こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社は、東京都生活文化局とともに「キッザニア東京」(東京都江東区)にて、2023年から3年連続で、期間限定「アンコンシャス・バイアス ウィーク」(以下 イベント)を開催しています。2025年度は、2025年10月31日(金)~11月6日(木)の期間にイベントを行い、期間中の来場者を対象としたアンコンシャス・バイアスに関する「投票アンケート」も実施しました。
「投票アンケート」は、こどもと大人がそれぞれ性別に関するアンコンシャス・バイアスについて、自分が共感する考えにシールを貼って回答するもので、約3,000件の回答が集まりました。
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投票アンケートに参加する来場者
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自分が共感する考えにシールを貼る参加者
「女の人に向いていると思う仕事はありますか?」の設問で「そう思う」と答えたこどもは大人より5.6ポイント少なく、「男の人に向いていると思う仕事はありますか?」の設問においても、こどもは大人を6.8ポイント下回る結果となりました。
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東京都が過去に実施した調査(令和4年度、5年度)では、多くの児童・生徒・保護者・教員が「性別によって仕事の向き・不向きがある」と回答しており、特に小学生よりも高校生の方にその傾向が強く表れていることが明らかになっています。今回のアンケート結果でも同様の傾向が見られ、成長とともに周囲の影響を受けて、無意識の思い込みが形成されることが推察されます。
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一方で、「性別によって教科の『得意』『不得意』があると思いますか?」という問いに対しては、回答はどちらの年代も半々に分かれましたが、「そう思う」と答えたこどもが51.9%と、大人49.8%に対して+2.1ポイントとわずかに高い結果となりました。回答の理由として「小さい頃は感じていたことはあったが、大人になると得意、不得意の差は感じなくなった」と答えるなど、経験を重ねる中で自分自身の思い込みに気づいたと言う方もいました。
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そして、「料理などの『家事』に向いているのは?」という問いには、こどもの約5割、大人の約8割がその他の考えがあると回答し、さまざまな意見が集まりました。「男女ではなく個人差、得意不得意に性別は関係ないと思う」「自分でやりたい、やりたくないを決めればいい 」「男も女も料理のプロがいる」「家事は慣れも大きいので、性別による差異はないと思う」 「生きるために必要なので(男も女も)どちらもできるはず、不得意な人がやっても努力をすればいいと思う」など、性別は関係ないという意見や、「ママもパパも家事を分担すれば、1人でするより負担が減ると思う」「私の家ではママがいつも家事をしているけど、パパがたまに作る料理もおいしいから」「みんなでできることを助け合ってやっていけば良い、家族だし」など、家事をどちらか一方が担当するのではなく、協力して行うのがよいという意見が多くみられました。
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アンケートに参加したこどもからは、「(アンコンシャス・バイアスは)学校で習ったから知っていた」「去年キッザニアでアンコンシャス・バイアスについて知ったので、それから色々なことにチャレンジしている」などの声がありました。また保護者からは、「こどもと一緒に考えることができて嬉しい」「(アンコンシャス・バイアスは)聞いたことがなかったから、これを機にもっと知りたいと思った」などの声があったほか、こども達が付箋に自分の意見を書く姿を見て、「こう思っているんだ」とうなづきながら見ている方や、 こどもがアンコンシャス・バイアスを知っていて、驚いている方もいました。
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自分の意見を付箋に書くこども達
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イベントでは、投票アンケートのほかに「チャレンジカード作りワークショップ」も実施し、こども達がアンコンシャス・バイアスについて学び、無意識の思い込みに捉われずに自分の未来を自由に考える「チャレンジカード(名刺)」を作成しました。
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過去の経験を振り返るこども達
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ケーススタディに取り組むこども達
ワークショップでは、身近な題材を例に無意識の思い込みについて学んだ後、続いて「どうせ無理」や「絶対にできない」と思った経験がないか振り返り、性別や能力に対する決めつけのケーススタディを通して、どんな声かけができるか考えました。ケーススタディでは「新幹線の運転士になりたいけど、女の子だから無理だよね」というコメントに対して、こども達は「今は多様性の時代だから大丈夫」「たしかに男の人が多いけど、やりたいならやれるよ」などの声をかけると話したり、「さかあがりなんて絶対にできない」というコメント例に対しては、「私もできない。一緒に練習しよう!」「いっぱい練習したらできるかもしれない」「きっとできる!自分を信じて!」など前向きな言葉を発していました。その後、東海道新幹線の女性運転士の数が実際に2003年時の4人から2023年には80人に増加した事実などから「どうせ無理」「絶対にできない」と思いこむこともアンコンシャス・バイアスであるかもしれないと学びました。こども達は自分の中にも無意識の思い込みがあることを知った上でそれぞれチャレンジ宣言を記入しました。
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チャレンジ宣言を記入するこども達
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壁に自分が書いたチャレンジ宣言を貼る様子
自分が書いたチャレンジ宣言の内容を発表した後は、宣言を印刷したカード(名刺)を受け取りました。こども達が書いた宣言は壁に貼られ、イベント最終日には「宇宙の科学者になりたい」「絵が上手くなりたい」「プールで25メートル平泳ぎを頑張りたい」「みんなの役にたって、もっと友達を作りたい」など、たくさんの熱い思いがイベントスペースを彩りました。
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チャレンジカードを手に持つこども達
KCJ GROUPは、2006年の「キッザニア東京」開業以来、こども達が性別や年齢などに関係なく、自分自身の興味関心に基づいて、さまざまな仕事やサービスを体験できる環境を提供してきました。これからも、こども達が自分の夢や可能性にチャレンジし、進路や職業について主体的に考え選択するきっかけとなるような取り組みを続けていきます。
■KCJ GROUP/キッザニア ジャパン について
KCJ GROUPは、3歳から15歳までのこども達の職業・社会体験施設「キッザニア東京(2006年10月開業)」「キッザニア甲子園(2009年3月開業)」「キッザニア福岡(2022年7月開業)」の企画・運営をしています。「キッザニア」は、実社会の約2/3サイズの街並みに、実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、さまざまな仕事やサービスを体験できます。キッザニアのコンセプトは、「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』。こども達が好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。
https://www.kidzania.jp/






















