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広島大学のキャリア拠点「アカリクラウンジ」開設一周年記念イベントを開催

update:
株式会社アカリク
延べ6,000名利用が利用、博士人材と企業の「対話の場」を創出



博士人材をはじめとする大学院生・研究者のキャリア支援を行う株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山田 諒、以下 アカリク)は、広島大学と共同で、2025年11月6日(木)に「アカリクラウンジ 広島大学」の開設1周年記念イベントを開催しました。

2024年11月に開設された本拠点は、研究の合間にキャリア形成や企業との接点創出ができる場として機能し、1年間で延べ6,000名を超える学生に利用されています。

本イベントでは、広島大学 坂田センター長とアカリク代表 山田による記念対談を実施しました。日本の博士人材のキャリア課題解決に向け、広島大学が西日本で唯一採択された文部科学省「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」とアカリクの取り組みを連携させ、産学連携を推進することにより、博士人材の持つ「トランスファラブルスキル(汎用的能力)」を企業に伝える「対話の場」の重要性について議論が交わされました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17667/265/17667-265-aa82fc6a8e3d809dd4c5de646660eb93-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アカリクラウンジ 広島大学内の様子

博士人材のキャリア課題と「アカリクラウンジ 広島大学」の役割
日本の産業界では、博士人材の活躍が欧米に比べて進んでいないという課題があります。経済産業省の調査(※)によれば、博士人材を採用している国内企業は約2割程度に留まり、その多くが研究開発部門での採用に限られています。

この背景には、企業側が博士人材の持つ専門性以外の「トランスファラブルスキル」(課題設定能力、論理的思考力、マネジメント能力など)を正しく評価しきれていないという、認識のミスマッチが存在します。

こうした課題に対し、広島大学とアカリクは2024年9月にキャリア支援に関する覚書を締結し、同年11月2日、広島大学東広島キャンパス内に、学生が研究の合間に気軽に立ち寄り、キャリア相談や企業との交流ができるキャリア支援拠点「アカリクラウンジ 広島大学」を開設しました。開設から1年で、延べ6,000名を超える学生が利用する、学内キャリア支援のハブとして機能しています。

(※)出典:経済産業省「令和2年度産業技術調査事業(産業界と大学におけるイノベーション人材の循環育成に向けた方策に関する調査) 報告書」(2021年)

文科省大型事業と連携した博士人材支援の議論
今回の1周年記念イベントでは、広島大学とアカリクの関係者に加え、博士人材の採用に関心を持つ地元企業が参加しました。

冒頭、広島大学の鈴木 由美子 理事・副学長(教育・平和担当)が挨拶し、広島大学が文部科学省「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」に西日本唯一の大学として採択されたことを紹介しました。本事業は、中四国の7大学と連携し、年間3.7億円、7年間で約20億円の規模で、国際性と産学連携の視点を持った博士人材の育成を推進するものです。鈴木理事は、本事業とアカリクラウンジの連携による博士人材のキャリア支援への期待を述べました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17667/265/17667-265-c1b58035bd98b8611025997abe840e94-3553x2368.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
広島大学 鈴木理事・副学長のご挨拶の様子

続く記念対談では、広島大学 グローバルキャリアデザインセンター長の坂田 桐子氏と、アカリク代表取締役の山田 諒が登壇し、「博士人材のトランスファラブルスキルの可視化」をテーマに議論しました。

坂田センター長は、「博士人材が持つ課題設定力や分析能力、リーダーシップといった汎用的な能力が、産業界のニーズと合致しているにも関わらず、十分に認識されていない」と課題を指摘しました。

アカリク代表 山田は、「企業側も、従来の面接だけでは博士人材の能力評価が難しいと感じている。博士課程で培われる学部生の指導経験や研究計画の立案・遂行能力は、まさに企業が求めるスキルセットだ」と延べた上で、「アカリクラウンジでのワークショップや企業との直接的な交流を通じて、博士人材が持つ能力を企業が正しく理解する『対話の場』を提供し続けることが、ミスマッチ解消の鍵となる」と、アカリクラウンジの役割の重要性を強調しました。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17667/265/17667-265-a01064eb43788004a90e7a6a07a902e1-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
記念対談を行う広島大学 坂田センター長(写真右)とアカリク代表 山田(写真左)

今後の展望
アカリクラウンジ広島大学は、開設1年で延べ6,000名以上が利用する「大学・大学院」と「産業界」をつなぐハブ拠点となりました。

今後アカリクは、広島大学とより一層連携を深め、博士人材と産業界の接続を加速させ、日本の研究力・競争力強化に貢献してまいります。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17667/265/17667-265-61c3cb94c0b9a92b509e64767f9fe567-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
イベント当日はランチ交流会も開催され、大学と企業が交流を深めた

開催概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/17667/table/265_1_b3aa821599d7a3ad3976420dc81fee87.jpg?v=202511190346 ]
「アカリクラウンジ」について
アカリクラウンジは、「地方でも就活イベントがもっと欲しい」という学生の声から生まれたラウンジスペースです。地方大学の学内(または隣接する施設内)に位置し、学生のキャリア形成のきっかけをつくる場として、アカリクが運営しています。ラウンジ内では、幅広いキャリアイベントが開催される他、アカリク会員向けにコーヒーやお菓子などが無料で提供されており、授業や研究のスキマ時間にくつろぎの空間として利用可能です。 広島大学(2024年11月)をはじめ、九州から東北地方まで、現在全国に6拠点を展開しています。
アカリクラウンジ紹介動画(約2分)
こちらの動画ではアカリクラウンジの雰囲気や機能を約2分で紹介しています。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17667/265/17667-265-3228d483b5aa9d78d5f69ecdd8c136a9-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「アカリクラウンジ 奈良先端大」内の様子

株式会社アカリクについて
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/
創 業:2006年11月
代表者:代表取締役 山田 諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
事 業:
- 大学院生(修士課程・博士課程)向け就活情報サイト「アカリク」の運営
- 研究分野・業種・職種別イベント「アカリクイベント」の企画開催
- 新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介「アカリク就職エージェント」「アカリクキャリア」の運営
- 大学等でのキャリアセミナーの実施
- オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営 など

取組事例:
- 「博士人材の民間企業における活躍促進に向けた検討会(経産省・文科省)」に代表山田が委員として参画
- 奈良先端科学技術大学院大学奈良女子大学総合研究大学院大学芝浦工業大学熊本大学など、複数の大学とキャリア支援に関する連携協定・覚書を締結
- 地方大学内に「キャリアのきっかけとなるコミュニティスペース『アカリクラウンジ』」を設置し、地方間の情報格差の是正にも取り組む
- "未知の才能とめぐりあう" 採用イベント「イノベーションサミット」など、大学院生のキャリアの可能性を広げる場の企画・運営も行っています

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