
移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニー、株式会社NearMe(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高原幸一郎、以下:ニアミー)は、静岡県で運行している「シェア乗りタクシー静岡」において、日本で初めて※1“シェア乗り”と“日本版ライドシェア”を掛け合わせた新しい取り組みを2025年9月12日(金)より静岡県静岡市の清水港を起点として開始します。
この取り組みは、静鉄タクシー株式会社が清水港で導入する、自家用車を活用した日本版ライドシェア(ライドヘイリング)と、ニアミーが従来から取り組んできた複数組で一台の車両を利用する“シェア乗り”(ライドプーリング)のAI配車システムを連携させた日本初の仕組み※1です。これにより、需給のずれで港周辺で不足していた移動の選択肢を広げ、利便性を大きく向上させます。
※1 ニアミー調べ。日本国内における「ライドプーリング」と「ライドヘイリング」を併用した取り組みとして(2025年8月)
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背景
清水港は国際クルーズ船の寄港地として観光において重要な役割を担っていますが、フェリー到着時には利用者が集中し、地域の二次交通は慢性的に不足しており、観光客と地域住民の双方にとって移動の選択肢が限られるという課題がありました。特に港から観光地である日本平方面への移動は、タクシーの供給が追いつかず、長時間の待機や移動を断念せざるを得ない状況も見られていました。
こうした中で、清水港では日本版ライドシェアを導入し、静鉄タクシーの管理下で運用を行ってきました。今回の実証運行では、日本版ライドシェアとニアミーが提供する“シェア乗り”の仕組みを組み合わせることで、限られた移動資源を最大限活用し、より多くの人を効率的に運ぶ新たな移動モデルを構築します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31733/199/31733-199-78e3256eb0917664808d7bfa190cbdff-1924x1099.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ニアミーのAIを活用した独自の配車システムでは、利用者が配車を依頼する際に、1台の車両を複数組で利用する“シェア乗り”か、1組のみで利用する“貸切”かを選択できます。依頼後、タクシーの配車が可能な場合にはタクシーを優先して配車し、効率的で環境にも配慮した移動を実現します。
一方で、タクシーの配車が難しい場合には、自家用車を活用した“日本版ライドシェア”のドライバーが依頼を受け、同様に“シェア乗り”または“貸切”に対応します。これにより、移動の受け皿を広げつつ、地域の状況や利用者ニーズに応じてタクシーとライドシェアを柔軟に組み合わせることが可能となります。こうした仕組みにより、効率性と利便性を両立した新しい移動体験を提供します。日本において、“シェア乗り”と“日本版ライドシェア”を組み合わせたモデルケースは初めての試みであり、量×質の観点から今後の地域交通のあり方に新たな方向性を示す取り組みとなると考えています。
ニアミーはこれまで、移動の“質”と“量”の両面から地域ごとの特有の移動課題に取り組んできました。今後も、地域ごとの特性や課題に応じてタクシー、自家用車、公共交通を有機的に組み合わせ、誰もが快適に移動できる社会の実現を目指してまいります。
清水港を起点とた「シェア乗りタクシー静岡」仕組み
今回の実証運行で導入される仕組みは、状況に応じてタクシーと日本版ライドシェアを柔軟に切り替え、効率性と利便性を両立する点に特徴があります。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/31733/table/199_1_9fc41e8c223e9eaed03c1e0b4713d3df.jpg?v=202509091116 ]
清水港を起点とした「シェア乗りタクシー静岡」実証運行概要
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/31733/table/199_2_04a7135bfb8ef4499032ad9fc9c26a59.jpg?v=202509091116 ]
※2025年9月9日時点。内容が変更となる可能性があります。詳細はWEBサイトをご確認ください。
【案内看板】
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「NearMe」について
「NearMe」は、独自のAIを活用した最適なルーティングで、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶタクシーのシェアサービスです。その中でも、空港とその周辺の都市部を結ぶ空港送迎型の『エアポートシャトル』は、2019年8月のサービス開始から、 多くの方にご利用いただき、累計予約人数100万人※1を達成しました。現在は、全国16の空港※2(羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、新千歳空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港、旭川空港、帯広空港、青森空港、仙台空港、静岡空港、南紀白浜空港、徳島空港、北九州空港)と、空港周辺の都市部でご利用いただくことができます。対象エリアであれば、出発地となるご自宅から空港、そして空港から最終目的地まで一気通貫でつながるため、公共交通機関の乗り換えがなくなるなど、ストレスフリーな移動体験を提供することができます。また、貸切送迎サービスや、東京都と千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じて様々な移動のニーズに対応するための各種サービスを展開しています。
その他、これまでは公共交通機関のみだとアクセスに課題が残るスポーツ観戦や、観光二次交通の課題解消、高齢者の移動支援サービスのAIデマンドシステムなど、地域が独自に抱える移動課題の解消を目指した様々な実証事業を自治体などと連携して行っています。
※1 2025年1月時点。
※2 旭川空港、帯広空港、仙台空港、静岡空港は貸切送迎サービスのみ。
■日本版ライドシェア/公共ライドシェアに関するお問合せフォーム
https://forms.gle/86crBvCKjcKqaLze9
■アプリ「NearMe」について
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[表3: https://prtimes.jp/data/corp/31733/table/199_3_4fd985c2835f0e8dc4d24dabec0c92b9.jpg?v=202509091116 ]
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31733/199/31733-199-8e6a5944fb6599971b601a8d2db5eb56-3900x1580.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
会社概要
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31733/199/31733-199-7e412515fd13967b75c679a590d8fd3a-3854x826.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 高原幸一郎
設立 :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/
移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現することをミッションに掲げ、まずは、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献するマッチングプラットフォームになるべく、シェアリングエコノミーのMaaS領域から事業活動をスタート。
2019年8月より空港送迎型のエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させ、ルーティングの最適化技術を確立。この技術を活用し、不特定多数ではなく少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用していただける街中でのシェア乗りサービスなどを展開しています。また、国土交通省が2025年度より取り組む「地域交通DXの推進に向けた相乗りタクシーの活用促進のための実証調査業務」や、「地域交通DX:MaaS2.0」における「リアルタイム相乗りタクシーマッチングシステム開発プロジェクト」において、シェア乗りサービスがそれぞれ採択されました。なお、ニアミーは、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)の開催期間内に行われた日本最大級のピッチイベント『Pitch Contest & Award』でグランプリを獲得、さらに、100以上の国と地域で予選が開催される世界最大級のスタートアップコンペティション「スタートアップワールドカップ2025」(主催:株式会社ペガサス・テック・ベンチャーズ・ジャパン)東京予選で3位に入賞しました。また、デロイト トーマツ グループが発表したテクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 2024 Japan」で333.8%の収益(売上高)成長を記録し、17位で2年連続の受賞を果たしました。