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人機一体、2025 国際ロボット展にてフィジカル AI 時代における「フィジカル」側の戦略として、大出力・力制御アクチュエータを革新する独自技術「人機連星減速機」を発表

update:
人機一体


 株式会社人機一体(本社:滋賀県草津市、代表者:代表取締役 金岡博士、以下「人機一体」)は、大出力の力制御アクチュエータを実現する新発想の独自歯車機構(特許出願済)に基づく減速機のコンセプト「人機連星減速機 = JINKI Binary Star Drive(以下「人機 BSD」)」を、2025 国際ロボット展(以下「iREX2025」)初日の人機一体ブースにて、世界で初めて発表します。

 同じく本発表内では、人機一体が保有する多数の力学ベース先端ロボット工学技術を基盤としたプレゼンテーション『大出力・力制御アクチュエータの革新技術が切り拓く、Augmented Physicality = 拡張身体の社会実装 ― フィジカル AI 時代における「フィジカル」側の戦略 - 力学ベースのロボット工学は今、何をすべきか ―』を、金岡博士が行ないます。

 今回公知とする新技術:人機 BSD は、世界のロボット市場におけるアクチュエータ・減速機の地図を塗り替えるポテンシャルを秘めていますが、人機一体はメーカではありません。メディア・報道関係者、モータ・アクチュエータメーカ、減速機メーカ、ロボットメーカ、重機メーカ、工作機械メーカ、風力発電機メーカ、EV メーカ等の皆様の御参加を期待しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70266/64/70266-64-d9513a85aa4c155cea16d7dfedfb9a06-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
人機連星減速機 = 人機 BSD

■ 人機連星減速機 = 人機 BSD の特徴
 人機 BSD は 2K-H 型複合遊星歯車機構の一種であり、以下の優れた特徴を持ちます。
長所
1)高減速比から超高減速比まで
 複合遊星歯車機構として、数十倍から最大一万倍程度までの高減速比~超高減速比を、単純かつ軽量な構造で実現できる。
2)大トルク、高過負荷トルク耐性
 大径歯車かつ接触面積が大きく(同時接触歯数が多く)、大トルクを発揮可能で、外部からの過負荷トルクへの耐性も高い。
3)高パワー伝達効率、高バックドライバビリティ
 理論的なパワー伝達効率は 90 % 台後半であり、高減速比であってもバックドライバビリティを比較的高く維持できる。
4)高精度、小バックラッシ
 予圧を掛けやすい構造であり、かつ摺動が少ないので予圧下でも摩擦損失が起きにくく、高精度、小バックラッシを実現できる。
5)大中空径
 減速機の外径に対して、中空径を機械的制約上の最大近くまで取れる構造である。
6)歯形非依存
 歯車において、特定の歯形や特殊な関数に基づく歯形を必要としない。例えば、インボリュート歯車、サイクロイド(トロコイド)歯車、トラクションドライブ等、いずれも歯車として問題なく使用できる。混在も可能である。
7)単純、小型、軽量、高パワーウエイトレシオ、少部品数、低コスト
 複合遊星歯車機構でありながら単純な構造で部品数が少なく、部品コストも組立コストも低い。小型軽量で高いパワーウエイトレシオを達成できる。
短所
1)低減速比は苦手
 数十倍程度に達しない低減速比を設定することは難しい。
2)超小型、特に超小径は苦手
 直径 10 mm 程度に達しない超小径を設定することは難しい。
3)モータと減速機を別構成とする場合には機構的な制約あり
 モータと減速機が一体のアクチュエータユニットとしてであれば特に制約はないが、モータと減速機を分離可能な構成とする場合には機構的な制約がある。

