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New Relic、エージェンティックAIの監視機能とMCPサーバーを発表、企業におけるAI導入とオブザーバビリティワークフローを加速

update:
New Relic株式会社
・AI監視により、企業はエージェンティックAIを本番環境のワークフローに自信を持って統合可能に
・New Relic MCP Serverにより、エージェントワークフローを強化する標準化されたエージェントエコシステムを実現
・より能動的・予測的な監視を実現する、アラートやログ分析のAI機能も同時発表

デジタルビジネスにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都中央区、以下「New Relic」)は「New Relic Agentic AI Monitoring」と「New Relic MCP(モデル コンテキスト プロトコル) Server」の2つの新機能を発表しました。これらの新機能は、システムの複雑性を明確に解明し、AI時代において企業がより高品質なソフトウェアやサービスを提供することを支援します。

Agentic AI Monitoringは、相互に連携するAIエージェントやツール群を包括的に可視化し、エージェントワークフォースの最適化を可能にします。New Relic MCP Serverは、高度なエージェントワークフローを支える強力なエージェントエコシステムを標準化された方法で実現します。このインテグレーションにより、GitHub Copilot、ChatGPT、Claude、Cursorなどの一般的なAIアシスタントが、New Relicの詳細なオブザーバビリティデータに直接アクセスし、エンジニアのワークフローに重要な洞察を組み込むことができます。

今日のシステムでは、AIワークロード、クラウドネイティブアーキテクチャ、リアルタイムデータ処理が融合し、非常に複雑な状態が生み出されています。New Relicのプラットフォームは、インテリジェントな自動化と統合されたデータの相関付けを活用し、その複雑性を緩和し、お客様が自信を持って大規模なビジネスを運営できるようにします。最新のイノベーションでは、企業が利益を圧迫するのではなく、真のビジネス価値を生み出すAIシステムの導入を推進できるよう支援します。

AI時代に対応した最新のオブザーバビリティがなければ、ユーザーが気づかないうちに、隠れた問題がLLM搭載アプリケーションやエージェンティックAIシステム全体へ波及するおそれがあります。「2025年 オブザーバビリティ予測レポート」によると、デジタルビジネスのダウンタイムコストが増大する中、大多数の組織がこの課題を認識しており、AI監視機能の利用率は2024年の42%から2025年には54%に増加しました。調査によると、深刻なシステム停止に伴うコストは、現在、1時間あたり平均200万米ドル(1分あたり3万3,000米ドル以上)となっています。

「エージェンティックAIのためのオブザーバビリティ」を強化する新機能

New Relic Agentic AI Monitoring
組織が高度なAIを導入するにつれて、複雑さは急速に増大します。AIエージェントは複数のMCPサーバーからの相互出力、共有コンテキストとメモリに依存しているため、デバッグが困難な複雑なネットワークが形成されています。あるエージェントがハルシネーションを起こし、別のエージェントがその情報を取得している場合、問題が顕在化するまでに複数の処理ステップを要する可能性があります。エージェントワークフォースの価値を最大限に引き出し、チームが自信を持って開発を進めるためには、これらのエージェントレベルの相互作用を完全に可視化し、エージェントの作業を評価する新たな方法が必要です。これにより、チームは問題を迅速に特定、解決し、組織の投資に対するROI(投資収益率)を確保できます。

New Relic Agentic AI Monitoringは、マルチエージェントによるコラボレーション内のすべてのエージェントとツールの呼び出しを可視化します。組織は、エージェント間の通信メッシュを把握できるため、トラブルシューティングが迅速化され、ダウンタイムを回避できます。本機能はツールの使用状況、パフォーマンス、エラーに関する詳細な洞察を提供し、どのエージェントとツールがどのような順序で呼び出されたか、また主要なパフォーマンスデータを表示するビューも提供します。ユーザーはエージェントとツールが統合されたAIの目録のようなインベントリビューを獲得し、それらのレイテンシやエラーに関する詳細な洞察を得られます。エージェントサービスマップは、エージェント間の相互作用を可視化し、個々のエージェントのパフォーマンス詳細やトレースを掘り下げて確認する機能を提供します。

