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【いわきFC】2024シーズンの温室効果ガス(GHG)排出量を算定

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いわきFC





このたび、株式会社いわきスポーツクラブ(以下、いわきSC)は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、2024シーズン(2024年1月~12月)のクラブ活動に伴い排出された温室効果ガス(GHG)排出量について、株式会社Zeveroの協力のもと算定いたしましたので、お知らせいたします。

「スポーツを通じて社会価値を創造する」というミッションのもと、いわきFCが活動を続ける豊かな自然環境とホームタウンを守るため、まずは自らの活動による環境負荷を可視化し、今後の削減に向けた一歩を具体的に踏み出します。

株式会社Zeveroとの取り組みについてはこちら

◼︎算定の対象



Scope 1(直接排出):
いわきSCが所有・管理する設備(社内設備、社用車)からの燃料燃焼に伴う直接排出。
※Scope1には、施設の空調及び冷蔵冷凍設備に充填されている冷媒の漏洩排出も含みます)

Scope 2(間接排出):
他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出。
※マーケット基準で算定

Scope 3(その他の間接排出):
クラブ活動の上流(購入した製品・サービス、資本財、出張、通勤、廃棄物など)および下流(販売した製品の廃棄)における間接排出。

◼︎2024シーズン GHG排出量 算定結果



合計排出量: 2,241 tCO2e

各スコープの内訳
・Scope 1(直接排出):136 tCO2e (約6%) (社用車の燃料、社内設備でのLPガス利用など)
・Scope 2(間接排出): 0.3 tCO2e (約0.01%) (購入・使用した電気)
・Scope 3(その他の間接排出): 2,105 tCO2e (約94%) (グッズなどの製品仕入れ、チームの出張、廃棄物処理など)

◼︎算定結果の分析と特徴
Scope 3が全体の9割以上: 排出の大部分(約94%)はサプライチェーンに関連するものです。特に「購入した製品・サービス」が 1,712 tCO2e と突出しており、その中でも販売用グッズの仕入(785 tCO2e)や、トップチーム運営費 ※特に食事など(231 tCO2e)が大きな割合を占めています 。




再生可能エネルギーの効果: ロケーション基準(日本国内の平均的な電力構成による排出係数を使用する場合)では 221 tCO2e となる排出量が、マーケット基準(電力購入先の固有の排出係数を使用する場合、再エネ導入等を考慮)では 0.3 tCO2e まで抑制されました。これは、いわきFCパークにおけるクリーンエネルギー活用の成果が表れています。

◼︎本報告における算定の範囲と留意事項
・算定手法について:
Scope 3(カテゴリー1)の算定においては、環境省が定める「排出原単位データベース」を用いた「金額ベース」での推計を行っています。そのため、特にグッズ製造や選手の食事等において、個々の商品の原材料や具体的な製造工程までは現時点では考慮されておりません。
より精緻な排出量を把握するためには、さらなるデータ収集や詳細な分析が必要となります。今後は、サプライヤー様との連携を含め、より実態に近い数値を把握したうえで、排出量の削減に向けた方針・戦略を検討してまいります。

・移動に伴う排出の範囲:
本レポートおけるScope1,2,3の算定範囲には、選手・スタッフの出張や通勤に伴う排出は含まれますが、試合時におけるファン・サポーターの皆様の移動に伴う排出は含まれておりません(GHGプロトコルでは「任意」の扱い)。
しかしながら、欧州等のサッカークラブの事例からファン・サポーターの移動に伴う排出の影響は大きいため、昨年末に移動に関するアンケート調査を実施し、2025シーズンのホームゲームにおけるファン・サポーターの移動に伴う排出を以下のとおり算定いたしました。




2025シーズンのホームゲーム来場経験のあるユーザー5,886名を対象にスタジアムまでの移動手段と距離に関するWEBアンケートを実施(有効回答数675件)


・一人一試合あたりの排出量: 約9.82 kgCO2e
※出発地からスタジアムの往復移動

・年間排出量(推計): 約816 tCO2e
※一人一試合あたりの排出量に当該シーズンの平均入場者数(4,372人)とホームゲーム数(19試合)を掛けて算出




排出の約93%が自家用車による移動に起因しており、特に「自宅からスタジアムまでの直行」が全体の約75%を占めています。
年間の推計排出量(約816 tCO2e)は、クラブ自らの排出(Scope 1・2合計 136 tCO2e)の約6倍に相当します。GHGプロトコルでは任意算定の項目ですが、興行を主催するクラブとして無視できない数字であると捉えています。
今後、よりクリーンなホームゲーム運営を行っていくためには、公共交通機関の利用促進など、ファンの皆様との共創が不可欠であると言えます。

◼︎ 排出量の削減に向けて
いわきFCは、今回の算定結果を基準(ベースライン)として、2030年までにScope1排出量を20%削減し、Scope2排出量ゼロ(マーケット基準)を目指します。
再生可能エネルギーの導入・活用を進めるとともに、ホームゲーム開催時のスタジアム使用電力についても、将来的に適切に管理し、排出削減を推進します。

<注記>
・基準年は2024年(2024年1月1日~12月31日)、対象は株式会社いわきスポーツクラブ単体
・Scope2はマーケット基準で算定し、2030年までに排出量ゼロを目指す
・ホームゲーム開催時のスタジアム使用電力は、2024年時点ではScope3カテゴリ1に暫定計上だが、今後、使用量データ取得後はScope2へ見直す方針とする
・見直しを行う場合は、必要に応じて基準年排出量および進捗値を再整理する
・カーボンクレジットを活用する場合は、排出削減実績とは区分して開示する
以上の削減目標の達成に向け、いわきFCでは今後、環境分野を含むサステナビリティへの取り組みに関する包括的な方針・戦略を策定し、「Sport Positive Leagues(SPL)」の指標も視野に入れながら具体的なアクションに繋げてまいります。
クラブが掲げる「スポーツを通じて社会価値を創造する」というミッションを果たすべく、持続可能な社会の実現に貢献していきます。


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