 以上、人機 BSD の得意な領域、すなわち、高~超高減速比、中~大型、一体型アクチュエータユニットとしてであれば人機 BSD は、各種用途において既存のアクチュエータを凌駕しうる、好適なアクチュエータを構成できます。
■ フィジカル側の戦略、AP = Augmented Physicality = 拡張身体とは
 AI(Artificial Intelligence = 人工知能)技術が急速に発達し、「知能の外部化」が注目される現在、ロボティクス分野では AI 偏重ともいえる状況が生まれつつあります。次世代ロボットに関する多くの議論、開発、資金が、特にフィジカル AI という「ソフトウェア」に集中する一方で、インフラメンテナンス現場における「苦役」は未だ解消されていません。このギャップを埋めるためには、実環境での過酷な作業に対応できるフィジカル、すなわちハードウェア技術による「身体性の外部化」こそが求められていると人機一体は考えます。

 こうした背景のもと、人機一体は、
 1. 新たに開発した人機 BSD を一つの基盤技術として、電動アクチュエータによる優れたフィジカルを持つ大出力ロボットハードウェアを体系的に開発し、
 2. さらに、力制御などの力学ベースのロボット制御技術を「身体性の一部として」サーボレベルに組み込むことによって、
 人が自在に操ることのできる新たな外部身体を「AP(Augmented Physicality = 拡張身体)」と定義します。人機一体が考える『フィジカル AI 時代における「フィジカル」側の戦略』とは、AI ではなく AP における優位性の確保であり、人機一体の基盤技術である力制御技術、パワー増幅バイラテラル制御技術、そして人機 BSD は、全て AP における優位性の確保に大きく貢献する、唯一無二の技術です。

 そして「人が自在に操ることのできる AP は、AI にとっても自在に操ることのできる AP である」ことを人機一体は指摘します。すなわち、人機一体が取り組む AP における優位性の確保は、そのままフィジカル AI における優位性の確保に繋がります。

 人機一体は、この『フィジカル AI 時代における「フィジカル」側の戦略』に則り、人機 BSD を核とする次世代駆動技術・制御技術によって「人(または AI)が自在に操ることができるロボット = AP」の本質を問い直し、AI 偏重の流れに対して、力学ベースの先端ロボット工学技術の社会実装を進めることで、優れた AP 開発の意義を継続的に示していきます。
■ 発表会詳細
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/70266/table/64_1_3665b712357ff0eb328ab1291418f63d.jpg?v=202511270116 ]

■ 参考情報
iREX2025 人機一体ブースについて
 「それ、人機とやろう。」をコンセプトに、共同開発中の実機を複数展示します。前回の 2023 国際ロボット展の 30 小間から 10 小間増床し、40 小間での大型展示を実施、大型ロボットをはじめ複数のロボットの展示に加えて、ブース内ステージでのスポンサー企業によるプレゼンテーション、スペシャルゲストを交えたトークセッションを実施します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70266/64/70266-64-51a5c2e0b7029c31b4f7bbd804ff1b9f-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2025 国際ロボット展(iREX2025)出展イメージ

詳細は、下記のプレスリリースを参照ください。
⇒ 関連プレスリリース(2025/11/20)
株式会社人機一体は、世界最大級のロボット専門展「2025 国際ロボット展(iREX2025)」に出展します。| 人機一体
■ 2025 国際ロボット展(iREX2025)概要
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/70266/table/64_2_5b7df544d4d203c1fea29fb12508bf19.jpg?v=202511270116 ]
 ⇒ 詳細は主催者サイトをご覧ください。
■ 会社概要
株式会社人機一体
代表者 :金岡博士(Dr. KANAOKA)
所在地 :滋賀県草津市青地町648番地1
拠 点 :福島県南相馬市原町区萱浜字巣掛場45番地245
南相馬市産業創造センター
創 立 :2007 年 10 月 01 日
創 業 :2015 年 10 月 01 日(現商号への変更日)
資本金 :1 億円
事業内容:先端ロボット工学技術に基づく新規事業開発支援のための知的財産活用サービス
URL:https://www.jinki.jp/


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70266/64/70266-64-bcc28b3942d842472682896cca3fc49e-800x377.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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