New Relicは、個々のLLMの監視に限定されたソリューションとは異なり、相互接続されたエージェントやツール、それらが依存するサービスやインフラストラクチャ全体にわたる包括的なオブザーバビリティを提供します。これにより、エンジニアリングチームとDevOpsチームは、問題をより迅速に特定し、根本原因分析を加速し、AIに対応するスタック全体のパフォーマンスを最適化できます。この機能は、New Relicのような実績のあるAPM(アプリケーションパフォーマンス監視)およびインフラストラクチャ監視ツール上に、エージェンティックAIの監視機能を構築することでのみ実現可能です。

New Relic MCP Server
New Relic MCP Serverは、New Relicの機能をAIエージェントに提供し、統合されたツールの重要なエコシステムを実現します。現在、多くの強力なAIアシスタントは、本番環境で実行されているコードのパフォーマンスに関する重要な洞察を活用できていません。これにより有用性が制限され、開発者はプラットフォーム間の切り替えを余儀なくされています。New Relic MCP Serverを使用することで、エンジニアは作業場所を問わず、詳細なデータと洞察を取得でき、お気に入りのAIエージェントを瞬時に強力かつ生産的なものにすることができます。コンテキストの切り替えが不要になることで、チームによるインシデント対応の迅速化、MTTR(平均復旧時間)の短縮、アップタイムの向上、市場投入までの時間の短縮が可能になります。あらゆるエンジニアが即座に質問し、すぐに実用的な洞察を得られるようになるため、組織全体でオブザーバビリティが民主化されます。

IDCグループ バイスプレジデント スティーブン・エリオット氏 コメント
「企業がソフトウェア提供を加速するためにエージェンティックAIを導入する中、エンジニアはワークフロー内でオブザーバビリティデータに直接アクセスできていませんでした。オブザーバビリティプラットフォームはこのギャップを埋めるため、あらゆるMCP互換エージェントに観測データを提供する必要があります。AIシステムがより可視化され、信頼性が高まり、オブザーバビリティプラットフォームがより知能化・能動化されるという知的なフィードバックループを構築することで、企業はスピード感と安心感を持ってイノベーションを推進できるようになるでしょう」

「オブザーバビリティのためのAI」を強化した新機能も同時発表

New Relic Outlier Detection
New Relicは、アノマリー検知と連携して、集団の中で平均で評価すると見逃してしまうような個別の異常動作(外れ値)を能動的に検出し、分析するNew Relic Outlier Detectionも発表しました。Outlier Detectionは、問題や障害を示すデータポイントを強調表示し、チームが作業の流れを優先順位付けし、エンドユーザーに影響が出る前に、インシデントに対してプロアクティブに対処できるようにします。このソリューションは業界標準のアルゴリズムを超え、外れ値をフラグ付けするだけでなく、復旧プロセスを効率化します。

AI Log Alerts Summarization
さらに、大量のログを自動分析し、トラブルシュートを効率化させるAI Log Alerts Summarizationも発表しました。膨大なログからAIが異常の原因を特定してくれるため、人手をかけてログを収集・分析する必要がなくなります。

Outlier DetectionやAI Log Alerts SummarizationといったAI機能により、オブザーバビリティの能力が強化され、従来の受動的な監視を、知的で能動的かつ予測的な運用へと変革することができます。

提供について
Agentic AI Monitoringは限定プレビューとして、New Relic MCP Server、Outlier Detection、AI Log Alerts Summarizationはパブリックプレビューとして、New Relicのインテリジェントオブザーバビリティプラットフォームの一部として利用できます。

■本プレスリリースのURLはこちらです。
https://newrelic.com/jp/press-release/20251126

■New Relicのファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。
https://newrelic.com/jp/about/media-assets


■New Relicについて
2008年に創業したNew Relicは、業界におけるリーダーとして、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOpsチームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は16,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jp をご覧ください。

■オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」の特長
New Relicはオブザーバビリティのリーダーとして、優れたソフトウェアの計画、構築、デプロイ、実行に対するデータドリブンなアプローチでエンジニアを支援しています。New Relicは、エンジニアがあらゆるテレメトリー(メトリクス、イベント、ログ、トレース)を取得できる唯一の統合データプラットフォームを提供し、強力なフルスタック分析ツールとの組み合わせにより、エンジニアが意見ではなくデータを用いて最高の仕事をできるよう支援します。New Relicは、シンプルで透明性の高い価格体系を採用しています。開発サイクルタイムの計画、変更失敗率、リリース頻度、平均復旧時間(MTTR)の改善を支援することにより、エンジニアに高い費用対効果をもたらします。

※New Relicは、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。

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