
NANO MRNA 株式会社(本社︓東京都港区、代表︓秋永⼠朗)は、この事業提携を通じて、株式・ファンド機能とバイオベンチャー運営を統合した革新的なビジネスモデル「ヘルスケア分野でのコングロマリット」を目指します。
さらに、当社は、2025 年12 月11 日に臨時株主総会を開催し、ホールディングス体制(2026 年4 月1 日以降を予定)に移行し、金融サービス分野への本格参入を予定しています。これに伴い、当社は投資会社「Nano Bridge Investment」を設立し、SBI 新生企業投資とファンドの共同運営を開始します。当社のバイオ・ヘルスケア領域における専門性と、SBI 証券・SBI 新生企業投資の金融・投資ノウハウを融合させ、革新的な企業への戦略的投資を推進します。
これにより、日本のバイオベンチャー・エコシステムの活性化と、グロース市場が求める持続的成長を実現します。
■戦略的背景と目的
日本のバイオベンチャー業界は、資金調達や事業化の面で多くの課題を抱えており、IPO(株式公開)に至らない企業も少なくありません。こうした状況を打破するため、資金調達の効率化と事業成長の加速を両立する次世代型ヘルスケア・エコシステムを構築します。
■革新的ビジネスモデルの特徴
- 投資と事業運営の統合プラットフォーム
資本配分と事業リソースの統合により、最適な資源活用と価値創造を実現
- 次世代技術とパイプライン開発への集中投資
RNA 創薬、再生医療、AI 創薬、新規DDS 技術、医療機器、デジタルヘルスなどの先端革新的な技術およびそれらを応用したパイプラインに重点的に投資。バイオベンチャーの核心価値である開発段階別パイプラインの取得‧育成による価値創造戦略を展開し、早期段階から後期段階まで全ステージを網羅し、価値創造サイクル全体を支援
- グローバル展開
グローバルな事業・金融リソースを活用してヘルスケア事業を展開
- シナジー最適化のフレームワーク
ポートフォリオ企業の独立性と柔軟性を維持しつつ、戦略的連携による事業価値の最大化
■ 競争優位性と成長エンジン
- 投資・事業運営・技術を統合した包括的エコシステムを構築
従来のVC や製薬企業では実現困難な事業変革と成長加速
- 差別化された価値創造戦略
企業価値の最大化
希少性の高い成長企業への戦略的投資により、希釈効果を上回るリターンを追求
- パイプライン価値の再活性化
資金不足で過小評価されている企業を戦略的に買収し、開発を加速
ネットワークを活用した提携で価値最大化
- VC の出口戦略支援
株式交換やポートフォリオ統合により、VC 投資家に流動性を提供
双方にメリットのある取引を実現
- 中核事業の強化と戦略的成長
RNA 治療とDDS 事業を中心とした「NANO MRNA 2.0」戦略を継続・拡張し、コングロマリットモデルの基盤を構築
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■このビジネスを遂行するために、新たに有為な人材を招聘
チーフインベストメントオフィサー(CIO)に飯野智が就任
チーフグロースオフィサー(CGO)に富所伸広が就任
- チーフインベストメントオフィサー(CIO) 飯野 智
新会社「Nano Bridge Investment」の代表取締役社長に就任予定
ベンチャーキャピタル(VC)およびプライベート・エクイティ(PE)業界において、25 年のトラックレコードを誇る日本有数のファンドマネージャーであり、高い投資実績を持っています。
日立製作所で当時勃興期にあったシリコンバレーのハイテクベンチャーを中心に数多くの海外企業との技術ライセンス・アライアンス業務に従事した後、CSK ベンチャーキャピタルに転籍、以降まだ黎明期にあった日本のバイオベンチャーへの創業期からの投資をリードすると同時に、米国・イスラエル・韓国等のグローバルベンチャー投資も統括した経験を有するため、国内外に強いネットワークを持っています。株式会社ウィズ・パートナーズに創業メンバーとして参画してからは、同社取締役COO 兼CIO として転換社債・新株予約権を使用して上場ベンチャー企業をバリューアップするというユニークな投資手法を編み出し、優れた投資パフォーマンスを実現しました。近年ではこれに加え、武田薬品工業の湘南研究所からカーブアウトした創薬研究CRO のアクセリードなど、大型投資案件も手掛けました。
- チーフグロースオフィサー(CGO) 富所 伸広
投資した会社のバリューアップ及びカーブアウト戦略を中心に担当する責任者として就任
日東電工で多くの重要なポジションを歴任し、代表取締役専務を務める。同社のDisplay 材料事業が、数億円規模の導入期から数千億円規模の同社の主力事業になるまでの大成長を牽引しました。
業界が成熟期に入っても、社会の変化に応じて、事業の技術革新や構造改革のみならず、競合も含めたサプライチェーンとの協業や変革、インタンジブルアセットのCash 化等、常に新しい戦略にチャレンジし、同事業の高い収益率を維持してきた経営者です。また、常に業界を俯瞰しながらお客様やサプライヤーと共に成長を目指す姿勢は、内外の多くの業界関係者からも支持を受け、今もなおグローバルなネットワークを持っています。日東電工退社後は、アクセリード株式会社のCEO も務め、製薬業界にもそのネットワークを広げています。これらネットワークも総合的に活用し、将来的には当社傘下に入る投資ポートフォリオをヘルスケア以外の分野にも大きく拡大させていくことを期待しています。
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■4年後の目標と投資価値
本ビジネスモデルにより、以下の成果を達成することを目指しています。
- 運用資産(AUM)︓300 億円程度
初期ファンドの形成と戦略的投資の開始により、安定した資産基盤を構築
- ポートフォリオ企業数︓10 社程度
RNA 創薬、再生医療、AI 創薬など重点分野における有望企業への集中投資
- IPO 創出およびM&A EXIT 企業数︓1~2 社程度
早期成長企業の支援により、初期のIPO 事例を創出
- 時価総額目標︓500-1000 億円
投資回収と事業収益の両面で、持続可能な成長を目指す
■株主への還元をめざして
革新的なヘルスケア・コングロマリットモデルにより、事業変革と成長加速を実現。革新的な医療技術を世界市場に届けるとともに、長期的な企業価値と株主リターンの最大化に取り組みます。
【会社概要】
社名︓ NANO MRNA 株式会社
代表︓ 代表取締役社長 秋永 ⼠朗(あきなが しろう)
本社所在地︓ 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORI タワー26 階
URL︓ https://www.nanomrna.co.jp
設立年︓ 1996 年6 月
資本金︓ 166 百万円
従業員数︓ 20 名
事業内容︓ 医薬品の研究開発および製造