人材採用がスムーズになっただけでなく、**人事業務にかかる時間も週15~20時間削減され、全社員に一貫した就業環境を提供できています。Remoteは、私たちの“人材”という最大の資産を支える重要なパートナーです。」
- Kai Czeschlik(カイ・チェシュリク)氏 / Globl.Contact CEO 兼 共同創業者
RemoteのEORサービスもさらに強化
今回のアップデートでは、Remoteの中核サービスである『 Employer of Record(EOR)』にも大幅な機能拡充を実施しました。業務の自動化、関連サービスとの統合、グローバルコンプライアンスの内製化によって、特に複数国での採用や拡大を目指す中堅~大企業にとって、より戦略的で効率的な選択肢となります。
Remote CEO 兼 共同創業者 からのメッセージ
Remoteの創業当初、私たちは「初めてリモートチームを雇用する企業」を支援することを目的としてサービスを開始しました。現在では、多くの企業が世界各国にチームを展開し、より複雑な法制度、評価制度、人材戦略への対応が求められています。Remoteは、企業規模や業種を問わずご利用いただける、高い信頼性と柔軟性を兼ね備えたプラットフォームとして、これからもお客様の継続的な成長を支援してまいります。
- Job van der Voort(ヨブ・ファンデルフォールト)/ Remote CEO 兼 共同創業者
Remote について
Remoteのビジョンは「Talent is everywhere - opportunity is not.(優秀な人材を、どこでも雇用できる未来へ)」。Remoteの使命は、あらゆる場所に機会を創出し、雇用主が最高の人材を見つけ採用できるよう支援すると同時に、個人が経済的自立と個人の自由を実現できるよう支援することです。世界中の企業がRemoteを利用し、世界各地に分散する従業員の雇用・管理・給与支払いを、簡単かつコンプライアンスを遵守しながら行っています。Remoteは2019年に Job van der Voort と Marcelo Lebre によって設立され、SoftBank Vision Fund 2、Accel、Sequoia、Index Ventures、Two Sigma Ventures、General Catalyst、B Capitalなどの主要投資家から支援を受けています。
本件に関するお問合せ
Remote Japan株式会社
E-mail:press@remote.com
Remoteの詳細につきましては、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://remote.com/ja-jp/