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Craif、北海道大学病院 呼吸器外科、札幌南三条病院と共同研究を開始

update:
Craif株式会社
~尿中エクソソームマイクロRNAによる肺がん早期診断の実現へ~



 Craif株式会社(所在地:東京都新宿区、CEO:小野瀬 隆一、以下Craif)は、北海道大学病院 呼吸器外科(教授 加藤 達哉、以下北海道大学病院)、札幌南三条病院(副院長、呼吸器外科部長 加地 苗人)と共同で、尿中エクソソームマイクロRNAを活用した肺がんの早期診断に関する研究を開始する共同研究契約を締結いたしました。

本共同研究では、肺がんの方に加え、種々の呼吸器良性疾患の方にも協力いただき、より精密に肺がんの早期発見・早期治療へつなげる新たな診断技術の開発を目指します。肺がんは日本国内で部位別死亡数が最も多いがんとされており、早期発見の重要性はますます高まっています。

Craifと北海道大学病院、札幌南三条病院は、本研究を通じて地域格差の解消にも貢献し、より多くの患者さんが早期診断を受けられる社会の実現に取り組んでまいります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41883/314/41883-314-2dc50d4bc56992f8a8076b17d933d616-1512x872.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■ 研究の背景
・死亡数第1位の肺がんと検診受診率の課題
 日本におけるがん死亡数の第1位は、過去20年以上にわたり肺がんです(国立がん研究センターがん登録・統計)。肺がんの治療は大きく進歩している一方で、検診の受診率は依然として全国平均40~50%程度に留まっており、特に北海道地域では全国平均を大きく下回り、いかに検診受診率を向上させるかが大きな課題となっています。
・早期発見の意義
 肺がんを始めとしたあらゆるがんは、進行するほど治療成績が低下することが知られており、早期段階での発見が患者さんの予後改善に大きく影響します。しかし、従来の検査方法では侵襲性や受診のハードルが高い場合があり、検診等の定期的な検査を受けなかったために見逃されてしまうリスクがあります。
・非侵襲的な尿検査への期待
 尿中エクソソームマイクロRNAの解析により、がんを含む様々な疾患を早期に検知できる可能性が報告されつつあります。血液検査に比べて採取の負担が少なく、自宅などでも実施しやすいため、医療機関へのアクセスが限られる地域や忙しい方にも有用なスクリーニング手段となることが期待されます。
■ 研究の目的と内容
・目的
 肺がんの方や呼吸器良性疾患の方に協力いただき、尿中エクソソームmiRNAの網羅的な解析を通じて肺がんに特徴的なマイクロRNAプロファイルの解明を進め、肺がんの早期診断につなげるためのより高精度なスクリーニング検査法の確立を目指します。
・共同研究の主な内容
1. 機械学習アルゴリズムの精度検証
肺がんおよび呼吸器良性疾患患者さんのデータを活用し、Craifが開発した機械学習アルゴリズムの精度検証を行います。

2. 新規機械学習アルゴリズムの開発
本研究で得られた肺がんおよび呼吸器良性疾患患者さんのデータを用いて既存の機械学習アルゴリズムを改良することで、より高い精度を目指します。
■ 期待される成果
1. 簡便かつ高精度な肺がんスクリーニング方法の開発
 尿検体を用いることで検査のハードルを下げ、精密検査につなげることで、より多くの方が医療機関における検査を受けやすくなります。本研究では多くの呼吸器良性疾患の方にも協力いただくことで、より高精度な肺がんスクリーニング法の開発が期待されます。
2. 地理的制約のある地域での検診機会拡大
自宅などでも採尿が可能なため、医療機関へのアクセスが難しい地域で活用することで、がん検診受診率の向上につながることが期待されます。
3. 早期診断による治療成績の向上
早期発見の機会を拡大することで、患者さんが受けられる治療の選択肢が広がり、肺がん治療においてさらなる予後改善が見込まれます。
■ 今後の展望
 Craifと北海道大学病院、札幌南三条病院は、共同研究によって得られた成果をもとに、より高精度な肺がんスクリーニング法の社会実装を進めます。尿中エクソソームマイクロRNAを活用した検査技術は、他のがん種や疾患への応用可能性も指摘されており、医療の質を高める新たなプラットフォームとなることが期待されます。

■ Craifについて
 Craif(クライフ)は がん早期発見に取り組む2018年創業のバイオAIスタートアップです。尿をはじめとする体液から、DNAやマイクロRNAなど多様なバイオマーカーを高精度に検出する独自の解析技術基盤「NANO IP(R)︎(NANO Intelligence Platform)」とAI技術を融合し、がんの超早期発見・早期治療・早期復帰を可能にする革新的な検査を開発しています。バイオテクノロジーとAIの力を社会に広く届けることで、当社のビジョンである「人々が天寿を全うする社会の実現」を推進します。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀬 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナル(R)︎」の提供
本社:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F
URL:https://craif.com/

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